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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第二章 南国リゾート『リヴァイアブル島』編
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創 VS 量産型ニ

創は量産型と繋がっているワイヤーに雷の権能を使い、超高電圧の電気を流し込んだ。


量産型は創が放った超高電圧の電気が自分の体に流れ込む前に自分の足を切断し、片足の小型ジェットで一気に後方へ下がった。


そして量産型は後方に下がっている間に切り落とした左足と右腕を修復し、今度は創に向かって勢い良く迫ってきた。


量産型は創に向かって迫ってきている最中、右腕を銃に変形させ、創に向かって連射した。


創は自分の前に魔法障壁を展開することにより、量産型の銃弾の雨を防いだ。


そして量産型は創との距離が間近まで迫ったため、左腕を巨大なレーザー銃に変形させ、創の展開している魔法障壁に向けて零距離で放った。


そのレーザー銃の威力は凄まじく、創の展開している魔法障壁をいとも簡単に貫通して見せた。


創は魔法障壁が破られる少し前に右にステップしており、量産型のレーザー光線を回避することが出来た。


そして創は右腕にレールガンに似た銃身が長い黒色の銃を召喚した。


創は銃身が長い銃を量産型に向けてトリガーを引いた。


その瞬間、銃身の長い銃から放たれたのは普通の銃弾では無く、銃弾に似た形をした炎の弾であった。


量産型は足についている小型ジェットをフル稼働し、目にも留まらぬ速さで後ろに下がったため、何とか躱せた。


そして量産型から外れた炎の銃弾は飛行機から少し離れた場所で爆散し、巨大な炎の球に膨張した後、消滅した。


創が召喚したのはレールガンでは無く、魔法や魔術の術式が刻まれた特別な銃弾を打ち出す兵器『魔銃』である。


魔銃は最先端の科学と魔導学を組み合わせることにより生まれた兵器で、特別な銃弾を使うことにより、強力な魔法や魔術が簡単に使用できる。


そして魔銃は内部に魔力を溜める機構があるため、魔力が無い者や、魔力量が少ない者でも簡単に強力な魔法や魔術が使える。


だが、魔銃に使用する弾は作るのが難しいのに加え、量産することが難しいため、そこまで普及はしていない。


ちなみに創が使っている魔銃は『MG-05』という名で、創が自分で作った物で、性能は他の魔銃に比べて飛び抜けて性能が良い。


それに加えて、創は魔術や魔法の構築力がとても高いため、魔銃の弾も色々な種類が作れるのに加え、無限の権能を使うことにより、製造した弾を好きなだけ増やせる。


そのため、創は魔銃を結構愛用している。


そして創は後方に勢い良く飛んでいる量産型に向けて魔銃を連射した。


量産型は小型ジェットで空を自由自在に飛び、創の魔銃の弾をことごとく避けていく。


創は魔獣では量産型を仕留められないと判断し、魔銃を投げ捨てると、魔銃は光を放ちながら消えていった。


そして創は創造の権能を用いて草薙剣の模造品を作り、無限の権能でその数を増やした。


無限の権能によって増えた草薙剣の模造品は量産型に向かって一斉に放った。


量産型はアクロバティックな飛行で草薙剣の模造品を避けた。


量産型は空を駆けながら両腕を多連装ロケット砲に変形させ、創に向けて一斉にミサイルを放った。


創は暴食せし影の捕食者(シャドー・イーター)を展開し、量産型が放ったミサイルを全て捕食した。


それを見た量産型は遥か上空まで一気に飛んでいき、勢い良く創に向けて降下してきた。


量産型は降下している最中、右腕を巨大なハンマーのような物に変形させ、勢い良く振り上げた。


そして量産型が創に向けてハンマーを叩きつけようとした時、


創「八武神流 八式 ーーー」


創は草薙剣を納刀したような構えてで待機した。


そして量産型のハンマーが創の目の前に迫った時、草薙剣を抜刀するように勢いよく振った。


そして量産型のハンマーと草薙剣が接触した瞬間、


創「鏡花水月ーーー」


量産型の変形したハンマーが木っ端微塵に吹き飛ばされ、その残骸は遥か彼方まで飛んでいった。


八武神流 八式 鏡花水月。


この技は相手の力と自分の力を足して倍にして返すカウンター技だ。


創は攻撃力の高い技に鏡花水月を合わせ、高火力のカウンターで量産型を粉砕しようとしたが、量産型はハンマーと草薙剣が接触した瞬間にハンマーに変形させた腕を切り離していたため、量産型の体が木っ端微塵に吹き飛ぶことはなかった。


量産型は小型ジェットで創から距離がある上空まで一気に高度を上げ、吹き飛ばされた腕を直した。


そして量産型は腕を直すとすぐに飛行機に向かって勢いよく降下していき、飛行機の上に着地した。


飛行機の上に着地すると同時に量産型は創に向かって駆け出した。


そして量産型と創の戦いは続いたのだった。

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