いざ!地下室へ!
創はすぐにリビングから出ていき廊下に出るといきなり鎖が飛んできて腕に絡まった。
アイ「これでどこにいっても安心だね!」
創「そのアイナさん?この鎖外してもらえます?どうしてかこの鎖を自分で外すことが出来ないので...........。」
アイ「ダメだよ創くん?だって創くんこの鎖がないと今みたいに急にいなくなっちゃうから。この鎖が有ればアイナたちはずっと繋がっていられるね?」
創「なんだそのメンヘラエロゲヒロインみたいなセリフは。お前もしかして溜まってるのか?」
アイ「そ、そんなことないもん!!アイナはそんな変態じゃないもん!!」
アイナは恥ずかしいのか顔を真っ赤にしながら必死に否定した。
創「そんなに必死に否定したら余計怪しく見えるぞ?」
アイ「うっ、だって違うもん...........。」
創(恥ずかしがってるアイナめちゃくちゃかわいいなぁ!!しかしこれ以上いじったらアイナが興奮して襲われるかもしれない。ここは追撃はやめておこう)
創はそう思い追撃はやめた。
創「冗談だ、冗談だ。それで今から地下室行くぞ。」
アイ「ちょっと!?創くん!?そんなに引っ張らないで!!アイナコケちゃう!!!」
創はアイナと繋がっている鎖を思っきし引っ張りながら地下室に繋がる階段まで進んでいった。
そして地下室に繋がる階段をおりているときに
アイ「ちょっと!?創くん!!待って!!お願いだから!!!」
創「仕方ないなぁ〜、それでどうした?」
アイ「創くん!!歩くの速過ぎだよ!!それにいきなり地下室に行くって言ってアイナを無理矢理引っ張って行くし!!理由ぐらい言うのが常識だと思うんだけど!!!」
創「アイナに正論を言われるだと..........。アイナ、お前いつ常識を学んだんだ?俺の知っているアイナは常識を知らないお嬢様だったはずだ。」
アイ「ちょっとひどくない!?アイナは最初から常識あったと思うけど!?」
創「なに冗談を言ってるんだ?アイナは常識なんてないだろ。それより地下室に行く目的を知りたいんだよな。それは地下室にレヴィアタンがいるって聞いたからだ。少しレヴィアタンに用事があってな。湖の近くに行ったのもそれが目的だ。」
アイ「それじゃあアイナとのデートはあくまでついでだったの..........?」
創「そんなわけないだろ。だからそんな悲しそうな顔するな。あくまでレヴィアタンの方がついでだ。」
アイ「ほんとに?創くんのこと信じるよ?それでレヴィアタンの用事ってなんなの?」
創「それはアイナでも言えないな。仕事と関連のことだから。すまないな、アイナ。」
アイ「仕事ならしょうがないね。」
創「やけに今回は素直に言うことを聞くな。いつもだったら教えてって駄々こねるのに。いったいどうした?何か狙いでもあるのか?」
アイ「そんなことないよ!!どうしてアイナが素直に言うこと聞いただけでそんなに警戒するの!!そんなにアイナって信用できないの!!」
創「そりゃ当たり前だろ。アイナはすぐ約束を破って危ないことするし、すぐに相手に手をあげるからな。それで信用しろは無理があるだろ。」
アイ「それはそうだけど...........。」
創「けどアイナは誰よりも信頼できるよ。だから頼りにしているぞ?」
アイ「うん!」
創「相変わらず笑顔がかわいいな。」
アイ「ほんとに?えへへ、うれしいな。」
創「そんなかわいいアイナさん?この鎖をーーーー」
アイ「無理だよ。」
創「そうですよねー。やっぱり無理ですよねーー。」
創は諦めて鎖に繋がっていることにした。
そうこうしているうちに創とアイナは地下室についたのだった。




