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アヴァロン〜世界を賭けた神々の戦い〜  作者: 大猩猩和
第二章 南国リゾート『リヴァイアブル島』編

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アイナと創

リアが階段をおりたことを確認すると


ベ「アンさん、すいません。私の姉が怖がらせてしまって。彼女はほんとは優しいんです。だからこれから仲良くしてあげてください。」


ベルはそう言ってアンに頭を下げた。


アン「あ、頭をあげてください!!そんな謝ることじゃありませんから!!それにリアさんのことは確かに怖いと思ってしまいましたがこれから仲良くしてもらいたいとも思いました!!だから全然大丈夫です!!」


アンがそう言うとベルは顔を上げた。


ベ「ありがとうございますアンさん。それではこの屋敷の案内をしたいと思いますのでついてきてください。」


そうやってベルたちはアンに屋敷の案内を始めたのだった。


◾️


一方、創はアイナを自分の部屋に連れていきアイナを座らせた。


そして創はアイナの前に座った。


創「アイナ、お前に大事な話があるんだ...........。」

 

創(まあ!全然大事な話じゃないけどな!)


創は真剣な顔でそう言うとアイナは泣き止んでいたのに再び号泣しだして創に抱きついた。


アイ「ごめんなざい!!!!!お願いだからアイナのこと捨てないで!!!!ダメなとこは直すから!!!!なんでもゆうこときぐから!!!だからアイナのごとは捨てないで!!!!」


アイナは創にへばりつき必死に自分のことを捨てないように懇願した。


創「それじゃあこのお願いを聞いてくれたら捨てないけど聞く?」


アイ「はい、聞きます!!!だからーーー」


アイナが何か言い切る前に創はこう言った。


創「もう二度と(・・・)俺をおいて行かないでくれ...........。」


アイナにはみられていなかったが創はとても寂しそうな顔をしながらそう言った。


アイ「はい!!二度とおいて行かないから..........って、あれ?」


アイナは思っていたのと違うお願いがきたため困惑した。


創「アイナっさ、お前何か勘違いしてないか?俺がお前のこと捨てるなんていついった?」


アイ「だってアイナを転移させるときもういらないって口パクで言ってたよ?」


創「それはアイナの勘違いだ(実際にはした)。俺がアイナのこと捨てるわけないだろ?まず捨てるんだったらもっと昔に捨ててるし。」


アイ「じゃあどうしてアイナにあんなひどいことしたの?」


創「それはアイナがかわい過ぎたからいじめたくなったからだ。まさかここまでなるとは思っていなかったけどな。」


それを聞いた瞬間、アイナは怒って創の胸をぽかぽか叩いた。


アイ「創くんのバカ!アホ!意地悪!!アイナはほんとに捨てられるかもしれないって思ってたんだから!!!」


創「ごめんごめん、ついついいつもの癖でやっちゃった。」


アイ「どうしてアイナの時だけいつもこんなにひどいの!!!みんなのときは優しいのに!!!!」


創「それはアイナがドMだから生温いのやっても興奮するだけで傷つかないじゃん。だからアイナの時は的確にアイナの弱点をつくことになるからひどいものになるんだよ。」


アイ「創くんのバカバカ!!もう今日は創くんのことは離さない!!」


そう言ってアイナは創の左腕にくっついた。


創「はいはい、今回は俺が悪いから良いよ。」


そう言って創はアイナの頭を撫でた。


創はアイナの頭を撫でていると急にアイナに抱きつきアイナにしか聞こえない声でこう言った。


創「約束は絶対守ってくれよ..........俺はお前無しじゃ生きていけないんだ...........。」


その声はさっきまでの陽気なものではなく、とても悲しそうで、苦しそうで、今にも泣き出しそうな声だった。


アイ「創くん......?」


創「アイナをいじめたお詫びとして今から少し散歩に行かないか?」


創の声はいつも通りの陽気な声に戻っていた。


アイ「うん!いくいく!!」


創「それじゃあ決まりだな。ほら、いくぞ。」


そう言って創はアイナを立たせた。


アイ「二人でお散歩なんてさしぶりだね。」


創「半年ぶりくらいだな。最後にしたのが俺が忙しくなる前だったはずだからな。」


アイ「半年ぶりのお散歩か〜、すごく楽しみだね?」


創「そんなに楽しみなのか?ただ歩くだけだぞ?」


アイ「だって創くんと二人で何かするのがすごくさしぶりなんだもん。だからすごく楽しみなんだよ?」


創「アイナが満足してもらえてよかったよ。それじゃあ早速行こうぜ。」


そうやって創たちは散歩に出かけたのだった。









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