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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第二章 南国リゾート『リヴァイアブル島』編
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創 VS 量産型六

創が空中で待機していると、量産型が変形したロボットは背中と足にあるジェットエンジンをフル稼働して空中にいる創に向かって猛スピードで飛んでいった。


創は足場にしている魔法障壁を勢い良く蹴ってロボットの攻撃を躱した。


そして創は雷の権能で大量の雷でできた槍を生み出し、ロボットに向けて放った。


ロボットはその見た目からは考えられないほどノアクロバティックさで創が放った雷の槍を全て躱した。


そしてロボットはフル稼働させたジェットエンジンで超高速まで加速し、創に向かって飛んでいき、間合いに捉えた瞬間、二本の左腕のうち、前にある方の腕を剣へと変形させ、創に斬りかかった。


創はロボットの剣を召喚した特大剣で防ぎ、その勢いを使って地上へと向かって飛んでいった。


そして創が無神島に着地すると同時に左手に持っていた特大剣をロボットに向けて勢い良く投げた。


ロボットは飛んで来る特大剣を躱し、創に向かって猛スピードで接近してきた。


そしてロボットは一本の右腕の小型ジェットをフル稼働させ、創に向かってジェットパンチを繰り出そうとした時、ロボットの腕は後ろから飛んできた特大剣によって斬り落とされた。


ロボットはもう一本の右腕で創にジェットパンチを放とうとしたが、一本の右腕が切り落とされた隙にロボットに接近しており、創は勢い良くロボットの胴体を蹴り飛ばした。


ロボットはあまりの衝撃に勢いを殺すことはできたが、創との距離をだいぶ取られてしまった。


そしてロボットが吹き飛ばされている間に特大剣は創の左手に戻ってきており、創は草薙剣と特大剣を構えていた。


ロボットは創の左手に握られている特大剣を注意深く観察していると、創の左手と特大剣のつかの部分が透明なワイヤーのようなもので繋がっているのが分かった。


そして創はもう一度、ロボットに向けて特大剣を投擲した。


ロボットはジェットエンジンをフル稼働させることにより、猛スピードで上空へと飛んで行き、創が投擲した特大剣を躱した。


そして創は左腕を上に振り上げると、特大剣はロボットを追いかけるように上昇した。


ロボットは一本の左腕を剣に変形させ、創の特大剣を地面へと叩きつけた。


ロボットによって叩き落とされ、地面に突き刺さった特大剣を創は繋がっているワイヤーを引っ張って自分の手に戻した。


ロボットは上空へと上昇していき、創が見えなくなるぐらいまで上昇した後、創に向かって猛スピードで降下していった。


そしてロボットは日本の腕を組み合わせて、超巨大な剣へと変形させ、創へと勢い良く超巨大な剣を叩きつけようとした。


創は左手に持っていた特大剣を投げ捨て、左手を掲げると、左腕全体に術式が浮かび上がり、左腕に何重もの魔法陣が浮かび上がった。


そしてロボットの超巨大な剣が創に接触しかけた時、創は左手をロボットに向けてこう唱えた。


創「螺旋する地獄の業火(インフェルノ・ノヴァ)ーーー」


創がそう唱えた瞬間、創の腕に何重にも重なった魔法陣が猛スピードで回転し始め、創の左手から螺旋を描く極太の灼熱の炎の熱線が放たれた。


ロボットはその熱線を避けることができず、ロボットの体は熱線によって蒸発してしまった。


しかし、量産型は間一髪のところでロボットから緊急脱出をしており、創の螺旋する地獄の業火をギリギリのところで躱した。


そして量産型は創から少し離れたところで着地した。


だが、量産型が着地した頃には創は量産型の目の前まで迫っており、左手には巨大な大砲なようなものを持っていた。


そして創は大砲のトリガーを引いた。


その瞬間、大砲から極太のレーザーが量産型に向けて放たれた。


創が持っていた大砲は荷電粒子砲という、高速で荷電粒子を発射する兵器である。


そして量産型は荷電粒子砲から高速で放たれた荷電粒子のレーザーによって体が消炭になった。


しかし、量産型はレーザーに消炭にされる前に己のコアを引きちぎって投げており、間一髪のところで回避した。


それを見ていた創は草薙剣を地面に突き刺した後、MG-05と似ている黒い銃を召喚し、コアから体をもう一度作ろうとしている量産型のコアに目掛けてMG-05の時よりも五倍以上の青白いレーザーを放ち、コアを完全に破壊した。


創は量産型のコアを完全に破壊したことを確認すると、MG-05に似た黒い銃を空間を裂き、異空間にある武器庫に戻した。


そして地面に刺さった草薙剣を抜き、


創「もう、戻ってもいいぞ草薙。」


創がそう言うと草薙剣はいつもの人型の姿に戻った。


しかし、草薙剣は機嫌が悪いのか頬を膨らませながらそっぽを向いていた。


創「なあ、草薙?どうして機嫌が悪いんだ?」


草「さあ?どうしてだろうね?主様は草薙の事どうでもいいから分かんないだろうけどね。」


そう言われて創が悩んでいると、草薙剣が自分が突き刺さって出来た穴をチラチラ見ていた。


創「そう思えば、草薙は地面に突き刺されると嫌いだったな。そのことはすまない。つい、とっさにしてしまったんだ。」


草「ふーん、やっと気づいたんだ。許して欲しいなら草薙に何かお詫びしてよ。」


創「分かった。今度二人で仕事と嘘ついて旅行に行こう。そうだな.......第二十次元にあるオアシスの国『ワカティナ』はどうだ?あそこは神国アヴァロンの領土だし、観光地としても有名だし、近頃、有名な祭りが開催されるからいいと思うんだが?」


草「ほんとに?ほんとに草薙と二人で旅行に行ってくれるの?」


創「ああ、草薙はこの半年間、結構仕事を手伝ってもらったからな。それのお礼も含めてワカティナに旅行に行こうと思っているんだ。それに草薙だったら万が一、バレたとしても許されると思うしな。」


草「やったー!!さしぶりに主様と二人で旅行だ〜!!草薙、すごく楽しみだな〜!!」


創「と言うわけだ。これで許してくれるか?」


草「うん!!許してあげる!!」


創「なら、良かった。それじゃあ飛行機に戻ろうか。」


そうして創はガルをマーカーにして飛行機に転移魔法で戻ったのだった。

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