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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第二章 南国リゾート『リヴァイアブル島』編

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山手線ゲーム

創が量産型と戦っている間、アイナたちはみんなで山手線ゲームをやっていた。


山手線ゲームとはリズムに合わせて決めたお題を順番に言っていくゲームだ。


定番の遊びなのでみんな知っていると思うが一応説明入れといた。


『パン!パン!


アイ「かっこいい!」


『パン!パン!』


レーナ「かわいい」


『パン!パン!』


ノ「やさしい!」


アイナたちの山手線ゲームのお題は『創くんのいいところ』だ。


正直ことお題で山手線ゲームをやっていると考えると少し怖い。


なんだか愛が重い気がするが触れないでおこう。


『パン!パン!』


リ「面白い!」


『パン!パン!』


ベ「頭がいい」


『パン!パン!』


陽「真面目!」


『パン!パン!』


アン「変態!」


変態は果たしてそれはいいところなのか?


ここもツッコミを入れてはいけないところだろう。


感性というものは人それぞれだし、それを否定することはよくないからな。うん、そうだ。きっとそれであっているんだ。


『パン!パン!』


◾️


あれから5分がたった。


ノ「ドS」


『パン!パン!』


なんと五分経っても続いていたのだった。


このお題の山手線ゲームはすぐに終わると思っていた。


しかし、アイナたちの愛が強すぎるためかここまで続いたのだった。


◾️


それからこのお題の山手線ゲームが始まってから10分が経った。


そしてこの山手線ゲームも終わりが来た。


『パン!パン!』


ベ「強い」


『パン!パン!』


陽「・・・」


なんと陽奈が詰まってしまった。


アイ「やったー!アイナ勝った!!」


アン「次回ってきてたら危なかったよ!もう、みんな粘りすぎだよ!」


レーナ「それはアンさんですよ。たった三日しか一緒に行動していないのに知りすぎですよ。」


アン「いやー、それはアイナから色々教えてもらってたからだよ!全然私はまだまだ創くんのことはしらないよ!」


そうしてみんなで盛り上がっていたが、一人だけ違った。


陽奈は一人今にも泣きそうな顔をして下を向いていた。


レヴィ「大丈夫、陽奈?半泣きになってるけどどうしたの?」


レヴィアタンがそう聞いた瞬間、陽奈は泣き出してしまった。


陽「ぐすん、うっ、うぅぅ...........。」


その声を聞いた瞬間、レヴィアタンだけではなく、他の全員も陽奈が泣いていることに気付いた。


アイ「陽奈、大丈夫?もしかしてアイナが勝ったことを大きな声で喜んじゃったこと?それはごめんね。アイナもつい嬉しくて大きな声で言っちゃった。ほんとにごめんね。」


アイナは自分が陽奈を泣かせてしまったと思い、謝った。


陽「うんうん.......アイナちゃんのせいで泣いてるわけじゃないの..........だから謝らないで..........陽奈は自分自身が情けなくて...........。」


そう言ってまた泣き出してしまった。


レヴィ「陽奈、大丈夫だよ。だから落ち着いて。」


レヴィアタンはそう言って陽奈の頭を優しく撫でながら言った。


そしてしばらくすると陽奈は落ち着いたのか泣き止んだ。


陽「ありがとうレヴィアタン。レヴィアタンのおかげで気持ちが落ち着いたよ。」


レヴィ「それは良かった。それでどうして泣いていたのか教えてくれる?」


陽「うん.........それはね、陽奈はここにいる誰よりも創兄のことを愛してるって思ってたの..........でもね、今の山手線ゲームで陽奈は負けちゃったの..........それで陽奈の愛はみんなに負けてると思ったの..........そうしたら急に涙が出てきて...........。」


陽奈はまた泣き出してしまった。


レヴィ「よしよし、大丈夫だよ陽奈。陽奈はここにいる誰よりも負けないくらいご主人様のことを愛してるのは知ってるから。それにご主人様の良いところをたくさん知ってるからってそのひとの愛の大きさは測れないよ?だってそれはあくまで知ってるだけだからね。ご主人様の良いところなんかみんなたくさん知ってるから愛の大きさを測るにはむいてないと思うよ。だから陽奈、こんなこと気にしないで。」


陽「ありがとうレヴィアタン...........。」


そうして陽奈は泣き止んだ。


陽「ごめんねみんな。迷惑かけちゃって。」


アイ「もう、陽奈は色々と考えすぎだよ!別にこのゲームは単純に楽しむためにやっただけだからそんな深く考えなくて良いのに。こんなゲームで愛が測れるんだったら創くんと付き合うのに苦労してないしね。」


レーナ「はい、そうですね。こんなゲームごときで付き合えたらどれだけ楽だったことか、今はあれも良い思い出なので良いのですが。」


ノ「私その話知らないんだけど。昔の創ってそんなに付き合うの難しかったの?」


アイ「難しいってレベルじゃないよ!もう、不可能だって思うレベルだったよ!」


アン「その話詳しく教えてよ。すごく気になる。」


アイ「創くんも今どっかに行っていないし良いよ。」


そうしてアイナたちは話だしたのだった。

ちなみにこのナレーターは自分です。

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