1/9
プロローグ
「―――お前なんか消えてしまえばいい 」
視線だけで人が殺せるのなら、自分はもうとっくに死んでいるだろう。
目の前に立つ、美しいあの人が自分を冷然と見据え発した言葉に、耐えかねた心が悲鳴を上げた。
(ああ……どうして? 一目で好きになったあの方に、消えろと願われる程のことを私はしたかしら? )
あまりのショックに意識が暗く落ち込んでいくことにも気づかない。
「ど……して…… 」
シルヴィア・アリストンは意識を失いその場に崩れ落ちた。
今流行りの悪役令嬢をどーーーしても書いてみたくて書いてます(汗
完全見切り発車の為、かなりの不定期更新になるかと思います。