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明日によりますが、決めました

 今日の宿が決まって安心したところで、本題だ。


「ところで、ユーナは異世界人を洗脳しましたか?」

「異世界人を?そんなこと、しませんよ。」

「では他に洗脳スキルを持っていたり、何らかの方法で異世界人を洗脳して魔族側に送り込んでいる相手に、心当たりはありますか?」

「そんなことが…!?」

「異世界人を洗脳するのは、異世界人のスキルの可能性が高いです。

 新しい異世界人の洗脳スキルの可能性が高いと予想されていましたが、治癒スキルなどの他のスキルで洗脳の効果があるなら、洗脳スキルとは限らないかもしれません。」

「心当たり、あります。」

「本当ですか!?」


 やった!これで、情報ゲットだ!諜報活動って、簡単だな!


「交戦が無くなった後に召喚された異世界人で、昔は時々会いに来ていたんですが…初めて会った時に、嫌な感じがしました。その時は、何かしたか聞くとスキルが気になって鑑定しようとしたと言われて納得しましたが、それは洗脳を掛けようとしていたのかもしれません。」

「では、ユーナは無事ということですね?」

「そうですね。でも…もう一人、ここにアミナという異世界人の女の子が住んでいます。聖女作戦の初めの内は一緒に活動していたのですが、ある時範囲治癒をすると、彼女に洗脳がかかっているのに気付きました。強めに治癒をして状態異常を解消しましたが、てっきり私の治癒で洗脳してしまったのかと思って…それからは、遠ざけてしまいました。

 今思えば、他の人間達が私の治癒で洗脳の状態異常になっていないのに、彼女だけ洗脳状態になるのは変ですよね?あれから避けられてしまっていたのですが、洗脳されているかもしれません。それなら、早く助けないと…。」

「そうでしたか。ユーナの治癒で洗脳は解除できますね?今日、その方は帰って来ますか?」

「分かりません。アミナは…ジョンと付き合っているので、時々しか帰って来ません。」

「まさか、そのジョンと言うのが…。」

「そうです。怪しいと思います。」


 最低じゃないか!洗脳で彼女にするだと!?

 許すまじ、ジョン!!

 早くアミナという女の子を助けないと!


 今日アミナは帰ってくる?違う気がする。

 なら、確率操作を使ったら帰ってくるか?直感が正と告げている。

 アミナが今日帰ってくる可能性を確率操作で上げた。

 アミナが帰ったらユーナが洗脳を解けるよな?直感、正。

 その後アミナから洗脳している向こうの状況を聞けるか?直感、正。

 ジョンが洗脳しているんだよな?直感、正。

 …初めて直感スキルを使いこなせた気がした。


「ユーナ、安心してください。アミナは今日帰って来ます。そうしたら、洗脳を解いてあげてください。そうすれば、アミナから洗脳している側状況について教えてもらえます。」

「本当ですか…?」

「本当です。私のスキルがそうなることを察知しました。アミナを待ちましょう。」

「未来視のスキルですか?すごいです。」

「少し違いますが、そんな感じです。落ち着いてアミナを待ちましょう。

 何か聞きたいことがあるのですよね?私の質問にいろいろ答えていただいたので、次は私が答えます。」

「今更焦っても仕方ないですよね。少し、落ち着きました。ありがとうございます。

 では、質問しますね?」

「どうぞ。」


 一緒に住む相手が、洗脳で怪しい男に付き合わされているなんて、ユーナもすごく心配だろう。

 少しでも気が紛れればいいけど…。

 ユーナは戦争を辞めさせることが出来るのか?直感は…微妙だ。

 自分がユーナに協力すれば、戦争を辞めさせることが出来るのか?直感は、まだ微妙だ。

 直感は、もう少し頑張れば可能だと言ってる気がする。

 洗脳をそんなことに使うなんて、この国は最低過ぎる。頑張ろうと決意を新たにした。


「この話の流れで聞きづらいのですが、リョータの…魔族側に行った人の様子はどうですか?」

「アサ…リョータもサイトも元気そうでした。会ったばかりなので、詳しくは分かりませんが。」

「とりあえず元気そうなら良かったですが…リョータとサイトですか?リョータは誰かと一緒に暮らしていませんでしたか?」

「誰かって、どういうことですか?」

「あの、彼女は居ませんでしたか?」


 はぁ?アサに彼女?一緒に住んでる?どういうことだ?

 そういえば、アサの部屋はあの白い部屋の奥にあると言っていたけど、中を見せてもらったことはない。実は彼女が中に居たのだろうか?

 …思い出したが、マキアはアサの部屋でお風呂を借りていたとか言ってなかっただろうか?

 まさか、マキアがアサの彼女…?

 悲しいやら、悔しいやら、困惑して腹立たしいような…血の気の引く思いがした。

 恐る恐る直感に問う。

 マキアってアサと付き合ってる?

 回答は、否。

 安心した。勘違いだったようだ。深呼吸しよう。


「彼女が居るかどうかは聞いていませんが、見た所一人でした。」

「そんな!本当ですか?本当に、リョータは彼女と一緒に居ませんでしたか?」


 すごい剣幕だ。ユーナはアサが好きなのかな?

 それにしては、彼女と一緒に住んでると断定的だが。

 彼女と言うから女の子を想像したが、一緒にいるというとダルと仲が良さそうだった。そんな可能性もあるのか?

 っていうか、アサとリョータと呼び分ける意味が分からん。若干混乱するじゃないか。サイトはサイトなんだから、分ける必要は無いんじゃないか?面倒くさい。


「本当に、見ていません。ユーナはリョータと付き合っているのですか?」

「そんな!とんでもないです!リョータにはフェリーチェが…異世界人の彼女が居るんですよ。」

「そうなのですか!?」

「そうなんです。フェリーチェは最後の交戦の時…いろいろありまして、行方不明なんです。私はリョータが連れて行ったのだと思っていました。」


 まさか、アサに彼女がいたなんて…。

 しかも、最後の交戦の時の有耶無耶に紛れて連れ去るとは…やるじゃないか。

 しかし、一緒に居る様子が見れなかったのはなぜだろう?

 そうすると、やっぱり奥の自室に彼女が居るということだろうが、奥に繋がる扉は見当たらなかったし、空間魔法で移動しているようだった。これって監禁?アサにそんな性癖が?マキアとメイに気を付けるように伝えないと。

 念のため。アサは空間魔法で彼女を監禁してる?直感は、微妙な感じもするがほぼ肯定しているようだ。多少違うとしても、まぁまぁそんな感じという事だから、そういう事でいいのだろう。


「見たことはありませんし、ア…リョータからも魔族側の異世界人はリョータとサイトと私だけだと聞いています。

 ですがリョータは空間魔法で自室を作って生活しているようなので、そこに彼女を置いている可能性は高いと思います。」

「やっぱりそうなんですね!でも戦わせないためとはいえ、他に会わせないで自室に置くなんて…リョータがそんな感じだったとは…意外です。」

「彼女さんは、そういうの大丈夫そうな方ですか?」

「そうですね…分かりませんが、平気そうな気がします。」

「そうですか。それは良かったです。」

「二人の関係にはびっくりしましたが、一緒に居るようで私もひとまず安心しました。」


 ユーナは、アサの彼女の心配をしていたんだろう。今の二人の関係は健全とは言えないかもしれないが、同意の上なら問題ないハズだ。

 それにしても、アサに彼女か…フェリーチェというらしい彼女に会ってみたいが、ヤンデレは怖いな。

 対応が分からないから、今後アサから紹介してくれるのを気長に待とうと思う。

 そして、マキアとメイに警告するのは忘れない。特にマキアは奥に入ったこともあるようだし、異世界あるあるなハーレム要員として囲われると大変なので、厳重に注意したい。

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