アジト攻略八十六
創「この中には俺とクロムウェルの二人で入る。だから草薙とアンはここで待っといてくれ。」
草「主様!草薙も一緒にいくよ!」
創「それはダメだ。まず相手は戦闘員でもないし今の俺は封印もないから草薙はここで大人しく待っといてくれ。」
草「でも、でも!」
草薙剣はどうしても創についていきたいようだった。
しかし、
創「ダメだ。草薙はここで待っていろ。これは命令だ。」
創がそう言うと草薙剣は納得していないようだったがうなずいた。
創「草薙ごめんな、お前の気持ちだけ受け取っていくよ。それとアン、もしかしたら草薙が中に入ろうとするかもしれないから見張っといてくれないか?」
ア「それはいいけど、どうして草薙を連れて行ってあげないの?草薙は私と違って強いし創くんの相棒みたいな感じなのに。」
創「それは話せない。だがこれは草薙のためなんだ。だからお願いできるか?」
ア「話せないならしょうがないね!わかった、草薙のことちゃんと見てるね!」
創「ありがとうアン。それじゃあいくね。」
そう言って創とクロムウェルは扉を開けて中に入った。
そして創は音が漏れないように音遮断の結界を張った。
十階は他の階層より一回り小さく両脇には本棚が並んでおり、その中には隙間なく本と資料がまとめてられているであろうファイルが並んでいた。
そして扉の正面には仕事机があり、そこには小太りの中年、ゼークト・ジャンポルンが座っていた。
創がゼークト・ジャンポルンの方を見てみると彼は顔を真っ青にして震えていた。
創(こいつもしかして俺に気づいてびびってるのか?それとも単純に今の状況にびびってるのかわかんねぇな)
創はそう思ってゼークト・ジャンポルンに言った。
創「よう、さしぶりだなゼークト・ジャンポルン。二十年ぶりくらいか?」
ゼ「わ、私は貴様など知らんぞ!!」
創「そうか、お前は俺のこと気付いていないんだな?ならしょうがない。」
そう言って創は空間に裂け目を作りそこからマスクのようなものを取り出した。
そのマスクのようなものはペストマスクに似たもので左目には足が三本あるカラスの装飾があるもので隠されていた。
それを見たゼークト・ジャンポルンはさっきよりも顔を青ざめ、さっきよりも慌てふためき出した。
そして創が一歩ゼークト・ジャンポルンに近づいた瞬間、創から逃げようとして窓に向かって走り出したが
創「お前は逃がさない。」
そう言って創はゼークト・ジャンポルンを一瞬で捕まえた。
創の顔を見るとさっき出したペストマスクのようなものをつけていた。
そして創は捕まえたゼークト・ジャンポルンを本棚に叩きつけた。
創「今から尋問を始める。」




