休憩的な物語
お久しぶりです。space3です。期末テストも終わり、2学期の総合成績がどうなったのかと恐ろしげに待っております。
この話からリンを自称一般人に変えるためにリンの口調を少しずつ変えていきます。
ではどうぞ。
………えーーーーーーーーーー
なんでそっちの方が逃げちゃうんだよ――――――
とリンは内心突っ込みまくっていた…
リリアも何でこうなっているのかわからず首をかわいらしく傾けたまま担がれている。
リンも同じだ。
(うーんどうしようか….もともと逃げるつもりだったけどこいつら(盗賊(仮))までついてきてしまったからなー)
そう考えている間にもどんどん町から離れていく…
町の方では、あわただしく
「あいつらをおいかけろ!自警団に要請をだせ!」などと門番さんが叫んでいるようだ。
え?どうして聞こえたのかだって?
そこは平凡な一般人(竜?)その1とだからとだけ言っておこう。
けっして神竜とかそういった類のものではないのだ。たぶん…
最近の一般人はすごいのですよ…あはははは….はぁ
でもなんで逃げたのかなぁ…
考えても仕方ないしこれからどうしよう…リン困っちゃった。
なんか最近ため息が多い気がする…気のせいだろうか…
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しばらくするともう見つからないと思ったのか盗賊(仮)は、ちかくの川を見つけると休み始めた。
周りは、林といったところだろうか。
森にしては木が少なすぎるし、かといって木が全くないわけではない。
先ほどの町はすでに見えない。
木々で隠れてしまっているのだろう。
私たちは、盗賊(仮)たちが休んでいる近くの木に縛りつけられている。
リリアとは背中合わせになっていてお互いの顔は見えない。
ごていねいに見張りつきで。
まぁ当然といえば当然なのだがまったくもってありがたくない。
隙をついて逃げて町に着いたら場所を明かして捕まえてもらうのに…
一応魔力もかなり捕まる前まで回復したし、逃げれるけれど…ねぇ
万が一見つかったら戦わなくちゃいけないじゃないですか。
そして反撃したら死んじゃいそうな気がして…できるわけないじゃないですか!
元日本人の私が人殺しなんてもってのほか!できません!
そんなものは、犯罪者の取り扱いのプロ(自警団)におまかせするのが一番いいんです!
え、制裁?もちろん精神的に決まってますよ!
最近の一般人は一撃で盗賊(仮)を永遠のお眠りに連れて行くほどつよいんですよ!
ほんとに怖い世の中です。
盗賊(仮)を一撃で永遠のお眠りに連れて行くような自称一般人は、あんただけだとそれを訂正するものは当然ながらここにはいるはずもなかった…….
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ヒマだ…
その一言に尽きる
ただただ目の前でいかつい男たちとひょろい魔法使いぼいっやつが休んでは談笑したりしているところを見て何が楽しいというのか。
しまいには、川で水浴びまではじめてしまった。それも私たちの前で!
最低限のモラル(パンツ)は守ったようだが、リリアには、まだ早いというかこういうものには一生触れさせたくないとまで思っているのでリリアの瞼を強制的に魔法で一時的に閉じさせた。
リリアはもちろん「どうしたのお姉ちゃん?」
と聞いてきたがリリアは、「見ちゃダメ!痛い人たちなのよ」と言い聞かせた。
しかしながらヒマである。
夜になったらみはりを出し抜いて逃げるというなんとも安直な作戦を考えたのだが、もうちょっといい作戦考えられないのかと思ってしまう私です。
そもそも見張りを出し抜くってどうやって!などと思っているのだからこの始末である。
どう転んでもやっぱり暇なので、見張りの人に話しかけてみた。
この世界の情報も知りたいし、ひょっとしたら有益な情報があるかもしれないのだ。
この世界に生まれてまだ早い私たちにはたとえどんな情報でも役に立つはずだ。
「ねぇ、そこの盗賊の変態」
「変態じゃないっ!あと盗賊でもない!」
「その眼はどう見たって変態の目だよ」
「違う!なんで初対面のやつに変態なんて言われなくちゃいけない!」
「ん~~~~変態だから」
「つッーーーーーーーーーーーーーっ」
(歯ぎしりしている。)
リンによる質問という名の精神攻撃が始まった。
本当は、この会話の続きも書きたかったのですが投稿時間の締め切りが迫っていることもあって書けませんでした。そのため少し分量が少なくなってしまいました。
次話投稿予告
2013/12/**から**の間。