水龍の間へ
今回下ネタがあります。そういうのが苦手な方は気を付けてください。
扉の先は通路になっていて奥が見えないほど長かった。
アイ「あの扉の先にこんなに長い通路があるなんて気づかなかったよ。」
創「実はあの扉の先は普通、地下一階と同じで倉庫になっているんだ。けど特定のものがあの扉に付いているボタンを押すとここの通路に繋がるんだ。だからこの場所はなかなか来ることができないんだ。」
アイ「どうしてそんなに厳重にしているの?敵に襲われることなんてないのに。」
創「それはな、プライバシーを守るためだ。」
アイ「創くんって結構そういうところに気を使うよね。」
創「当たり前だ。みんなが快適に暮らせるようにするのが主人としての責務だ。それにあいつらは女の子だからな。より一層そういうところには気を使ってあげないといけないからな。」
アイ「創くんのそういうところ好きだよ?誰にでも優しいところがね。けど同時に嫌いでもあるの。」
創「どうしてだ?」
アイ「だってアイナだけ特別に優しいとかないもん。みんな平等だから少し寂しいんだよ?アイナを少しはひいきして欲しいなって。」
そのことを聞いた創は
創(可愛いい!可愛いい!可愛いい!可愛いい!可愛いい!可愛いい!可愛いすぎるぅぅぅぅううううううう!!!!!!!)
創はアイナが少し嫉妬しているところを見て興奮していた。
創「ごめんな、それはできないんだ。俺は嫁の誰かをひいきするのがあまり好きではないからな。許してくれ。」
アイ「うんうん、謝らないで。少し言ってみただけだから。それに創くんはお嫁さんをひいきしないところも好きだからね。これからも平等にアイナたちのこと愛してね?」
創「当たり前だろ?俺はアイナたちの旦那だからな!」
アイ「ほんとに?約束だよ?」
創「ちなみに水龍の間は龍一匹ずつあり、別の龍のところに行くことができない。全員のところに行けるのは俺だけだ。」
アイ「ほんとに徹底してるね...........。」
アイナは創の徹底的な対策に少し引いた。
アイ「それで気になってたんだけど勝手に入ってよかったの?」
創「どうしてだ?」
アイ「だってもし、その...........。」
創「ちゃんと言ってくれないとわからないぞ?」
アイ「その..........エッチなことしてたらどうするの...........?」
アイナは顔を真っ赤にしながら創に言った。
創「なんだと.............その可能性は考えていなかった...........。」
創は急に神妙な顔つきで色々言い出した。
創「どうする?このまま行ってそういうことをしていたら俺は最低野郎だ。これからあいつと会うのも気まずくなるし、いったん引き返すとしてもあいつと連絡がつながらないしな..........どうするのが得策なんだ?」
アイ「アイナがしてる時は普通に入ってくるからデリカシーがないって思ってたけど創くんって結構デリカシーあるんだね。それでどうしてアイナのときはいつも入ってくるの?すごく恥ずかしいんだけど?」
創「だってアイナ見られながらする方が好きだろ?お前ドMだし。俺なりの気遣いというやつだ。」
アイ「そんな気遣いいらないんだけど。」
創「それで俺はどうすればいい?俺は最低野郎に成り下がりたくない!アイナ!俺はどうすればいいんだ!」
アイ「普通に行けばいいじゃん。もしそういうことしてたら腹を括って謝ればいいと思うけど?創くんだったら許してくれると思うんだけど?」
創「もし許してくれなかったらどうすればいい?」
アイ「そのときは創くんがレヴィアタンとやれば大丈夫だと思う。上書きというやつだね。」
創「さっきめちゃくちゃ恥ずかしそうに言ってたのに急にどうした?もしかしてアイナがやりたいのか?」
アイ「そんなことないよ!!その..........そういう話を持ち出すのが恥ずかしかっただけでそういう話は普通にできるから!!」
創「そう思えばアイナは下ネタをよく言っているな。」
アイ「そんなに言ってないけど!?勘違いされるようなこと言わないでもらえる!?」
創「仕方ない。腹を括るとするか...........。」
そうやって二人はレヴィアタンの水龍の間にたどり着いたのだった。