☆ロー君&フーちゃんのQ&Aコーナー3☆
ロー君「お久しぶりです!みなさん元気でしたか?僕は元気です。今日は、陸上自衛隊駐屯地へ資材を借りにきました」
フーちゃん「きましたー!」
ロー君「フーちゃん、妙にテンション高いね……」
フーちゃん「あたりまえよ!自衛隊と言ったらカレーよカレー!アレを食べたら普段食べてる食事なんて犬の餌以下YO!」
ロー君「カレーは海上自衛隊じゃなかったかな?ところで、駐屯地の入り口で憲法違反~とか人に銃を向けるな~って叫んでいる人達はなんなの?」
フーちゃん「ん~?沖縄から観光気分できている平和な人達よ。自衛隊のおかげで国がゾンビに支配されないですんでいるのにね~ちなみにあの人達を守るため貴重な自衛官が何人も狩り出されていて作戦行動に支障をきたしているわ」
ロー君「あーそういえば話は違うけど、外国のゾンビはどうなっているのかな?」
フーちゃん「他の国?ロー君も視野が広くなってきたね~お姉さんうれしいわ♪で、どこの国のことが知りたいの?わかる所は話すわよ~ん♪」
ロー君「なんだか恥ずかしいなぁ、え~とアメリカ・中国・ロシア・イギリスかな?」
フーちゃん「なかなかのチョイスね。それじゃ~まず同盟国のアメリカから、アメリカ本土のゾンビはほとんど駆逐されたらしいわね、たぶん先進国で一番早く沈静化したと思うわ。「ゾンビが人を殺すのではない、人がゾンビを殺すのだ!」は銃協会のスローガンね。見える敵に対しては最強だけど密航者が多くて小規模なゾンビの発生に悩まされているわ。ユーラシア大陸を狙っているのかロシアへの警戒かそれとも他の理由があるのか、日本に対して米軍の一部がイロイロと支援の申し出をしてくれているんだけど……」
ロー君「だけど?」
フーちゃん「与党が支援を拒否するのよね……」
ロー君「頭痛がしてきたよ」
フーちゃん「次は中国ね、あそこの国は統計が信用できないからよくわからないけど、6億以上はゾンビがいると予想されてるわ。あの国は命の価値が低かったからゾンビ発生初期の頃は人もゾンビも関係なく、民主化運動を弾圧した時と同じように戦車や装甲車で轢き殺してたんだけど、解放軍が勇猛さを競ったために無駄な残虐行為をして兵士達が大量感染、軍の統制がとれなくなって上海と北京が敵対関係激化、自治区や小規模な軍閥も独立宣言したりと今では混沌とした修羅の国ね、ちなみに現与党は北京にラブラブよ。それと未確認だけど核爆発もおきたらしいわ」
ロー君「自分の国に核つかったの?」
フーちゃん「地震計での観測と、かなり高レベルの放射性物質が黄砂と一緒に飛んできたから間違いは無いと思うけど、臨界事故なのか核兵器の爆発なのかは不明なの」
ロー君「それって……管理できてないって事かな?」
フーちゃん「え~と、次はロシアね!」
ロー君「スルー!?」
フーちゃん「ロシアと言えば冬将軍てぐらい、冬になればゾンビも凍って安全に生活できる国よ。ちなみに、混乱の中で大統領制から帝政に気がついたらなっていたの、柔道好きなカリスマ帝王の青年組織がゾンビに対して一致団結、鉄の軍団によるローラー作戦でゾンビを蹂躙しているんだけど、中国からのゾンビが陸路で際限なく国境を越えてくるものだから、穀倉地帯が常に危険地帯ってのが悩みの種みたいね。あと北海道へちょっかいを出してくるから自衛隊を本州にまわせないの」
ロー君「おそロシア」
フーちゃん「最後はイギリスよ!」
ロー君「めしマズで有名な国だね」
フーちゃん「食事についてはノーコメント!イギリスはアメリカとの同盟国ということと王族の存在が大きいわね。王族としての矜持と領民を守るための義務を果たしている姿は尊敬され、戦う人々の精神的支柱となっているわ。連合王国と言うことで何度か分裂しそうになったけど、経済の中心が北アイルランドへ移行したおかげか今のところ良好な関係になっているわね。イギリスのゾンビは私達が知っているのとはかなり嗜好が違うようで、人も襲うけどカリフラワー畑も襲うというか荒らすのよ」
ロー君「へ?……かりふらわー?」
フーちゃん「あくまで仮説なんだけど、カリフラワーが人の脳に見えているんじゃないかって話を聞いたことがあるわ。実際、カリフラワーを餌にゾンビ狩りをしていてイギリスでは正式採用されてるのよ」
ロー君「まさかゾンビも味覚が……」
フーちゃん「おっと、それ以上は国際問題になるから言っちゃだめよ☆」
ロー君「世界は広いね~僕達の国はまだまだゾンビを駆除できそうに無いね……」
フーちゃん「一応、沖縄・九州・四国・北海道は安全地帯よ。本州では東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉・千葉・埼玉は危険地帯なんだけど、皇居は陛下と皇宮警察によって維持されているわ……。いろいろと批判はあるけど、陛下が最も危険な場所に踏みとどまっているおかげで私達はバラバラにならないでいられるのよ、もしそうでなければ首都から一番に逃げ出した現与党を打倒しようとして国内は混乱と分裂を起こしていたでしょうね」
ロー君「ぼくは安全なところに避難してもらったほうがいいと思うな~それに物資とかすぐ無くなっちゃわない?」
フーちゃん「橋を全て落としているから実はかなり安全なの、物資は自衛隊が定期的に空輸してるから大丈夫よ。それに皇太子様や宮家の方々は安全地帯に避難されていて各地で慰問をしてくださっているわ、ちなみに首相や大臣は沖縄から一歩も出てこないわね」
ロー君「準安全地帯とか準危険地帯ってなんか中途半端で微妙だね」
フーちゃん「まぁ縄張りみたいなものだからね~危険とつくとこは自衛隊管轄で自衛官一人で100~1,000体のⅡ型ゾンビに対応するそうよ、で準安全地帯が撲滅隊つまり私達の管轄なんだけど一人で1~300体ぐらいのⅡ型ゾンビに対処するってのが政府の方針よ。ちなみに警官は初期の被害が甚大だったから人員の確保が追いつかなくて安全地帯のみの治安を維持してるわ」
ロー君「自衛隊無双だね!」
フーちゃん「そんなわけないでしょ!基本バリケードや基地に篭ってよってくるゾンビを撃退して物資に余裕があるときに特別施設の避難民を、避難センターという強制収容所へ護送してるわ」
ロー君「強制収容所?」
フーちゃん「そう、強制収容所。潜伏期間が確認されている中で最長7年とか、とんでも設定だから避難民が不必要に暴力や迫害を受けないようにする必要があるからって建前でね、一度収容して全身くまなく検査して兆候がみられた場合は即処分されるの……」
ロー君「え?それじゃ~動画中継2の避難先に出入り口が無いのはもしかして……」
フーちゃん「簡易収容所よ、まぁ自衛隊が一度検査しているはずだからそうそう罹患者はいないと思うけど。それにもし出たとしても二階に逃げ込んで28日間ぐらい籠城すればどうにかなるし獲物がいる以上ゾンビが避難先から出ることも無いしね」
ロー君「もしかして……彼ら見捨てられてる?」
フーちゃん「さ~て、そろそろQ&Aにしましょー!」
Q1「種内捕食症者撲滅事業計画って長すぎ」
A1「ですよねー。現場では撲滅者とか駆除業者なんてよばれるわね、自称ゾンビハンターって名乗る人もいるけど何事も正式な名称は長いものなのよ」
Q2「道・県で対応できるレベルなの?」
A2「与党が進めている地方主権の成果です。ぶっちゃけ責任の丸投げよ失敗したら地方代表の責任、もっと言うと住人の責任って落ちね~すばらしきかな民主主義」
Q3「ゾンビ捕まえて何するの?」
A3「けっこう使い道はあるわよ~研究用とか訓練用とか武装の実験用とか発電用とか拷問用とか裏切り者への見せしめ用とか愛玩用とか、他にもイロイロあるけど主な需要はこんな感じね」
Q4「銃器は配布されないの?」
A4「基本自衛隊と警察だけね、民間人に銃を渡すと治安が悪化するとか政府が言ってて規制されているの、ゾンビが出て人を殺しまくっているのに治安がどうのとか凄いよね」
Q5「種内捕食症者撲滅実施隊の隊員はどんな地位なの?てか長すぎて書くのマンドクセ」
A5「名前は私らが決めたわけじゃないからアキラメロン。地位はね~微妙なのよ、扱いは半分公務員で残りはボランティアみたいな?衣食住と銃器以外の武装は優先的に配給されるけど、その代わり先頭に立ってゾンビと戦ったり住民にアドバイスしたりと何でも屋かもね」
Q6「備蓄管理官とか備蓄管理者って何する人?」
A6「名前のとおりだけど物資を管理している人達ね、備蓄管理官が責任者で備蓄管理者はその部下よ。ちなみに、略奪者とかに一番狙われる場所へ配置されている人達だから自衛隊員とか機動隊の元隊員で構成されているの、地獄のよな10年を生き残った猛者ばかりだから変な気は起こさないことね」
フーちゃん「あったあった、これが欲しかったのよ~」
ロー君「これって……防護服?というかゴツイから違うよね?」
フーちゃん「聞いて驚きなさい!これこそ対Ⅰ型ゾンビ用先進個人装備システム『ガンダム』よ!!!」
ロー君「――ガンダム」
今回も読んでいただき、ありがとうございます。
政治的にもこんな事になったらやばいよね(棒)って内容かいておいたら
現実におきて泣く泣く削除しました。
自衛隊のガンダムはホントですよ!私がガンダム好きって理由で出したわけじゃないんだから!
不定期掲載ですが、まったりと思い出していただけたら嬉しいです。