無限の名を冠する神々の王
「はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!」
黒い外套を身に纏った者が、ある施設の中から荒れた息をしながら出てきた。
その黒い外套に身を包んだ者が出てきた施設は何処かの森の中にある軍事施設のようだった。
その黒い外套に身を包んだ者は何者かから逃げているようだ。
その黒い外套に身を包んだ者は外に出て周りの景色を見ると驚愕した。
その軍事施設の外には、黒い外套に身を包んだ者と同じ外套に身を包んだ者たちの無残な死体が大量に散らばっていた。
その者たちの死体を見るに苦しみの中死んでいったのが伺えた。
その黒い外套に身を包んだ者は周りの死体たちを見ると、急いで軍事施設を囲んでいる柵の出入り口まで走っていった。
そして、その黒い外套に身を包んだ者が出入り口にあと一歩のところに来た瞬間、後ろから何かが飛んできた。
黒い外套に身を包んだ者はその飛んできた何かを避けることができず、足に被弾してしまった。
そして、黒い外套に身を包んだ者が足に何かを被弾した瞬間、足に力が入らなくなり、そのままバランスを崩して転んでしまった。
黒い外套に身を包んだ者は必死に立ち上がろうとするが、全く足に力が入らず、その場でもがくことしかできない。
そうして、黒い外套に身を包んだ者が必死にもがいていると後ろから足音が聞こえだした。
黒い外套に身を包んだ者は足音が聞こえた瞬間、悲鳴を上げながら全力で匍匐前進をするが、足跡はどんどん近くなっていく。
そして、黒い外套に身を包んだ者は誰かに足を掴まれてしまった。
「君は一体どこに逃げようとしているのかなぁぁぁああああああああああ??????」
黒い外套に身を包んだ者の足を掴んだ者は、黒いトレンチコートに身を包み片目が塞がっているペストマスクをつけている。
身長は185センチほどだ。
黒い外套に身を包んだ者は必死に暴れてペストマスクの者から逃れようとするが、全く足を離す様子がない。
「そんなに必死になっても無駄だよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお??????君はこの基地の最後の生き残りなんだからねぇぇぇぇええええええ???????」
そのペストマスクの者は狂気を纏った声で黒い外套に身を包んだ者に言った。
「君にはぁぁぁああああああ?????二つの選択肢が有りまぁぁぁぁああああああああああすすスゥぅううう!!!!!!!!それはぁぁぁあああああああ!!!!!何か情報を提供して楽に死ぬかぁぁぁぁぁあああああああああ???????何も話さずに苦しんで死ぬかでぇぇぇぇぇえええええええすすすすぅぅぅぅうううううううう!!!!!!!!!!」
ペストマスクの者は黒い外套に身を包んだ者に二つの選択肢を提示した。
そして、ペストマスクの者は黒い外套に身を包んだ者が二つの選択肢のうちどちらを選ぶのか待っていたが全く返答がなかった。
その理由は黒い外套に身を包んだ者はペストマスクの者に完全に怯えて声が出なかったからだ。
ペストマスクな者は黒い外套に身を包んだ者が全然返答しないことに痺れを切らしたのか、急に黒い外套に身を包んだ者の右足に何処からか取り出した細長い長剣を突き刺した。
そして、ペストマスクの者は長剣を黒い外套に身を包んだ者の右足を抉るようにぐるぐる回しだした。
「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
黒い外套に身を包んだ者はあまりの痛さに絶叫した。
「早く答えない君が悪いんだよぉぉぉぉおおおおおおお????????」
ペストマスクの者はそう言いながら長剣で足を抉り続けた。
「はっ!話じまずぅぅううううう!!!!!話じますからやめて下さいぃぃぃぃいいいいいいい!!!!!!!!」
黒い外套に身を包んだ者はペストマスクの者に情報を話すことにした。
ペストマスクの者は黒い外套に身を包んだ者の返答を聞くと、右足を抉る手は止まった。
「それじゃあぁぁぁぁぁああああああああ?????????話して貰おうかぁぁぁぁぁあああああああああ????????」
そうして、黒い外套に身を包んだ者はペストマスクの者に知っている情報を話しだした。
黒い外套に身を包んだ者の情報をまとめるとこうだ。
深淵の樹海にまだ見つかっていない基地があり、その基地は組織の施設の中でも重要とのことだ。
そして、その基地は深淵の樹海に入って一番近くにある丘にあるとのことだ。
そして、今いる基地は深淵の樹海にある基地のダミーとのことだ。
それ以外の重要な情報は黒い外套に身を包んだ者からは聞かなかった。
「こ、これで俺の知っている情報は全てだ!!もう他のことは知らないっ!!」
黒い外套に身を包んだ者はペストマスクの者に大声で言った。
「そうだねぇぇぇえええええええ?????君は情報を話してくれたからなぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!」
ペストマスクの者はそう言うと、再び長剣を右足の傷口に突き刺した。
「君は他の奴らよりも楽に死なせてやるよぉおぉぉぉおおおおとおおおお!!!!!!!!」
そう言いながら、ペストマスクの者は楽しそうに黒い外套に身を包んだ者の傷口を抉り始めた。
しばらくした後、黒い外套に身を包んだ者はペストマスクの者の拷問により苦しみながら死んだ。
黒い外套に身を包んだ者の死体の顔は苦悶の表情を浮かべていた。
「ついつい、痛めつけるのが楽しくてやり過ぎてしまったな〜〜反省反省〜〜」
ペストマスクの者はそう言いながら、黒い外套に身を包んだ者が息絶えたのを確認するとペストマスクを外した。
この青年の名前は如月 創。
髪は白色でポニーテールをしており、左目には眼帯をつけている。
顔は中性的で美人にも見えるし美男にも見える、この国トップレベルの顔面を持つ。
その表情は何処か狂気的な笑みをうかべていた。
「ん?今の時間を教えて欲しい?確か今は七時前かな?このまま次の基地に向かったら、また帰りが遅くなる?ああ、そう思えば今日はいつもよりも早く帰る約束してたな。このまま次の基地に向かったら、嫁さんたちに創が怒られるな」
神の間では重婚が認められている。
その理由は男女の割合が3:7であるからである。
それと神は神手が欲しいからでもある。
その理由は神々は世界の均衡を保っているため秩序によっては敵対者と戦うため死者が出る。
そこの穴埋めのためにたくさんの神が必要である。
彼はこう見えて神々の王、創造神アヴァロンの後継者にして三十一代目のアヴァロン王である。
彼の神名は
無限を司る神々の王
無限を司る最強にして最高の王である。
「体を代われって?分かったよ..........」
創はそう呟いた後、創は一瞬、体から力が抜けたかのようにフラフラしていたが、すぐに体勢を立て直した。
再び創の顔を見てみると、さっきまでの表情とは違い、何の感情も感じられないようなポーカーフェイスになっていた。
「はぁ、お前は体を酷使しすぎなんだよ.......もう少し俺のことを考えてくれ........それに楽しいからって理由で相手をいちいち苦しめて殺すな。時間がかかるだろ」
創は自分の左手を眺めながら呟いた。
「まあ、今回の任務は基地の制圧と敵の殲滅だったし、敵の重要拠点の情報を聞き出したから許してやる。だけど次はないと思えよ?俺も流石にこれ以上の勝手は見過ごせないからな?」
創は左手を眺めため息をつきながら言った。
「確かあいつが言っていた基地は深淵の樹海にあるんだったな。早く基地を攻略して帰るか」
創はそう呟きながら、深淵の樹海がある方向を向き、目にも留まらぬ速さで走っていった。
ああ、第二章から話数を書いていないのは第一章の改変を行っているので、もしかしたら話数が増えて全部書き直しになるかもしれないので、さすがに300話以上を書き直すのはめんどくさいです。なので、第一章が書き直したら随時、第二章以降の話数を書いていきます。