宇宙駆け第二世界歴史年表 1950-2670(物語開始時点)
1980年代
欧州、アラブ、アフリカ諸国連合成立……いつの間にかドイツが筆頭に……。
欧州連合から英国はハブられ、
いい感じに英国面に汚染されまくった米国と北欧諸国でノルマン・米英連合を結成。
(こっちの世界では、フィンランドと言えば陸戦でソ連を返り討ちにした訳の分からない軍事大国扱いされている)
日本は、早い段階で海軍を再建し、強大な海軍力を背景とした経済大国に発展。
たびたび、領海侵犯を犯すソ連潜水艦を容赦なく撃沈したりと、結構過激な国になる。
東南アジア諸国、オーストラリア、インド等と環太平洋同盟を結成。
ソ連および中国は、ユーラシア連合を名乗り環太平洋同盟と対立。
4大勢力時代に突入。
以降、アラブ方面での石油利権目当ての小競り合いや、各所で小規模な戦いが勃発するも、
大きな大戦に発展することもなく、冷戦状態に突入。
なお、核兵器については戦後、各国間で核兵器封印条約が締結され、廃絶されている。
ベルリン消滅のインパクトが強すぎた模様。
2020年台
石油枯渇による原油価格の高沸や、老朽化が始まった各地の原発での事故多発など問題が多発する中、
凝縮集系核反応による常温核融合が実用化。
エネルギー革命が起きる。
化石燃料から、水素燃料への急速に移行。
パラジウム核融合炉の小型化が進み、一家に一台のノリになる。
また電動モーターを使ったレシプロ機や核融合反応で発生したヘリウムの有効活用として、飛行船が復権する。
ジェット機は軍用などの一部例外を残して一気に廃れる。
2050年台初頭
人類、宇宙へ本格進出を開始。
その大きな理由として、核融合燃料の重水素の取りすぎて、海水面下降の問題が発生したから。
異常気象や海洋生物の死滅など、問題が多発し始める。
「人類よ、宇宙へ巣立とう」のスローガンのもとに、スペースコロニーや火星テラフォーミング計画が発足。
同時に、木星重水素プラント建設と輸送ラインの確立も計画される。
木星重水素プラント建築中に、木星衛星軌道上に、謎の人工建造物を発見。
調査の結果、それは古代先史文明の遺跡であり、
エーテル空間と呼ばれることになる異空間と繋がるゲートだと発覚。
その空間は、まるで大河のような構造で、酸素もあり人類が生存できる環境だと判明。
更に、遺跡に残されていた宇宙船らしきものも入手。
同時期、太陽系内にて同様の遺跡が多数発見された事により、各勢力同士の遺跡争奪戦が勃発。
人類史上初の宇宙戦争が発生。
後に第三次世界大戦と呼ばれることとなる。
2060年台
各地の遺跡の接続先が同じところだと判明し、奪い合う意味があまりない事に各国が気付いた為、
世界大戦も有耶無耶のまま終結。
遺跡で発掘された宇宙船は、とりあえず後先考えない各国合同科学者、軍人など有志による試験航海を実施。
先史文明宇宙船での半日程度の航海で行き着いた先は同じような超空間ゲートの遺跡。
通常宇宙空間へと飛び出した宇宙船からの観測結果から、そこは約16光年離れたアルタイル星系だと判明。
かくして、人類は超空間航法を手に入れた。
2100年台
長年の遺跡と先史文明宇宙船の解析から、人類は数々の超技術を入手。
転移ゲートやエーテル空間航行船も人類製のものがついに完成。
そして、エーテルと呼称される高エネルギー物質に満たされた超空間は、コリードールと呼称されるようになる。
コリードールでは、一切の戦闘行為が禁じられ、中立地帯とされる。
銀河連合発足。
2300年台
銀河の開拓が進み、コリードールに接続された未開星系が少なくなくなった頃から、
各星系の母国色が強くなり、自然発生的に複数の星間連合が発生し、銀河連合が有名無実化する。
幾つもの星間連合の群雄割拠の末に、最終的に4つの巨大星間連合にまとまる。
日本の皇族の末裔を国家元首とし、環太平洋同盟をベースとする桜蘭帝国。
英国を祖とし、英国王室の末裔を元首としながらも、大統領制のブリタニア合衆連合王国。
欧州連合を基に、ナチスドイツの思想影響を強く受けたシュバルツ・ハーケン同盟。
ソ連、中国のユーラシア連合の末裔、共産主義でまとまった、ウラル連邦共和国連合。
これら4大勢力が台頭し、年中行事のようにどこかで戦争が勃発するようになる。
2400年台
4大勢力による静かな戦いが延々続く。
なお、コリーロード内では有視界での実体弾による砲撃戦か体当たりくらいしか有効な攻撃方法がなく、
コリーロードと通常宇宙の両用艦が主流だったこともあり、エーテル空間のデリケートさも相まって、
エーテル空間内においては、白兵戦以外では戦わないと言うのが暗黙のルールとなる。
戦闘はもっぱら相手の星系内での宇宙空間戦闘と、超空間ゲートを巡る白兵戦に限られるようになった。
ちなみに、ブチかまし合いからの移乗白兵戦なんかもたまに起こった。
2500年代
太陽系争奪戦争
地球と太陽系の領有権を賭けての4大勢力の戦いが勃発。
地球自体、すでに資源枯渇を起こしてしまい人類の聖地的な意味合いしか残っていなかったのだが、
それを巡っての各勢力入り乱れての太陽系内での宇宙艦隊戦が発生。
地球に残った人々による各国の保有する遺跡への重力爆弾を使った攻撃で、太陽系へ接続されたゲートが全滅。
かくして、人類は母星系への道を永遠に閉ざされてしまった。
2600年台
各星系とコリーロードの行き来を両用艦で行うことの非効率さから、宇宙空間船と、
エーテル空間船を分けて、エーテル空間船でゲートを超えて、その先の中継ベースで、宇宙空間船に乗り換えると言う移動形態が主流となる。
理由は主にコストの問題。
大型エーテル空間船はゲートの通過の際に、大きなゲートを作る必要があり、効率が悪いと言う話になり、民間船の小型快速化が進む。
両用艦は、主に戦闘艦艇に限られるようになり、両用艦は星系攻略専用の揚陸艦的な扱いとなるが、自前でのゲート生成機能など無駄が多く巨大化する傾向が強くなる。
必然的に、交戦形態も変わっていき、長く続いていた小競り合いもかなり落ち着く。(防御側が圧倒的に有利になってきたせい)
エーテル空間での砲戦はレールガンが主流となっていたが、遠距離での命中率がすこぶる悪く。
もう色々諦めて、正面装甲をガチガチに固めた大型艦での体当たりからの移乗白兵戦が主流とかおかしな方向へ……。
2mクラスのサーフボードみたいなのに乗ったパワードスーツだのドリル戦艦だの色々な珍兵器が次々生まれる。
特に英国系は珍兵器が大量に……。
2650年
コリードールにて、正体不明の巨大生物による艦船への襲撃が多発。
空を飛ぶ飛翔種、中継ゲート基地へ上陸したり船体に穴を開けて内部に侵入し、
人に襲いかかる対人特化の小型陸戦種なども出現し、中継ステーションが次々に破壊され、
孤立する星系が多数発生する。
人類はそれの巨大生物群を「インセクター」と呼称。
この時代、エーテル空間戦闘が近接戦に特化した大型艦が主流になっていた事が災いし、
敵の物量戦術やエーテル空間飛翔体研究が遅れていた関係で、
人類製のエーテル空間戦闘艦は、インセクターに全く対応出来ず、
片っ端から撃沈されあっという間に劣勢となる。
2665年
10年以上の戦いの結果、人類世界の至る所でコリードールが分断され、
幾つもの星系が連絡途絶状態となり、各勢力間の連絡も途絶。
この期に及んで、相互協力体制を作れなかったのと、
エーテル空間戦闘研究で迷走しまくって、有効な対策が取れなかったのが原因。
一連の戦いでエーテル空間戦で有効な兵器としては、
火薬式の実体弾や無誘導爆弾などの旧式兵器ばかりだと判明。
飛翔体も地球時代に主流だったレシプロなら問題ないと解っていたが、
この時代の惑星大気中飛行技術は、イオンクラフトや重力制御飛行が主流。
どっちもエーテル空間では不向きであり、
桜蘭帝国では、旧時代の技術再現でレシプロ機が復権させる事を試がなされた。
再現されたエーテル空間戦闘機第一号は、何故かゼロ戦。
理由……レシプロと言えばこれと言うくらい有名だったから。
最新の技術で再現されたゼロ戦は対飛翔種に十分以上の戦果を発揮。
それならばと、とある技術者が太平洋戦争時代の軍艦をエーテル空間戦闘艦として再現。
先史文明由来の技術を使い艦歴や各種戦闘データなどを付与した
有機コンピューター搭載の無人戦闘艦として建造した結果。
中枢コンピューターが自我を持ち、何故か女性の姿を象るという想定外の事態が発生。
原初のエーテル空間戦闘艦、戦艦大和の誕生。
彼女の活躍は凄まじく。
単艦であっという間に迫りくるインセクターの大型種の群れを一方的に殲滅。
彼女達は戦闘艦艇示現体と呼ばれ、明確な意志と人格を持っており、
人間など不要とばかりにインセクターや外敵と戦う意志を見せる強大な守護者となり。
さらに、自己進化能力を持ち武装類を次々と最適化。
個人レベルでも人類の手では手に負えない程の戦闘力を発揮するなど、想定以上の存在と化した。
桜蘭帝国側は、危険と判断し、大和を封印する事に……。
とは言え、状況は待ったなし。
妥協案として、示現体を半ば眠らせたような状態で、その意志を押さえた上で、
各艦を有人艦として、同タイプの戦闘艦の運用を開始。
彼女達新型エーテル空間戦闘艦の投入で、インセクターの侵攻ペースが抑えられる。
2668年
試験的に、数隻の駆逐艦にて、示現体稼働の上での無人稼働艦の実験を開始。
彼女らは未来予知能力や相互連携能力を発揮するようになり、目覚ましい戦果を叩き出す。
もう、こいつらだけでいいんじゃないか? と一部の軍人達から囁かれ始める。
次元穿孔と呼ばれる重力異常地帯から、異文明の技術により作られたエーテル空間船の残骸が漂着。
第二のコリードールの存在可能性が取りただされる。
稼動状態の示現体搭載の無人駆逐艦初霜によるセカンドコリドールへの強行偵察作戦が立案される。
当初、極めて強力な戦闘力と生存性を誇る初霜、雪風の両艦による突入ミッションの予定だったが、
雪風の艦体損傷の為、予定変更を余儀なくされる。
無人運用艦の実証実験計画責任者柏木中佐の提案で、セカンドフェイズ実証艦利根の稼働前倒し、
突入支援作戦の実施が決定。
突入支援作戦時に全艦の示現体が一斉に稼動状態となり、スペック上ありえないほどの能力を発揮。
その流域に居た圧倒的多数のインセクターを完全に殲滅すると言う大戦果を挙げる。
なお、駆逐艦初霜はセカンドコリドール突入後、大規模重力震に巻き込まれたあと、
「我、敵と遭遇する」との連絡を残し、未帰還、行方不明となる。
エーテル空間戦闘艦の無人稼働実験計画は中断。
突入作戦に携わった全艦艇は、斑鳩基地にて厳重な管理の上で試験部隊として運用。
2669年
ブリタニアに、桜蘭帝国より新型エーテル空間戦闘艦大和の稼働実戦データが届けられる。
同様の方法で、英国と米国由来の戦闘艦艇群を再現した結果、同様の結果に。
英軍系は、女王陛下に忠誠を誓う傾向が強く、扱いは比較的容易。
アメリカ系は、良くも悪くもフリーダムかつ好戦的で扱いが難しく、
割と自然に王立宇宙軍と自由宇宙軍と二系統へ分離。
対インセクター戦においては、いずれも目覚ましい活躍を見せ、
ブリタニア側ではもう戦闘はお任せとばかりに丸投げ。
同時期、シュバルツハーケン同盟へ同様技術が漏洩したことにより、戦艦ビスマルクの再現に成功。
やっぱり、おねーちゃん付きでむしろ困惑。
フランス艦やイタリア艦なども再現され、欧州同盟艦隊が誕生。
なお、ウラル連邦共和国連合では、
インセクターの技術を取り込んだ独自技術による無人エーテル空間戦闘艦群が完成。
こっちはむしろ、やばい方向へ……。
2670年 斑鳩基地方面より、インセクターの大規模侵攻。
手薄な方面からの襲撃により、戦力集結が間に合わず、
斑鳩基地とも連絡途絶の為、重力爆弾の使用による回廊封鎖を実施。
駆逐艦初霜の残した次元転移データを元に、人工次元穿孔を作り出し、
艦隊規模で異世界へ戦闘艦群を送り出す技術が確立される。
同時にもう一つの異世界を第二世界と正式に呼称。
限定的に、無人稼働状態とした伊400系の潜行艦を先兵として派遣。
転移自体は成功し、第二世界側の調査が開始される。
作戦中、400が第二世界側の軍と交戦……消息不明となるが、
同型艦の伊411と413が第二世界の情報を収集した上での帰還に成功。
それを受け、桜蘭帝国の総力を挙げたセカンドコリドール侵攻作戦を実施。
第二世界の現地軍との交戦の末、侵攻軍が敗退。
現地軍は、技術的には劣るものの全艦示現体による無人稼働を実現しており、
更に、凄まじいほどの物量戦を実現する国力を持つ、銀河レベルの大連合だと判明。
一部過激派勢力の暴走で、重力爆弾の無制限解放がが発生しかけるも特務艦雪風の自己犠牲により阻止。
第二世界側との休戦が成立。
第二世界側からインセクターとの共闘の申し出があり、桜蘭帝国側もそれを受理。
各地にて、第二世界の艦艇群を交えた反攻作戦が開始。
2671年
ブリタニアの王立近衛艦隊による桜蘭帝国への打通作戦が実施される。
作戦中に旗艦、グローリアスとその護衛艦隊が行方不明になり、
特務艦隊ブラックウォッチによる強行捜索作戦が実行される。