アジト攻略八十二
創「スースー」
創はものすごく気持ちよさそうに寝ている。
草「もう.......心配させないでよ主様...........。」
草薙剣は創に何もないことがわかると安心した。
ア「それよりどうする草薙?創くんを十階まで運んであげた方がいいのかな?」
草「そうだね、ここまで運んでもらったお札として運んであげよ。それでアンさんも主様を運ぶの手伝ってくれる?」
ア「もちろんいいよ!それじゃあ私は左側から持つね。」
草「じゃあ草薙は右側だね。」
そうやって二人は左右に分かれて創とそれぞれ肩を組み、息を合わせてやさしく持ち上げた。
そして十階を目指して進み出した。
ア「創くんって思ったよりも軽いんだね。」
草「まあ、主様は体重が軽くするために重さを司る権能を常に働かせているからね。そうしないと義手と義足が重すぎて動けないからね。」
ア「創くんって義足なんだ。義手であることはわかっていたけどまさか義足であるとは知らなかったな。」
草「主様は効率重視だからね。義手義足を好んで使うんだ。」
ア「どうして義手義足の方がいいの?普通は自分の体の方がいいと思うけど。」
草「それはね、主様の義手義足は神聖武器だからだよ。」
神聖武器とは聖剣や聖槍などの総称である。
ア「創くんって神聖武器たくさん持ちすぎじゃない?」
草「それはね主様はよく神聖武器を探しに世界中を飛び回っているからだよ!」
ア「創くんはどうしてそこまでして神聖武器を集めてるの?」
草「それは『混沌に誘いし者たち』に使われないようにするためだよ!」
ア「それじゃあ草薙以外にもたくさんの神格を持った神聖武器がいるってこと?」
草「そうだね、草薙以外にもたくさんいるけど殆どが宝物庫で眠っているんだ。」
ア「それはどうしてなの?」
草「主様が言うには“まだ然るべきときじゃない”って言ってたけどたぶんめんどくさいだけだと思う。」
ア「創くんならあり得そうだね。」
そうやって二人の会話が弾んでいるうちに無限ループにはまっていたところまできた。
そして二人がそこを通り過ぎたときに
『プシュー』
と音が聞こえた。
その音は創の方から聞こえてきていた。
そして創の方を見てみると創の体から蒸気のようなものがでてきた。
ア「これいったいどうこと!?えっ、えっ、今からいったい何が起こるの!?」
アンはいったい今から何が起こるのか分からずに戸惑っていた。
草「これってもしかして!」
草薙剣が何かを思い出したと同時に創は蒸気に包まれてしまったのだった。




