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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第三章 オアシス国家『ワカティナ』防衛作戦

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またもや気絶するアラネクス

創とアストルム・バーラルクスは転移魔法でアヴァロン城の玄関に戻ってきた後、二階に繋がる階段を登った。


そして、創とバーラルクスは二階の廊下を歩いて行き、手前から四番目にある部屋の扉の前までやって来た。


四番目の部屋の中からは如月ファミリーズの楽しそうな声が部屋の外まで聞こえていた。


創は中から聞こえてくる声を聞いてシムラクルム・アラネクスは上手くみんなと馴染めたんだなと思いながら、部屋の扉を開けて中に入った。


扉を開けて部屋の中に入ると、如月ファミリーズがアラネクスの周りに群がり、色々な話をしながらハグをしたり、頬にキスしたり、体のあちこちを触りまくっていた。


アラネクスは少し恥ずかしそうにしていたが、満更でもない感じだった。


創はアラネクスたちがイチャイチャしているのを見て、


創「てぇてぇ〜〜」


創は癒されたのだった。


バーラルクスはアラネクスたちのイチャイチャを見て顔が緩み切っている顔があまりにも情けなくてため息がこぼれてしまった。


そして、創が緩み切った顔でアラネクスたちを眺めていると、あちらも創の存在に気づいたのか、創の近くに集まって来た。


創「どうやら、みんなに上手く馴染めたみたいだな、アラネクス?」


創はアラネクスがみんなと上手く馴染めたことを再認識した。


アラ「うん!みんな凄く良いひとだから、すぐに仲良くなれたよ!」


アラネクスはみんなと仲良くたれたのが嬉しいのか、少し興奮気味で創に言った。


そして、創がアラネクスと話し終わると、陽奈が創に話しかけた。


陽「ねえねえ!創兄!アラネクスちゃんってすごく可愛いね!」


陽奈は興奮しているのか、いつもよりも大きな声で早口で創に言った。


創「ああ、そうだな。アラネクスは陽奈と同じで凄く可愛いな」


創がそう言うと、アラネクスと陽奈は創に褒められて照れているのか、少し恥ずかしそうに下を向いていた。


そんな中、近くにいたノエルも早口で興奮気味に話し出した。


ノ「アラネクスって本当に可愛いね!私が男だったら、今すぐレ○プしてるところだったよ!!」


ノエルがそう言った瞬間、創は吹いてしまった。


創「お前な!もうちょっと表現に気を付けろよ!アラネクスは恥ずかしがり屋なんだぞ!」


創はそう言いながら、アラネクスの方を見てみると、頭を傾けて考えていた。


どうやら、アラネクスはノエルの言っている意味がわかっていないようであった。


アラ「ノエルは一体何を言ってるの?」


アラネクスはノエルが何を言っているのか分からず、頭を傾けながらノエルに質問した。


ノ「えっとね、簡単に言うと私が男だったらアラネクスとエッチしたいって言ったんだよ?私は今すぐアラネクスを襲いたい」


ノエルがそう言った途端、アラネクスの顔が紅潮し始めた。


そして、アラネクスは真っ赤にした顔を右に左に忙しく揺らしながらあわあわしていた。


アイ「ノエル!先にアラネクスとエッチするのはアイナだよ!」


アラネクスに支えられたアイナがノエルに対抗するように言った。


アイナの発言を聞いたアラネクスは更に顔を紅潮させて、あわあわし出した。


アン「二人とも何を言ってるの!!初めにするのは私だよ!!」


更に追い討ちをかけるようにアンもアラネクス強奪戦に参戦していた。


創「おい、お前ら。アラネクスが困ってるだろ。そこまでにしておけ」


アラネクスがあわあわしていると、創がアラネクスに助け舟を出した。


アラネクスは創と助け舟のおかげで何とか助かったと安心していると、


創「それにな、アラネクスと一番最初にエッチするのは俺だ。お前らには初めては渡さねぇからな!!」


創がそう言った途端、アラネクスは恥ずかしさの限界値を迎えたのか、目をぐるぐるにしながらその場に倒れてしまった。


そして、創が倒れたアラネクスを確認してみると、アラネクスは気絶しているようであった。


アラネクスが気絶した後、創とアイナとノエルとアンはバーラルクスからめちゃくちゃ怒られた。


特に創はアラネクスを気絶させたのは二回目であったため、他のメンバーよりも怒られた。


しかし、怒られている創の様子を見るからに、全く反省していないことが伺えた。


ちなみに、アイナとノエルとアンは本気で怒ったバーラルクスが思った以上に怖かったため、泣きながら反省の言葉を並べていた。


そして、アラネクスが目覚めた後、創たちはアラネクスに謝った。


アラネクスはとても優しいので、創たちのことをすぐに許した。


そして、みんなで仲良く昼食を取ったのだった。








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