☆ロー君&フーちゃんのQ&Aコーナー☆
ロー君「はじめまして、これからみなさんと一緒に勉強するロー君です。短いおつきあいになるかもしれないけど、よろしくね!」
お姉さん「私はお姉さんことフーちゃん、わからない事や聞きたいことがあったら何でも説明するね♪」
ロー君「フーちゃん、さっそく質問だけどいいかな?」
フーちゃん「どうぞ」
Q1・「種内捕食症候群ってなに?」
A1・「種内捕食とは共食よ。あと、病気が感染するように拡大したから症候群と分類されたみたいね。だけど、罹患者同士では捕食行動を行わないし、噛まれてすぐに発症する人もいれば潜伏期間が7年という人もいるの。医学的に心肺停止状態が確認されてから発症して人を襲いだすんだけど、動かなくするには頭部の破壊しか方法がないのよね。ぶっちゃけると、ゾンビの3文字が一番わかりやすいから私はゾンビっていっているわ」
Q2・「どうして首都放棄したの?」
A2・「当時の首相や閣僚といった政府高官と大手マスコミ幹部、そして、その家族は何故か沖縄の米軍基地や自衛隊基地にいました。そんな時に、東京都池袋周辺でゾンビの大規模発症が確認されて、当時の首相は『情報を収集しながら的確に対応したいと考えております、国民の皆様には冷静に行動していただきたい。』とだけ発言して静観、機動隊や自衛隊の偵察隊が壊滅したのを確認してから、米軍基地より首相が首都放棄宣言をしたのよ……当時、1300万人以上の人が住んでいた場所をね」
Q3・「大規模発症する前に止められなかったの?」
A3・「政府は否定しているけど、かなり早い段階から米国より警告を受けていたみたいね。政府与党は、政治主導ということで現場には検疫体制の強化とだけ通達を出したんだけど、何についての検疫強化か不明だったので大混乱したわ。人員が限られているのに輸入される食料や動植物と資材そして人、一つ一つ検査しろなんて正気じゃないわよね。今だから言えるけど、もしあの時に入国者の検疫を厳重に行い、不法滞在者と密入国者支援組織を摘発できていればかなり違ったんじゃないかって思ったりするけど、歴史にifはないよね……」
Q4・「自衛隊や警察で制圧できなかったの?」
A4・「自衛隊は総理大臣の命令はなかったけど、都知事の要請があったから情報収集ということでまず偵察隊を派遣したの。だけどね、現実離れした情報ばかりで、防衛省の背広組が『銃器等の武器を使用して暴徒鎮圧は、マスコミに叩かれる。』と武器の携帯を認めなくて、制服組が『丸腰で部下を危険な場所へ出すわけにはいかない。』と対立しっちゃってね動けなかったのよ。あと、警察は発生初期に現場へ急行して機動隊も緊急配備されたけど、逮捕しようとして噛まれたり罹患してしまう警官が多数出ちゃって、その場で同僚に襲い掛かったり医療機関に運ばれてから医師や看護士に噛み付いたり、警察署に報告で戻ってから発症したりして、人命を優先しすぎて壊滅したの……。」
Q5・「米軍は助けてくれなかったの?」
A5・「残念だけど、米軍は日本政府からの要請がないと動けないの。基地に助けを求めてきた民間人は厳しい検疫をされてから保護されたみたいだけど、米国民の安全を最優先してたわね。まぁ、米軍の中や本国でもゾンビが出て大変だったみたいだし。あと、練馬区や杉並区とか中央線や西武新宿線と秋葉原で、装甲車や輸送トラックで救助活動してたって噂なんだけど本当かしらね?」
フーちゃん「ん~と、こんな感じかな?」
ロー君「フーちゃん物知りだね、僕、知らないことばかりだよ!」
フーちゃん「ふっふっふ~まだまだ勉強することはいっぱいあるから、この続きは『第一章 被害の現状』のあとでね」
ロー君「は~い!」
フーちゃん「さてと、目視できる範囲のゾンビは200体ほどかしら。Ⅱ型の集団みたいね、バリケードに取り付かれるまでに数を減らしてくるわ。ロー君はここを守ってね」
ロー君「うん、まかせてよフーちゃん!」
ロー君&フーちゃん「みんな、生きてたらまた会おうね!」
小説じゃねーよって言われそうですが、よろしくお願いします。
てか、マニュアル見に行くたびに消してしまっている。