嫉妬龍レヴィアタン
水龍の間は巨大なプールのようになっている。
創は水龍の間に入るとすぐにプールの方に向かい中を覗いてみた。
創の視線の先には蛇に似ている群青色の鱗を持つ龍『嫉妬龍レヴィアタン』がとぐろを巻いていた。
嫉妬龍レヴィアタンは龍神七十八柱の二十四柱目でなんと全長400メートルもある龍だ。
レヴィアタンなどの水龍と呼ばれる種類の龍は普段、その名の通り水の中に住んでいるが別に水がなくては生きていけないということはない。
水龍は体長が長いものが多いため陸地では暮らしにくいという理由で水の中に住んでいるものが多い。
そして水中の中で暮らしすぎたためか水中で暮らす方が好きになったものがほとんどだ。
そのため創は水龍の間という水龍専用の巨大プールを作ることになった。
創は注意深くレヴィアタンを観察していると目が瞑っていた。
それに全く創のことに気づかなかった。
そうレヴィアタンは寝ていたのだ。
創「なんだレヴィアタンは寝ていただけだったか。心配してそんだったぜ。」
創はレヴィアタンがただ寝ていたことに安心してため息を漏らした。
創「おーい!レヴィアタン!もうそろそろ起きる時間だぞ!」
創が水面に向かってそう叫ぶとレヴィアタンは創に気づいたのか慌てた様子で創の方を見た。
レ「えっ!?ご主人様!?どうして私の部屋にいるの!?私何かした!?」
創「レヴィアタンはいつもどおり良い子だったから大丈夫だ。それと俺が来たからってなんですぐに怒られると思うんだ?もしかして俺にバレてないだけで何か悪いことでもしてるのか?」
レ「そ、そんなことしてないよ!私はちゃんと悪いことしたらご主人様に真っ先に言ってるから!隠し事なんて何にもないよ!!」
創「ほんとにそうなのか?その慌てよう少し怪しいがまあ、許してやろう。それとお前に用事があってここに来たんだ。人の姿になって水から上がってきてくれ。」
創がそう言うとレヴィアタンは指示どおり人の姿になって陸地に上がって来た。
人の姿のレヴィアタンの髪の色は群青色で身長は165センチほどでメイド服を着てた。
レ「ご主人様が私の部屋に来るってことは、用事ってもしかして私とエッチすること?」
創「なぜそうなる?」
レ「だってわざわざ人の姿にさせたし、まずご主人様が私の部屋に来るときはエッチするときぐらいだから。」
創「そんなことないが!?」
創はあまりにも予想外な答えにとても驚いて脳味噌が完全にフリーズしていた。
一方アイナは顔色一つ変えずにレヴィアタンに質問をした。
アイ「ねえねえ、レヴィアタン?創くんはどれくらいのペースでここに来るの?」
レ「月によって変わるけど平均は三日に一回くらいだよ。」
アイ「どうしてアイナより頻繁にやってるの、創くん?ねえ、どうして?」
創「えっと、それはですね、誠に申し上げにくいのですがアイナさんは一回の量が他のお嫁さんより多いからっと言ったらどうします?」
アイ「アイナも三日に一回して?週一じゃ少ないから。ほんとは毎日して欲しいけどそれじゃあ創くんがもたないからね?三 日 に 一 回 で お ね が い ね ?」
創「はい、わかりました...........。」
アイ「どうしてそんなに嫌そうなの?もしかして今からここでしたいの?もう、創くんはエッチなんだから!仕方ないなぁ〜」
そう言ってアイナが服を脱ごうとしたので
創「アンの歓迎会がもうそろそろ始まるから!今はできないから!ほら!アイナ、早く食堂に向かうぞ!!」
創はそう言ってアイナの背中を無理やり押して行った。
そしてレヴィアタンはその後をついて歩いて行った。
そうして三人はアンの歓迎会の会場である食堂に向かって進み出したのだった。