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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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ワカティナ防衛作戦(ナターシャ視点)二

そうして、ナターシャたちは沢山の電子機器が並べられているテントの中で、アルベルトたち第十七汎用騎士部隊からの要請を待っていると、


ル『ナターシャちゃん?アルくんたちから後方支援砲撃の要請があったわ』


ルルーマさんがアルベルトたちから後方支援砲撃の要請があったことを伝えた。


ちなみに、ルルーマさんはアルベルトのことをアルくんと呼んでいる。


ナ「分かった!第十七汎用騎士部隊に今すぐ後方支援砲撃を行うって通達しておいて!」


ナターシャはルルーマさんに元気よく伝えた。


ル『ええ、分かったわ』


ルルーマさんは張り切っているナターシャを微笑ましく思いながら、第十七汎用騎士部隊のオペレーターであるミヤに報告を行った。


ナ「ルルーマさん?敵軍の今のハイチの情報を送ってくれる?」


ナターシャはルルーマさんに敵軍の情報を送るようにお願いした。


ル『ええ、分かったわ。今すぐ情報を送るわね』


ルルーマさんはそう言うと、ナターシャが手に持っているタブレット端末に化け物たちの軍勢の配置がリアルタイムで動いている地図が送られてきた。


ナ「まずはトマホークの数が密集している場所から攻めよっか」


ナターシャはそう言うと、タブレット端末にタッチペンを使って、特にトマホークが密集している地点を囲った。


ナ「それで、まずは三連ロケット砲10門で攻撃を仕掛けようと思うけど、三連ロケット砲10門の準備は出来てる?」


ナターシャがそう聞くと、


男「三連ロケット砲10門の準備は既に終わらせましたっ!!いつでも発射可能ですっ!!」


パソコンのような電子機器を操作していた緑髪の男性が返事をした。


彼の名前はダンと言い、主にミサイルなどの兵器の開発を行っている研究者兼兵士だ。


そのことから、ダンはミサイル兵器などの運用をナターシャから任せられている。


ダンはナターシャから指定された場所に三連ロケット砲の目標指定が既に終わっていた。


ナ「OKー!それじゃあ、三連ロケット砲10門に装填されている全てのミサイルを発射っ!!」


ダ「了解っ!全弾発射っ!!」


ナターシャがそう掛け声をかけると、ダンがパソコンのような電子機器についているキーボードで発射コードを打ち込んだ。


そうすると、外から一斉に目標目掛けて飛んでいくミサイルの発射音が鳴り響いた。


ダ「三連ロケット砲10門全弾発射を確認っ!!全弾目標地点に向けて問題なく飛行中ですっ!!」


ダンは次々と情報をナターシャに伝えていく。


ダ「全弾トマホークの射程圏内に侵入っ!!今のところ全弾撃墜が確認されていませんっ!!」


ナ「まずは第一関門突破って、ところだね。このまま撃墜されなかったら良いんだけど........」


ナターシャがそう呟いた次の瞬間、


ダ「ミサイル30弾のうち5弾がトマホークの迎撃により撃墜を確認っ!!残りの25弾もトマホークからの迎撃にあっていますっ!!」


ダンから三連ロケット砲10門から放たれた30弾のミサイルのうち5弾がトマホークのレーザーによって撃ち落とされたことが報告された。


そして、無事に残った25弾もトマホークからの迎撃にあっているということも。


ナ「残りの25弾のミサイルに備えられている防御術式を今すぐ起動して!!」


ダ「了解っ!防御術式起動っ!!」


ダンはナターシャから指示を受けるとすぐにキーボードで防御術式を起動させるコードを打ち込んだ。


ダ「全弾無事に防御術式の起動を確認っ!!何とかトマホークのレーザーを受けきれていますっ!!」


ナ「これで、トマホークたちのレーザーで迎撃される心配はないかな..........?」


ナターシャはミサイルに刻まれていた防御術式がちゃんと機能していることに安心した。


そして、ナターシャがミサイルの着弾報告を待っていると、ナターシャが手に持っているタブレット端末の地図に描かれていた円の中にいた敵性反応の消失が確認できた。


ダ「隊長っ!!残りの25弾の全てのミサイルが目標地点に無事に着弾しましたっ!!」


それと同時にダンから残りのミサイル25弾全てが目標地点に着弾したと報告があった。


ナ「こっちでも確認できたよっ!目標地点にいたトマホークやギルタブルルたちの反応の消失も確認できたから、無事にミサイルでの攻撃が成功したよっ!!」


ナターシャが嬉しそうに第二十防衛特化部隊のメンバーたちに報告すると、彼らは嬉しそうに雄叫びをあげながら喜んだ。


そして、ナターシャたちが迎撃に成功したことを喜んでいると、


ル『みんな〜喜ぶのはまだ早いわよ?まだまだ敵の軍勢はワカティナに向けて侵攻している最中だしね?』


ルルーマさんが喜ぶナターシャたちに浮かれるのは早いと注意喚起をした。


ナ「確かに喜ぶのにはまだ早いね........みんな!気を引き締めて頑張って行こう!!」


みんな「「おおおおおおーーーーーー!!!!!!!!」」


そうして、ナターシャたち第二十防衛特化部隊はその大量にある兵器を用いて、化け物たちの軍勢に大量の損害を与えたのだった。









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