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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第一章 アジト攻略編

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アジト攻略三十四

「八天一刀流 其の一 一閃。」


篠山は目にも止まらぬ速さで一閃を何度も繰り出した。


創は篠山のあまりの猛攻に防戦一方になっていた。


(なんとかしてこの状況でを打開しないと。このままだったら押し切られてしまう。)


創はなんとかして篠山の猛攻を凌ぎ攻撃を仕掛けた。


「八武神流 五式 百花繚乱!」


そう言って創は木刀を目にも止まらぬ速さで十回振った。


その瞬間、千を超える斬撃が篠山を襲った。


だが篠山は慌てず冷静に全ての斬撃をいとも簡単に回避した。


篠「まさか八武神流がここまでとは。それに使い手の創殿の実力も相まって恐ろしく強い。それと今の攻撃はさすがに拙者でも死んだと思ったぞ。」


創「それはこちらのセリフだ。なんだあの歩法と衝撃波は。あんなのどう避けろっていうんだ。それとお前の剣術それオリジナルだろ?」


篠「まさかそこまで見破られておるとは。さすが創殿。見破った褒美として拙者の秘技を一つ見せてやろう。」


そう言って篠山は木刀を構えた瞬間、篠山から物凄い殺気が放たれた。


そして篠山の殺気でこの部屋は一瞬で凍りついた。


(なんて殺気だ!こんな殺気今までに見たことないぞ!これはさすがにまずい。なんとか攻撃をかわさないと。)


創は警戒態勢をとって篠山をしっかりと観察した。


「八天一刀流 秘技 其の一 」


その瞬間、篠山は一瞬消えた。


そして創は篠山がどこに消えたのか探していると、創の目の前にいきなり現れた。


その速さはあの創でも反応が遅れるほどだ。


(まずい!)


「燕返し。」


その瞬間、物凄い速さの三つの斬撃が同時に創を襲った。


その速さは凄まじくあの創が反応に遅れるほどだ。


創(木刀は壊れるが受け流すしかない!)


創はその攻撃を木刀を犠牲にして受け流し、間一髪で避けることができた。


そして斬撃が飛んできた後を見るとそこにはとんでもない光景が広がっていた。


創「空間が裂けているだと?」


斬撃の切れ味があまりにもよかったためかさっきまで創がいた場所の空間が裂けていたのだ。


創(ただの木刀の斬撃で空間に亀裂が入るとか見たことないぞ。)


そしてその裂けた部分はとても強い引力が働いており空間の裂け目に引きずり込まれそうになる。


「クソ!なんで引力だ!このままだったら引きずり込まれる!」


創はどうやってその裂け目を消そうか悩んでいると


「まさか燕返しを避けられるとは今回は拙者の負けだな。」


篠山はそう言って指を鳴らすと裂けていた空間が塞がった。


「拙者もまだまだ実力不足であるな。次に会う時までにはもっと強くならんとな。それでは創殿、拙者は先に引かせてもらうぞ。」


そう言って篠山は木刀で空間を裂きその中に消えていった。

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