観測者二
やあやあ、皆さんお久しぶりですね。
もしかして私のことをお忘れではないですよね?
私は観測者ですよ。
今回は私が一番好きな御伽話をしていこうと思います。
この御伽話は魔神ドゥームと世界の勇者の物語です。
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これはまだ初代創造神アヴァロンが秩序ある世界を創ったばかりの時代のことです。
その時代には破壊、絶望、苦痛、そして終焉を司っていた魔神ドゥームが魔神界に住んでいました。
魔神ドゥームはその司っている秩序と圧倒的な魔力量と戦闘センスにより神からだけではなく同族の魔神からも忌み嫌われ迫害されていました。
しかし魔神ドゥームはとても優しい魔神だったので自分の境遇だったらみんなの行動は仕方ないと思い彼は誰も近付かないであろう森の奥にひっそりと住むことにしました。
魔神ドゥームが森に住んでからだいぶ時間がたったとき、魔神ドゥームが森でいつものように狩りをしていると怪我をしている少女を見つけました。
魔神ドゥームは優しかったのでその少女を助けることにし、近づいていきました。
ド「大丈夫か?今からその傷を治してやる。」
魔神ドゥームはそう言ってその少女に回復の魔術をかけて治した。
ド「これで大丈夫だ。さあ、俺と会ったことは他の魔神には言うなよ。約束だぞ?」
少「うん!わかった!ありがとうおじさん!」
少女はそう言って街のある方向に向かって走っていった。
そして少女と出会ってから五年の月日が経ったとき、魔神ドゥームは変わらず森の中に住んでおり狩りをしていた。
そして獲物を追いかけているとき魔神ドゥームは魔神影を見た。
魔神ドゥームはその魔神影が気になり近づいてみてみるとそこにはとても美しい女性がいたのだった。
魔神ドゥームがその女性に見惚れているとその女性は魔神ドゥームに気がついたのか近づいてきました。
魔神ドゥームはさすがにまずいと思いその女性から逃げげようとしたとき
女「ちょっと待って!私はあなたの味方だよ!!」
そう言って逃げようとしていた魔神ドゥームをその女性は捕まえた。
女「私のこと覚えてる?」
そう言われて顔をしっかりみるとその女性は昔、森で助けた少女だった。
ド「お前はあの時助けた少女か?」
女「覚えてくれてたんだね!!嬉しい!!私の名前はねアイシャ=クローズだよ!!」
ド「俺の名前は知ってると思うがドゥームだ。」
ア「これからよろしくね!!ドゥーム?」
ド「これからよろしくってどう言うことだ?」
ア「それはこれから二人で暮らすからだよ?」
ド「どうしてそうなる!?それに俺と一緒にいたらお前まで迫害を受けるんだぞ!?」
ア「別に構わないよ。だって私はあなたのことが好きだから。それに一人よりも二人の方が気が楽だと思うよ?」
ド「す、好きって!?いったいお前はいっ、いったいなにを言っているんだ!?」
魔神ドゥームは初めて好きと言われてとても動揺していました。
ア「ドゥームは私のこと嫌い?」
ド「別に嫌いじゃないが本当にいいのか?俺と暮らしたらもとの生活には戻れなくなるぞ?」
ア「別に大丈夫だよ!これからはよろしくね!!」
そうやって二人は一緒に住むようになったのだった。
そして始まった同棲生活はドゥームにとって刺激的な毎日だった。
いつもは朝起きても狩りから帰って来た時も寝る時も一人だった。
それがドゥームにとっての当たり前の生活だった。
しかし、アイシャが来てからのこと朝起きると「おはよう」と挨拶をしたり狩りから帰って来ると「お帰り」と言われ、寝る時は「おやすみ」と言うのが日常になった。
そしてドゥームはこの生活をしているうちにどんどんアイシャのことが好きになっていき、同棲をしてから二年、二人は結婚をしたのだ。
だがこの楽しい結婚生活は終焉を迎えるのだった。
それはドゥームを恐れていた勢力が手を組みドゥーム討伐作戦に出たからだ。
その軍勢はドゥームたちが住んでいる森まですぐに攻めて来たのだった。
ドゥームはこの軍勢を迎え撃った。
ドゥームは大切なアイシャを守るために必死に戦った。
頭が飛ばされようと腕が引きちぎれようとドゥームは立ち上がり何度も敵軍に特攻し敵の数を着実に減らしていった。
そしてドゥームが相手の軍勢の半分を倒した時、相手はドゥームではなくアイシャを狙いだしたのだ。
ドゥームはアイシャを必死に守っていたが神核にダメージを受け動けなくなってしまったのだ。
ア「ドゥーム!ドゥーム!!しっかりして!!」
ド「俺は大丈夫だから早く逃げてくれ!!!!」
ア「ドゥームを置いていくなんて私にはできない!!だから一緒に逃げようよドゥーム!!」
そう言ってアイシャは動けなくなったドゥームを連れて逃げようとした時、ものすごい速さで近づいた何かが来たことがわかった。
『グサッ』
ドゥームは肉が刃物で刺されたような音が聞こえた。
そしてドゥームが顔を上げてみてみるとそこには初代創造神アヴァロンによって剣で胸を貫かれたアイシャの姿があった。
それをみたドゥームは今まで感じたことない激しい怒りと悲しみに襲われた。
ド(俺とアイシャはただ平凡に暮らしていただけなのにどうして...........。あいつらは許さない..........全員殺すまでは許さない!!!!)
その瞬間、ドゥームからさっきまでとは比べ物にならないほどの力が湧き上がって来た。
それはは怒れば怒るほど強くなる憤怒の権能だった。
この時、この世に初めて七つの大罪のうち一つ憤怒の権能がこの世に生まれたのだった。




