終焉なき森
人は幸せを求める生き物だと思う。
でも自分の”幸せ”がどういったものなのかは、実のところ分からない。
人は、他人の”幸せ”を、勝手に決めつけていると、私は思う。
一般的に嬉しい出来事だといわれている事が起きた時、人は”喜ばなくてはならない”し、
周囲の人は”祝福しなければならない”立場に置かれる。
人は、人の気持ちを、縛っている。
人は、人の行動さえも、縛っている。
人は、人らしく生きなきゃいけない。
社会人は、社会人らしく生きなきゃいけない。
逃げることは許されない。
人生は、終焉なき森だ。
出口なんて何処にも見当たらない。
終わりがいつなのかも、分からない。
自分が進んでいるのか、自分が進まされているのか、分からない。
謎に包まれたその森で、今日も私は、彷徨う。
それが、”生きる”っていうことなのだろうか。
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