創の過去三
創「ほんとはなんの話が聞きたかったんだ?」
アン「ほんとは昔の創くんと付き合うことは不可能に近いくらい難しかったって言ってたからそれのエピソードを聞く予定だったんだよ。」
創「おい、その話誰かが最初に言い出した?」
アン「アイナだけど...........。」
アンがそう言うとアイナは身震いを一瞬した。
創「おい、アイナ。その話はもうすんなって言ったよな?」
アイ「だって!だって!だって!ほんとに難しかったんだもん!アイナは創くんに何回も酷い振られ方したこと話したかったんだもん!」
創「どうしてわざわざ俺が嫌われそうなことをする?」
アイ「うっ、それは...........。」
創「嘘をついても無駄だぞ?俺には嘘を見向く能力があるからな?正直に話してくれたら許してやるからな?」
アイ「はい.......。」
創「それでどうして話そうとした?」
アイ「それはこの話をしたら、この話を一度も聞いたことない子から少し下げられるようになると思ったんです..........そうなったら創くんの競争率が少し低くなっていつもより甘えられると思ったんです...........。」
創「そうか、わかった。理由が可愛かったから許してやる。これからはもうすんなよ?次は許さないから。」
アイ「うん、わかった。許してくれてありがとう創くん。」
アン「それで付き合うのが難しかった話は一体なんだったの?」
創「簡単に説明すると俺が学校でいわゆるマドンナ的存在からモブみたいな女まで全員をボコボコに悪口を言ったり、渡されたラブレターを目の前で破いて捨てたりしたことだな。それに懲りずに何度も告白してきた奴は一回目よりきついことをして相手の心をへし折っていたことだ。この二つの理由により俺と付き合うことは不可能だと言われていたんだ。ちなみに陽奈とレーナにはいつも丁寧に優しく断っていた。」
アン「アイナには?」
創「この世で一番辛い拷問くらいのことはしてた。」
アンはその話に違和感を感じたが気にしないことにした。
アン「確かにこれだったら付き合うのは難しそうだね。それより創くんって最低だね。女の子が勇気を出して告白したのをそんなふうに断るなんて。創くんには心がないの?」
創「確かに昔の俺は最低だったが、今の俺は告白してきた相手が適応率が95パーセントこえてないひとには懇切丁寧にお断りしてるぞ?」
アン「それでも過去にはそんなことしてたってことだよね?創くんの最低男。」
創「だから俺はこの話はしたくなかったんだ。こんな風になるから...........。」
そう言って創は下を向いて落ち込んだ。
アン「別に気にしてないからそんなに落ち込まないでよ創くん。私は過去にどんなことをしてても別に気にしないよ?」
創「ありがとうアン...........。」
創たちが話しているうちに
『もうすぐリヴァイアブル島に着きますので席についてシートベルトをしっかり締めてください』
という機内放送が入った。
創「さあ!ついにリヴァイアブル島に着くぞ!」
そうして創たちは無事、リヴァイアブル島についたのだった。
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