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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦
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食事の準備

創たちは作戦会議を終えた後、キャンプ地に散らばっている王直属部隊のメンバーを集めた。


創「えーっ皆さん、今から俺が言うことが分かりますか?」


創がそう言うと、王直属部隊のメンバーたち全員、首を横に振った。


創「皆さん分からないんですか?それでは、代表して優真さんに何か当てて貰いましょうか」


優「いや、何でそうなる?こっちは分からないんだぞ?」


みんな(それな)


創「はい、他の皆さん、優真さんに便乗しません。先生は貴方たちが考えていることは分かりますからね?」


創がそう言いながら、明らかに目が死んでいる笑顔を浮かべた。


王直属部隊のメンバーたちはその笑顔から放たれる威圧が凄かったため、自然と創から視線を外した。


創「はい、優真さん?早く答えてくれますか?皆さん待ちくたびれていますよ?」


優「いやいや、なにだ?この茶番は?何だか今回の任務の親父、テンションが異様に高い気がするんだが?」


優真は創から振られる謎の茶番に冷静にツッコミを入れた。


優真がツッコミを入れた瞬間、創は大きなため息をついた。


創「はぁ.......優真くんさぁ〜〜こう言うノリには普通乗るものだよ?こんなことも出来ないから、君はいつまで経っても童貞なんだよ?」


優「いやいや、あんなノリ、パワハラ上司ぐらいしかしないんだが?普通、あんな無茶なノリは乗れるわけないんだろ?それに自分の親から童貞であることを指摘されるのは流石にキツいからやめてくれ」


優真は自分の父から童貞であることを指摘されて相当ダメージを食らっているようであった。


そして、周りからの同情の目で優真の心はさらにダメージを受けたのだった。


そのため、優真は今にも泣きそうな顔をしながら下を向いて、塞ぎ込んでしまった。


隣にいた黄泉は優真があまりにも可哀想であったため、慰め出した。


創があまりにも優真に酷いことをしたため、黄泉が優真を慰めている間、創は草薙剣やリヴァイアサンさんたちからめちゃくちゃ怒られた。


そして、優真が黄泉に慰められて何とか立ち直った後、


創「まあ、茶番はここまでにしておいて、俺はすごく腹が減った。なので、今から夕食の準備を行うぞ!!」


創が大きな声でそう叫びながら手を大きく振り上げると、


みんな「おっしゃぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!」


王直属部隊のメンバーたちは雄叫びをあげながら、創に続くように手を大きく振り上げた。


創「というわけで物資補給所から余った夕食を全て貰いに行くぞぉぉぉおおおおおえおお!!!!!!!!!!俺に続けぇぇぇええええええ!!!!!!!!!」


創はそう叫びながら、第七歩兵師団の物資補給所に向かって走っていった。


みんな「おっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!!!!!!!総隊長に続けぇぇぇぇぇぇえええええええええ!!!!!!!!!!!」


他の王直属部隊のメンバーたち(男性陣)も創に続いて雄叫びをあげながら、第七歩兵師団の物資補給所に向かって走っていった。


ちなみに、ほとんどの男性陣が創に続いて第七歩兵師団の物資補給所に向かったが、黄泉だけは冷たい目で男性陣を見つめる女性陣たちと一緒にキャンプ地に残った。


黄「俺たちはあいつらが帰ってくる前に机と椅子を用意しておこうか」


黄泉が冷たい目で創たちを見つめる女性陣にそう言うと、彼女らは黄泉に言われた通り、机と椅子を用意し始めた。


黄泉も彼女たちに続いて、食事を取るための机と椅子の準備を始めたのだった。





◾️





黄泉たちは食事を取るための机と椅子を用意した後、何故か黄泉は女性陣のガールズトークに入っていた。


黄「何で俺はガールズトークをしているんだ...........」


黄泉は皆で楽しくガールズトークをしている最中、ふと我に帰って呟いた。


レ「あれじゃない?黄泉は女子力高いから、うまく話に混じれた感じ!」


我に帰って、頭を押さえながら、ため息を漏らす黄泉にレヴィアタンは自分の意見を述べた。


ミ「確かに、黄泉先輩って、凄く女子力が高いですよね。確か家ではお嫁さんの代わりに家事のほとんどをしているんでしたっけ?」


ミサが興味深そうな顔をしながら、黄泉に質問した。


黄「ああ、あいつは戦闘に関しては天才的なんだが、他が全然ダメでな.......俺がついていないと本当になにも出来ないんだ..........まあ、そこが愛らしくて可愛いんだけだな」


黄泉が少し恥ずかしそうに言うと、周りにいた女性陣は目を輝かせながら読みのことを見ていた。


やはり、どの年齢になっても他人の恋話というのは面白いと言うことなんだろう。


結婚をしているリヴァイアサンや草薙剣たち如月ファミリーズのみんなは黄泉に便乗しているかのように首を縦に振っていた。


ミ「ねえねえ!黄泉先輩!お嫁さんとの馴れ初めを教えてよ!」


ミサは黄泉と黄泉の妻との馴れ初めが聞きたくて、興奮しながらお願いした。


黄「いや、恥ずかしいから...........話したくないんだが...........」


黄泉はそう言いながら周りに集まる女性陣たちの顔を見てみると、彼女たちは興味津々な顔で黄泉のことを眺めている。


黄泉は馴れ初めを離さなければならない空気になっていたため、助けを求めようと如月ファミリーズの方を見たのだが、彼女たちも興味津々な顔で黄泉のことを見つめていた。


黄(ヤバい.......どうしたら回避できるんだ...........?)


黄泉がどうにかして馴れ初めを話すことを回避しようと頭をフル回転している時、タイミングよく創たちが帰還した。


そのお陰で黄泉は何とか馴れ初めを話さずに済んだのだが、女性陣たちの視線がとても痛かった。


そうして、黄泉は何とか馴れ初めを話さずに済んだのだった。









ちなみに、創は優真に結構酷いことを言っていましたが、創にとっては挨拶程度のノリで言ったものです。なので、シンや黄泉に言っても軽く流されていましたね。

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