各国的な物語「飛ばして読んでください 改稿終了後に削除します」
おはようございます。space3です。
なんとかギリギリで書き上げました。今回は説明回です。
世界地図と国紹介を割り込み投稿しました。。
ロード帝国 帝都イストル 帝城内魔法省魔法観測課
「報告っ!報告っ!」
「どうしたっ!また東魔法研究棟が爆破したか!」
「いえ、東魔法研究棟なら先ほど今年5回目の倒壊ならしましたが….ってそれじゃありません!」
「ならいったいなんだというのだ。わが魔法省でこんなに頻繁に報告されることなど建物が倒壊したか全焼したかの報告しかなかろう?」
「いや、確かにそうですが…ていうか、さも建物が倒壊とか全焼があたりまえだ的な言い方しないでください!」
「実際そうなのだから仕方なかろう。」
「そうなのだからじゃありません!こんなことだから陛下がわざわざ修復省なんて省作らなくちゃいけなくなるんです!いったいどこの国に魔法省が壊した施設を修復するためだけの省なんてあるんですか!」
「うむ。この国にあるぞ。」
「この国以外でです!」
「それに魔法省が壊した施設だけではないぞ、ほかの省が壊した施設も修理しているではないか。」
「それって壊したじゃなくて壊れたでしょう!老朽化とかで!しかも直してるの9割5分は、魔法省のじゃありませんか!」
「まぁまぁ落ち着いて、話がそれたね。それでなんの報告かい?」
「話そらしたのあなたでしょう!まぁいいです天山山脈とイぺリア山脈に囲まれた未踏地域、通称 エリアウトにて2つの魔力を感知しました。残念ながら魔力の強さまでは、わかりませんでした。」
「うむ。しかたない、エリアウトとここはどれだけ離れていると思っているのだ。もしも強さまでわかっていれば君は、近衛魔術師筆頭になれるよ。しかしあそこは、歴史上数多くの聖なる生き物が出現している場所だ。それで色はどうだった?」
聖なる生き物とは、自分からは人間を襲わない魔力をもつ生き物のことで普通は聖獣と呼ばれる。逆に人間を襲う魔力をもつ生き物を魔獣と呼ぶ。
そしてここでの色とは、魔力の色を指す。魔力の色は、さまざまな種類があり種族によって持てる色が決まっている。1種族には、必ず固定の種族を表す固有の色と属性を表す個別の色を持つ。つまり前者は、種族ごとにきまっていて後者は、個人個人で違うのだ。
もっとも各種族によって後者の持てる色も決まっており、誕生する際にその中から選ばれる。自分の種族が使える色なら自分の属性以外でも使うことができるが威力が極端に低くなり魔力使用量も多くなる。
「はい。それが…………」
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「急げ!早く皇帝陛下に謁見せねば!謁見の間に通してくれ!」
「ハイル、エンペラー!」
「ええい!早く通さんか!」
「ハイル、エンペラー!」
「貴様らは、それしか言えんのか!」
「ハイル、エンペラー!」
「はぁはぁはぁ、なんなんだここの衛兵は….ハイル、エンペラーしか言わんぞ….」
「まぁまぁ、そうおっしゃるな陛下のご趣味ですぞ」
「あぁ、これはこれは宰相殿ってこれ陛下のご趣味なんですか!」
「そうですぞ。それで陛下にいかような御用ですかな?」
「そうでした。金色です。」
宰相と呼ばれた男は、自身の長いひげをなでながらこたえる。
「?。何が金色なんですか魔法省長官殿。」
「金色の魔力がつい先ほど感知されました。」
「なっ、それは本当なのか!もし本当なら一大事だぞ!」
「ええ。本当です。しかも2つ感知されました。」
「なぜもっと早く言わなかった!陛下のご病気を治すために何としてもそれを、その神竜を手に入れなくてはならん!軍議を開くぞ!急げっ!」
「「「「「「ハイル、エンペラー!」」」」」」
廊下に並んだ兵たちのこえが一斉に城中に木霊した。
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判帝国 帝都東安 東禁城内 謁見の間
「陛下、先ほど魔法部よりエリアウトの地にて金色の魔力を感知したと報告がありました。」
「相わかった。兵部長官!」
「はっ」
「全軍の7割を投じても構わん!なんとしても未踏地域エリアウトをわが領土に組み入れ、金色の魔力をもつとされる神竜を我が御前へつれてこい!決して他国へ渡すでないぞ!」
「お、お待ちください!全軍の7割など…帝国の防衛は、どうするのです!」
「まぁまぁ、そうあせらさるな外部長官。そもそもわが帝国は西を天山山脈の壁がたち、北を極寒の氷の海に面し、東には国などなく延々とつづく海に面しておる。残りの南も海に面しトラッド王国と東方皇国があるがトラッド王国は、商業国家ゆえわざわざ商売のさまたげになる戦争など仕掛けてこんし東方皇国も万が一攻めてきても残りの兵で十分対応しきれる。」
「しかし…総部長官殿。」
「そして神竜は、不老不死ではないものの永遠の命を持つとされる。その血肉を食らえば食らった者もまた神竜の力のほんの一滴と永遠の命を手に入れることができる。ほんの一滴の神竜の力でもそれは、人の身には十分強力なものなのだ…もしそれが他国に渡ったらどうなる?ロード帝国になど渡りでもしたら最後わが帝国の世界統一は、大いに遠のいてしまう!なんとしてもそんなことは、断じてあってはならんのだ!」
いっきに言い切って疲れたのか総部長官は、息をきらしている。
「「「「「「おぉーー」」」」」」
周りから感嘆の声が響く。
「さすが総部長官!博識ですなぁ!」
「しかしあの報告を受けてあそこまで早く決断を下されるとは、さすが即位してわずか5年で中原、東原、南原の三原を統一されたお方だ。わが皇帝陛下は…..」
「すべては、皇帝陛下の御心のままに!」
「「「「「「「「「すべては、皇帝陛下の御心のままに!!」」」」」」」」」
その場にいたすべての者が皇帝にむかって平伏した。
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中央都市国家連合共和国 代表首都 ローリダ 国会議事場3階第8会議室
この国には、都市国家の集まりという性質上首都は存在しない。しかし国家としてある以上代わりに代表首都が存在する。
代表首都は、5年ごとに選ばれなおされその時点での人口や商業利益、都市の住民の満足度などの総合得点が1番高かったものが代表首都に選ばれる。
そしてその代表都市ローリダで今日も各都市から選ばれた代表たちが会議をしていた。
「えー、次の案件は、ロード帝国が通行料払うからちょーっとエリアウトに軍をおくるために道あけやがれと言ってきたことについてです。」
「えーと質問!」
「なんでしょう」
「会議の議題がやけにきたない言葉なのは?」
「私の趣味です。私の独断と偏見によって改ざんしました。」
「だめだよね!いけないよね!しかも堂々と自分が犯罪をしましたって公言したよね。」
「ちなみにすでに通っていいですよ。あと軍なので通行料高めなのと近くの都市拠点に使っていいですよと返答しました。」
「え!いけないってレベルじゃないよ!犯罪だよ!てか他の代表の承諾は?」
「事後承諾させます。」
「なにさも事後承諾が当たり前のようないいかたしてるの!いかもさせるってなんで命令系なんだよ!拒否権なし?」
「もちろんありません。それにそもそもこの会議に来てすらないことが悪いのです。あなたと私の二人しかきてないじゃないですか」
「いや、君が真夜中に矢文で屋根に突き刺して案内した案内状なんて誰も普通きずかないし見れないから!」
「君がきずいたじゃないか。」
「あれは、たまたまわたしが夜風に涼んでいたら運よく足元に刺さっただけですから…ていうか死ぬかと思いましたよ!」
「ちっ、足に刺さらなかったのか….つまんね」
「あてるつもりだったんですか!やめてください!あと今本音漏れましたね!」
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とんどん話が違う方向に進んで行っていることにきずかない議員たちであった。
こうして今日も議題は進んでいく……….
今回は説明回でした。気に入らなかった方は、ごめんなさい。次回から主人公サイドに戻る予定です。
すみません。現在執筆が遅れております。8/18日中には、頑張って投稿しようと思いますのでもうしばらくお待ちください。
3分の2以上執筆し終わった時点で次話投稿予告をだします。
次話投稿予告
2013/8/18
午前7時から12時の間