はしゃぎ過ぎ注意
創「俺はな、その...........興奮しすぎると鼻血が出るんだ。それで鼻血の出る量が多くなるにつれてそれだけ興奮してる。」
陽「それだったらどうして陽奈達とその…‥‥…エッチなこと..........してる時は平気なの..........?」
陽奈はとても恥ずかしそうに顔を赤くして、下を向きながら小さな声で聞いた。
創「俺の中にラインがあってだな、そのラインを超えるくらい興奮すると鼻血が出ないんだ。」
陽「だから鼻血出てなかったんだね...........。」
アン「そのラインってどれくらいなの?」
創「えー、今すぐにでもめちゃくちゃにしたくて襲いたくなるくらいかな?」
アン「ケダモノだね〜創くん?いつもそんなに興奮してるなんて!今すぐにでも襲われたい!」
創「お前は何を言ってるんだ...........。」
そうやってみんなで楽しんで話している中、アイナは海の方向に三角座りをしており、耳まで真っ赤に染めて顔を半分、足に埋めていた。
アイ(創くん.......あの時、アイナのことめちゃくちゃにしたかったなんて..........それをみんなの前で言われてる気がしてすごくはずかしいよぉ..........)
アイナは創が自分のことをみんなの前でめちゃくちゃにしたいと言われたのも同然なので、とても恥ずかしがっていた。
そうしてアイナが恥ずかしがっていると
創「アイナ?どうした?お前顔がすごく赤いぞ?もしかして熱中症にでもなったのか?」
創が顔が赤かったため心配して話しかけた。
アイ「うんうん!!全然そんなことないから大丈夫だよ!!それよりみんなで海に泳ぎにいかない!?すごく気持ち良さそうだよ!!」
創「そうだな、せっかくの海だし、思い存分楽しまないとな!」
そう言うと創は着ていたアロハなシャツを勢い良く脱ぎ、そのまま海へと走って行った。
アイ「アイナたちも行こう!!!」
そうしてアイナたちも創の後を追いかけて行った。
そして創は全速力で走った後、その勢いのまま海に飛び込んだ。
創「冷たくて気持ちいいな!!ああ^〜たまんね〜ぜ!」
創はそう言いながら仰向けになってぷかぷか浮いている。
アイナたちは創とは違い、浅瀬の方でみんなで遊んでいた。
陽「水がすごく冷たくて気持ちいいね!」
アイ「ほんとだ!すごく冷たいね!」
そう言って二人は海に浸かったり、バシャバシャ暴れたりして楽しんでいた。
そしてその力は次第に大きくなっていき、アイナが海面を叩くたびに大きな波が発生している。
レーナ「二人とも!テンションが上がってるのは分かりますがもう少し落ち着いてください!あと、アイナはもう少し力を抑えてください!!」
アイ「ごめんレーナ。つい、テンションが上がっちゃって。」
レーナ「もう、しっかりして下さい。今の波でふわふわ浮いていた創さんが沖まで流されたらどうするんですか。」
陽「ねえ、レーナ?さっきまで創兄ってあそこにいたよね?」
レーナ「はい、そうですがいませんね…......。」
陽「もしかして本当に流されちゃったんじゃないの?」
アイ「きっと泳いで違うところに移動しただけだよ!だってあの創くんだよ!?そんな波に流されるなんて間抜けなことはないと思うよ!」
レーナ「ですが見渡しても見つかりませんしね...........。」
アイ「そうだ!草薙って創くんの位置ってわかるんだよね!?それで今どのあたりにいるか分かる!?」
草「その.......言いにくいんだけど.......ここから3キロ先の海の上に反応があるの...........。」
レーナ「ア イ ナ !!!」
アイ「ひぃ!!ごめんなさい!!!!」
そうしてアイナはレーナにとても怒られたのだった。
そしてアイナの説教が一息ついたところでみんなでどうやって創を助けるのか話していた。
アン「どうやって助けにいく?」
草「うーん、泳いで助けにいく?」
レーナ「それが無難ですかね..........幸い私たちは身体能力が高いので3キロ程度なら泳いで助けに行けますね。」
陽「それで誰が泳いで助けにいく?」
レーナ「それなら私が行きます。私は皆さんも知っている通り、身体能力を魔力によって強化できますので速く助けにいくことができますので。それで私と一緒に草薙もついてきてくれませんか?」
草「えっ?どうして?」
レーナ「私だけでは詳しい場所がわかりませんので草薙にナビをしてもらいたいのです。よろしいでしょうか?」
草「それはもちろんいいよ!それじゃあ草薙とレーナさんで主様を助けに行ってくるね!」
そう言って二人は海の中に入って行った。
レーナ「それでは草薙は私に掴まっていて下さい。たぶん草薙では身体強化した私について来れないと思うので。」
草「うん、分かった。それでナビは任せてね。まずはこのまま真っ直ぐ東に向かってくれる?」
レーナ「分かりました。」
そうしてレーナと草薙剣は創を助けるために、沖にいる創のもとへ向かって泳ぎ出したのだった。




