表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第二章 南国リゾート『リヴァイアブル島』編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

303/837

古代遺跡の調査(創視点)二

創は自分が作った階段を登っていき、上で待っているアイナたちの元にやって来た。


アイ「お帰り創くん。それで下の様子はどうだったの?」


創「まあまあの数のトラップはあったが、全てのトラップに印をつけて来たから大丈夫だ。それと、この辺りには敵らしき反応もないし、比較的安全だからみんな来ても大丈夫だ。」


アイ「それじゃあ、古代遺跡の調査を続行するってことで良いよね?」


創「ああ、そうだ。」


アイ「やったー!!まだお宝も見つけられてなかったから、不完全燃焼だったんだよね!これでお宝を探すことが出来る!!」


アイナはそう言いながら飛び跳ねて喜んだ。


陽「もう、アイナちゃん!あんまりはしゃぎ過ぎると、転んじゃうよ!アイナちゃんは鈍臭いんだから!」


アイ「はーい!分かったよ陽奈!それじゃあ早速、下に降りて行こうよ!」


創「そうだな、下でアンとレーナを待たせているし、早速、階段を降りて行こうか。」


そうして創たちは下に広がる遺跡に続く階段を降り始めたのだった。


リ「それで、この遺跡の現地点での危険度はどれくらいなの?私たちでも攻略が可能なくらいの難易度なんでしょうね?」


創「いや、現地点では全く分からないな。もしかしたら、めちゃくちゃ難易度が高い遺跡の可能性も普通にあり得る。まあ、大丈夫だろ!!」


リ「はぁ..…貴方はずっと思ってたけど、ほんとに適当ね……こんな適当で大丈夫なんでしょうね…….。」


創「大丈夫!大丈夫!危機的な状況とかはノリで乗り切るものだからな!俺たちならきっとどうにかなるさ!」


リ「これは絶対なにか起こるやつだ………。」


ベ「まあまあ、姉さん。今回は私たちがいますし、古代遺跡に詳しいレーナもいるんですよ。そうそう、危機的な状況に陥ることは……ないと思います………はい、きっと大丈夫です………。」


ノ「やっぱり、全員が解釈一致で何か起きそうで不安なんだね………。」


そうして創の謎の自信に不安を覚えながらも、創たちは階段を下っていると、下で待っているレーナとアンが見えた。


創が二人を見ていると、レーナが身につけていた髪飾りが地面に落ちたため、アンがそれを拾っていた。


その時、アンは髪飾りを取るのに一歩前に出た。


アンが一歩前に出た時、アンが踏んだ床が少し沈んだ風に見えた瞬間、アンとレーナが立っている床が消えた。


そしてアンとレーナがその大穴の中に落ちていった。


それを見た創は目にも留まらぬ速さでワイヤーをアンとレーナに向けて放った。


だが、創の放ったワイヤーはギリギリのところで外れてしまった。


創「俺の探知に引っかからないとはどれだけ高度な隠蔽工作を施しているんだ!!クソ!!」


リ「それでこれからどうするの!?みんなでレーナとアンを助けに行く!?」


創「いや、それは返って危険だ。だから、アンとレーナの救出は俺が行ってくる。それと、アトランシアは俺とついて来てくれ。」


アト「うん、わかった。」


草「主様、草薙も一緒について行けば良いの?」


創「いや、草薙はアイナたちと一緒にいてくれ。」


草「分かった………草薙はお留守番だね………。」


創「それで、アイナたちは今すぐにこの遺跡から出て、山頂にある展望台に向かってくれ。俺もレーナとアンを救出したら山頂を目指す。」


アイ「それじゃあ創くん一人で助けに行くの?それって大丈夫なの?」


アイナはとても心配そうな顔をして創に言った。


創「それなら大丈夫だ。俺は一人じゃないからな。なあ?アトランシア?」


アト「アイナ、そんなに心配しなくても大丈夫だよ。私が主様のことは絶対に守るから。」


アイ「ほんとに?それじゃあ創くんのことは任せたよ、アトランシア………創くんのことを絶対に守ってね………。」


アト「うん、任せて。」


創「俺は落ちた二人が心配だからもう行くな。リア、みんなのことをよろしく頼むよ。」


リ「ええ、任せなさい。みんなのことは私が絶対守るから安心してレーナとアンを助けに行くなさい。」


創「それと、最後にアイナ。いざという時はみんなのことを守ってくれ。」


アイ「うん、分かった!創くんの代わりにみんなを守るね!」


創「だが、絶対に無理はするなよ?お前は体が弱いんだから、無理をし過ぎると体に多大な負荷がかかるからな。そのことは絶対に忘れるなよ?」


アイ「分かってるよ。アイナはみんなが倒せない敵が来た時しか戦わないから安心して?」


創「それなら俺も安心できるな。それじゃあ、俺はレーナとアンを助けに行ってくる。みんなも気をつけてな。」


創はアイナたちにそう言うと、アトランシアを剣の姿に戻し、それを握って、勢いよく階段を蹴り、一気に大穴の上までやって来た。


そして創は重力に身を任せて、大穴の中に入っていった。


リ「それじゃあ、私たちも早く遺跡から出るよ!」


全員『うん!!!』


そうしてリアの指示に従いながらアイナたちは古代遺跡から脱出したのだった。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ