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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(創視点)八

そうして、創は寝転がりながら休んでいる時、アイナに通信を入れた。


創「もしもし?アイナ?」


アイ『ん?どうしたの創くん?』


創「アイナの可愛い声が聞きたくなった」


アイ『もう〜!そんなこと言われたら照れちゃうよ〜!』


そうして、創とアイナが通信機越しにいつものイチャイチャを披露していると


リ「ん〜〜!私にも構ってください〜!」


リヴァイアサンが不満気な声でそう言いながら、寝転がっている創に抱きついて頭をすりすり擦り付けた。


創「はいはい、いい子いい子〜」


創は自分に抱きついているリヴァイアサンの頭を優しく撫でてあげた。


リ「んん〜///もっと撫でて下さい...........」


リヴァイアサンは気持ち良さそうに笑顔を浮かべながら甘えるように言った。


そして、リヴァイアサンは創の頬に自分の頬をすりすり擦りつけ出した。


アイ『んんん〜〜!!!リヴァイアサンだけずるい!!アイナも創くんに甘えたい!!』


通信機越しにリヴァイアサンが創に甘えまくっているのが我慢できなくなり、文句を垂れ出した。


アイナが文句を垂れ出した瞬間、リヴァイアサンはアイナを煽るように更に創に甘えた。


アイ『アイナも創くんに甘えたい!甘えたい!甘えたい!甘えたい!!』


遂にアイナは創に甘えたいとしか言わなくなった。


創「まあまあ、家に帰ったらいっぱい甘えて良いから、今は我慢してな?」


創はアイナを宥めるように言った。


アイ『本当に?いっぱい甘えて良いの?約束だからね!?絶対だからね!?』


アイナは鼻息を荒げながら、興奮気味で早口で言った。


創「ああ、約束だ。それとリヴァイアサンはいい加減、俺から離れてくれ。アイナが流石に可哀想だろ?」


創はそう言いながら力強く体にへばりついているリヴァイアサンを無理矢理引き離した。


リ「んん〜!!もう少しだけお願いします!!もう少しだけ!!」


リヴァイアサンはまだまだ創に甘えたいらしく、再び創に抱き着こうと近づいてきた。


しかし、創は抱き着こうとするリヴァイアサンの顔を押さえて無理矢理自分から距離を離した。


創「それで、アイナ?俺たちがさっきまで戦っていたクソモグラ野郎の情報を他の部隊にも流してくれるか?」


アイ『それなら、他の部隊にも情報を流してって創くんがお願いしそうだったから、もう既に他の部隊に情報を共有しておいたよ』


どうやら、アイナは創の行動を先読みして、先に他の部隊にモグラのような化け物の情報を共有していたようだ。


流石は最優秀のオペレーターである。


創「流石はアイナだな。俺がお願いする前にやっておいてくれるのは本当に助かっているよ」


アイ『まあね。アイナは創くんのことなら何でも分かるから!』


アイナは少し誇らし気に息を荒げながら言った。


創「ああ、リヴァイアサンは一々アイナに対抗しようとしなくて良いから」


創はアイナに対抗して、何かしようとしていたリヴァイアサンを止めるように言った。


創がリヴァイアサンのことを止めると、リヴァイアサンは不機嫌そうにそっぽを向いた。


創「それで、他の部隊のところにはギルタブルルとトマホーク以外の化け物はでていないか?」


創はモグラのような化け物以外にも新たな化け物の種類が出ていないか質問した。


アイ『うーん、今のところは創くんが戦ったモグラの化け物以外の新種の化け物の情報は回ってきてないよ?だけど、魔導師団の方はすぐに情報の共有が出来ているから大丈夫だけど、第七歩兵師団との共有はなかなか出来てないから、第七歩兵師団の方に新種の化け物が出てる可能性はあるかも』


どうやら、アイナたちオペレーターたちは魔法師団との情報はスムーズに出来ているが、第七歩兵師団との情報の共有が上手く出来ていないようだ。


そのため、第七歩兵師団側の情報があまりない状況であった。


創「一応、レーダーは第七歩兵師団側まで届いているんだろ?敵の掃討は上手く出来ているのか?」


アイ『そっちは問題なさそうだよ。被害は出ているようだけど上手く化け物たちの軍勢を捌き切っているよ』


創「流石はアルトラが率いる師団と言ったところか。こっちからは増援を出す必要はなさそうだな」


アイ『それで、創くんたちは時間になるまで、そこで待機する予定なの?』


創「ああ、まだブラックホールは健在のようだし、わざわざこちらから敵に突っ込む必要もないだろう?」


アイ『確かにそうだね。それじゃあ、何か問題が起きたら連絡を入れるね?』


創「ああ、よろしく頼む」


そうして、創たちはモグラのような化け物が襲ってきた時のように再び何か起こるかもしれないと臨戦態勢をとっていたのだが、結局は悪夢と鷹の目の部隊と交代するまでの間の時間、何も起こることはなかった。


そして、創たちは無事に後任の二部隊に状況の説明をすると前線キャンプに移動したのだった。









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