表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第一章 アジト攻略編
9/834

第9話 アジト攻略二

今回いつもより長めです。

 創は混沌に誘いし者たちクイン・インバイト・ブリカッツの基地を目指して警備している構成員に見つからないように進んでいた。


「さっきの構成員からの情報の中でも、この実験施設がきな臭いな。」 


 創は生を冒涜する行為や残虐な実験などがとても嫌いだ。


 もし、それが関係のないものが巻き込まれている場合彼は怒り狂って手がつけられなくなる。


 彼がどうしてそこまで怒るのかは不明だ。


 知っているとしたら第一婦人のアイナくらいだ。


 創はさっき殺した敵から聞いた道を進んでいき、敵のメインの建物にたどり着いた。彼はここまでに来る途中少し気がかりなことがあった。


 それは昔誰かがここに住んでいたと思われる痕跡があったからだ。


 その痕跡からするにあのテロリスト集団のものではないことがわかった。


 しかし、今はどの家ももぬけの殻だ。


(ますますきな臭くなってきたな)


 創がそう思ったとき頭に何かが流れてきた。


「何だこれは..........?嘘だろ.......…どうして........…もうやめてくれ.........…お願いだ.........…その者達は全く関係ない..........だからもうやめてくれ...........。」


 彼はまるで悪夢を見せられているようにその場でもがき苦しんだ。


 そして、創はいきなりもがき苦しむのが止まり、ゆっくりと立ち上がった。


 だが、そこに立っていたのは創の体をした別人・・のように感じられた。


 敵の基地に足を踏み込んだとき、

 

『ウウウウゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!』


 敵の基地のサイレンがこの洞窟内に響き渡った。


「ハハハ!!!!良いねぇ〜!!!!サイレンの音!!!!これで敵さんは警戒態勢に入ったんだろうなぁ〜?だが残念だ!!!お前らがどれだけ警戒態勢を強めても俺の侵入を防ぐことはできない!!!!絶望に染まる顔が早く見たいぜぇぇえええ!!!!!!」


 創は狂気的な笑みを浮かべながらそのまま進んでいった。


「隊長!戦闘の準備ができました!」


 敵の基地一階、テロリストたちは創を迎え撃つために準備をしていた。


「隊長、敵の戦力はどれくらいなのですか!」


 下っ端の一人が聞いた。


「敵の戦力は一人だ。」


 隊長であるベガがいった。


「一人ですか?ならこんな緊急態勢を取らなくてもいいんじゃないんですか。」


 下っ端の一人がそういうと、


「上からの命令だ。絶対に気を抜くな。ただの予想だが相当な力を持った奴に違いない。」


 ベガはそういって臨戦態勢をとった。


 それをみた下っ端構成員たちも臨戦態勢をとった。


「敵が侵入まで、3、2、1…!?!?!?」


 ベガは自分の目を疑った。  


 いや、疑わずにはいられなかった。  


 なぜなら、さっきまで一緒にいた部下たちの頭がなくなっていたからである。


 その切れた首の切り口から出る血がまるで彼岸花のようだった。


「八武神流 十八式 彼岸花ーーー」 


 ベガはその声が聞こえた瞬間あまりの恐怖に腰を抜かした。


「お前は一体何者だ!」


 ベガの声はさっきまであった威勢のいい声ではなく、まるで何者かに怯えている子供のようであった。


「さぁぁぁぁぁああああああああ〜〜〜〜〜ててててて!!!!!!!!誰でしょうぉぉぉぉぉぉぉおおおおかかかかかか??????君に分かるかなぁ〜〜〜〜??????もし、俺の正体が分かったら特別に命は救ってあげましょう!!!」


 ベガはどこから聞こえてくるかわからない声に怯えていると


「あっれれれ〜〜〜〜??????ベガくんは答えないのかなぁ〜〜〜〜??????答えないのなら仕方ないよね。君はさようならだ。」


 その声を聞くと同時にベガはいった。


「答える!!答えるから待って!!!!」


「もう、ベガくん?そんなに怖がらなくても大丈夫だよ〜〜〜俺はすご〜〜〜く優しい神様だからねぇ〜〜〜〜〜?????」


 そうして、ベガは少し考えた後に


ベ「お前の正体はリーーーー」


 ベガが何か言おうとした時には、彼の首は地面に落ちており、創のもとへ転がっていった。


 そして、ベガは首が切り落とされたのに生きていることに気付いた。


ベ「どうして俺は首を切り落とされているのに生きているんだ...........?」


創「俺がわざと生かしてあげているんだよ〜〜〜〜????感謝してね????」


 創はそう言ってベガの首を持ち上げた。


「今から俺はいっ〜〜〜〜〜たい!!!!!!!!何をするでしょーーーーーーーーうか!?!?!?!?!?!?」


 創は狂気的な笑みを浮かべながら言った。


ベ「い、嫌だ!誰か助けてくれ!」


 ベガはもう泣き叫ぶことしか出来なかった。


「うるさい子はお仕置きです!」


 創はそう言ってベガの目に指を刺し潰した。


「ぐりぐりぐり〜〜〜〜あーーーー痛い痛い!!!!!」


「あああああああああぁぁぁああああぁぁぁあああああああぁぁぁあああああぁぁあぁぁーーーー!!!!!!!!!!!!」


 ベガはあまりの痛みに叫んだ。


「もう、うるさいなぁ!!!!君うるさいし、面白くないから殺すね!!!!!」


 創はそう言ってベガの頭を持っている手の力を少しずつ強めていった。


「あっ、あっ、あっ、ああああああぁぁぁぁーーーーー!!!」


 ベガは自分の死が近づいていくのを感じた。


 ベガはその恐怖に耐えられなく最後まで泣き叫んだ。


『グチャ』


 ベガの頭は創に潰された。


「あーあ、ちょっと力を入れただけで死んじゃたよ..........本当に弱いなぁぁああ〜〜〜〜。」


 創はそう言って二階に繋がる階段までいき、そして階段をのぼった。


 それと同時にさっきまであった死体の山が謎の影に全て飲み込まれた。




気に入ってくれたらブックマークと星をつけてくれると嬉しいです。よかったら友達たちにも布教しといてください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ