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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第一章 アジト攻略編
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第5話 混沌に誘いし者たちと深淵の樹海

創の仕事がここ半年忙しい理由は創造神アヴァロンが治めている国、『神国アヴァロン』に現れるテロリスト集団が活発化しているからである。


そのテロリスト集団の名前は


   『混沌に誘いし者たちクイン・インバイト・プリカッツ


彼らの目的は秩序の完全破壊と世界の再構築である。


ここでこの世界の状況を解説していこう。


今、創がいる世界は、神々とそれに近い力を持つ妖精、そして神の使いである天使が住んでいる『神界』と呼ばれている場所で、創の治めている国『神国アヴァロン』はこの神界の約七割統治している。


ちなみに神界に天使や妖精は住んではいるが、神界に住む者はだいたいが神である。


そして神国アヴァロンは一つの国ではなく、沢山の国からなっている連邦国家である。


そのため、神国アヴァロンには多種多様な国が有り、そしてそこには色々な神達が住んでいる。


そして、神国アヴァロンはその名の通り、創造神アヴァロンが国のトップである。


神界のうち、残りの三割が反アヴァロン戦力の国家である。


創のいる神界の代表的な国はツイーテ・フェミラミス帝国という真の男女平等を掲げた国である。


そして、神国アヴァロンと反アヴァロン戦力の国家は停戦条約を結んでいる。  


そして、この二つの戦力から危険視されている集団が『混沌に誘いし者たち』である。


このテロリスト集団は最近活発化してきたことにより神国アヴァロンの防衛省でも手が回らなくなり、神国アヴァロンの王であり神国屈指の強さを誇る創が直々に今回の任務である『混沌に誘いし者たちの幹部に繋がる情報の収集と基地の破壊』に参加している。


「まさか、ここに来ることになるとはな...........」


そして創は進行方向にあった森へとやって来た。


この森の木々は白く、灰のようで、葉は真っ黒である。


そしてこの森に生えている木は様々な種類があり、複雑怪奇な見た目のものからただただ大きいだけの木などが不規則に並んで生えている。


この森の上空は黒い雲で覆われており、森に黒い霧が立ち込んでるのと相まって全体的に暗い。


この森は神国アヴァロンの外れにある入った者は二度と帰ってこれないと言われている『深淵の樹海』である。


深淵の樹海は神国アヴァロンでトップレベルの危険地域で一般の国民達は立ち入り禁止区画になっている。


しかし、深淵の樹海はかつては違う名で呼ばれており、妖精や自然に関連あるものを司っている神が住んでおり、とても自然豊かで綺麗な場所であったらしい。


だがある時、この森はこの世界そのものである『オリジン』により生み出された負の遺産である『深淵』がこの森に発生し、森は一瞬で深淵に飲み込まれ、侵食されてしまった。


深淵によって侵食された地域は特殊なウイルスのようなものが蔓延しており、深淵への耐性がある者には影響はないが、耐性がない者は体が深淵により侵食されていく。


そして、体が少しずつ黒くなっていき、最後には全身が真っ黒になり、粉々に砕け散る。


これはどれだけ強い神であっても、深淵の耐性がなければ全員が等しく侵食される。


深淵への耐性がある者はとても珍しく、神国アヴァロンに耐性があるのは人口の約00.1%以下と言われている。


ちなみに創は深淵への耐性が有り、深淵によって侵食された場所に入ってもなんの影響も受けない。


だが、最近では創が深淵への侵食を拒む装備を作ったため、着実に深淵の樹海の調査は進んでいる。


そして、この森に住んでいた神や妖精たちは深遠への耐性があるわけがなく、皆が深淵の侵食に巻き込まれ、その殆どが死亡してしまった。


今では深淵によって生み出された怪物『深淵の使者』で溢れ返っており、神国アヴァロンの軍ですらなるべく近づこうとしないくらい危険な場所へと変貌してしまった。


深淵の使者の戦闘能力は非常に高く、神国アヴァロンのエリート兵で組まれた分隊を一体で壊滅させることができる。


そのため、深淵の使者に出会った場合は戦うよりも逃げることを考えなければならない。


「ここほど基地をつくるのに適した場所はないよな。深淵の樹海はまず軍もなかなか来ないし、深淵の使者とか言う化け物がいるしな。それより、敵の基地へと繋がる入り口を見つけるところから始めますか」


そうして創は深淵の樹海の中に入っていったのだった。

文の最初に空白を入れるという作業をしているのですが、余りにも話数が多いため、全然作業が進んでいません。読みにくいという方達は本当に申し訳ない。気長に待っていてください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] Twitterから参りました。冒頭の草原の墓、それだけで物語が一つ作れそうですね。そしてその近くで死にゆく男。皮肉な傍観者。世界がどう作り替えられていくのか、いい予感はしませんが興味を引か…
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