アジト攻略二十六
『ドゴォォォォォォオオオンンンンン!!!!!!』
創は化け物から繰り出された右ストレートをジャンプしてかわした。
ジャンプしてかわすことをわかっていたのか化け物は空中で身動きが取れないであろう創に向かって今度は左ストレートをかました。
「甘い!」
創は自分の足下に創造の権能で足場を作り出し、その足場を勢いよく蹴り化け物の左ストレートをかわした。
そして創は天井に飛び移った。
化け物はそこを狙って両手を思っきし振り、腕から引きちぎれた肉片を雨のように飛ばしてきた。
創はその肉片を魔法障壁で防いだ。
化け物はそれを狙っていたのか創が展開した魔法障壁に向かってかかと落としをした。
(クソ。これを狙っていたのか。)
創の展開した魔法障壁はいとも簡単に破られ、創は刀でかかと落としを受け流した。
しかしあまりの威力に受け流しきることが出来ず、創は空中に飛ばされた。
化け物はその隙をすかさず狙って攻撃を仕掛けてきた。
(この状態じゃ攻撃を受け流すことも避けることもできない!仕方ない。あれを使うしかないか。)
創はそう思って叫んだ。
「こい!災厄から勇者を守る神々の盾」
創がそう叫んだ瞬間、創の前の空間が裂け、光り輝く何かが出てきて創を守った。
化け物はその光り輝く何かに攻撃を防がれた。
「カウンター起動!」
そう言った瞬間、化け物は後方にはじき飛ばされた。
化け物がはじき飛ばされた後、創が出現させた光り輝く何かは空間の裂け目に消えていった。
そして創は再び走り出した。
はじき飛ばされた化け物はなんとか受け身をとって再び創に向かって高速で飛んでいった。
なんとあっという間に化け物は創にお追いついた。
そして化け物は再び創に攻撃を開始した。
(さてどうしたものか。)
創は攻撃を避けながら化け物の情報を集めようと思った。
(まずはこいつの皮膚の硬さを確かめないとな。)
創はそう思い創造の権能で槍を作り出しそれを超高速で射出した。
その槍は化け物の体を貫通した。
(よし。これならまだ策はある。)
創は創造の権能でたくさんの槍を作り出し、その槍たちに魔法で灼熱の炎を纏わせた。
「これでも食らっていろ!」
創がそう言いと同時に槍たちは一斉に化け物目掛けて射出された。
その槍を化け物が剣を防いだ時のように翼を前に出した。
しかし燃え上がる槍は翼を難なく貫通した。
そして化け物の身体中に燃え上がる槍たちが刺さり、化け物は火ダルマになった。
そして化け物は傷を治そうとするが治った瞬間その場所にまた炎が広がり肉が焼かれた。
創は化け物の圧倒的な再生力を逆手に取り半永久的に身体が炎で焼かれる仕組みを作ったのだ。
「お前はそこで大人しくしとけ。」
創はそう言って転送装置に向かって走り出した。




