第22話 アジト攻略十五
今回は短めです。
一方アンは苦戦を強いられていた。
(敵の量が多すぎる!)
アンが戦っていた化け物たちはいったいいったいはそこまで強くない。
しかし集団になるととても厄介だ。
(このままだったらまずい。何か策を考えないと。)
アンは部屋のなかを調べながら戦っていると真後ろで
『ドオオオォォォォォォンンンン!』
と大きな爆発音が聞こえた。
そしてアンは振り返ってみるとそこは火の海のようになっていた。
(王様の攻撃は威力が桁違いだなぁ。)
と思った後再び前を向いて化け物たちを観察したら、化け物たちは何かに怯えているように感じた。
その化け物たちの視線の先は先ほど創が打った攻撃でできた火の海だった。
(もしかしてあの化け物たちは火に弱いのかも!)
そしてアンは何か火を起こせそうなものを探し始めた。
アンが戦いながら探しているとそこには発火性のある薬品を見つけた。
(よし!これならいける!)
アンはいい作戦を思いついた。
そしてアンは自分の剣にその発火性のある薬品をかけ、そして剣を火打ち石のように地面に叩きつけると火がついた。
その瞬間さっきまで威勢が良かった化け物たちはアンの剣についた火を見た途端怯えだした。
「ここからが本番だよ。」
アンはそう言いながら化け物たちに突っ込んでいった。
さっきまでだったらそのまま返り討ちされてたが今は違った。
それは化け物たちが火に怯えてなかなか攻撃を仕掛けてこないからだ。
そしてアンは一匹また一匹と確実に化け物たちを仕留めていった。
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