幼馴染の彼女に誤爆?え、だれとキスしようとしたの?
オレには、奈留というかわいい幼馴染がいる。
なんなら、彼女でもある。
付き合って半年になるが、手しか繋いだことがない状態だ。
もうオレたちは、高校生だし…もう少し進展したいと考えたオレ。
夏休み目前、奈留を送りがてら、奈留の家の前で夏休みどこ行こうかって話していた。
で…
そろそろキスをしてはどうだろうと、思いきって奈留にキスをしようとしたら…
奈留がいきなり、ものすごい速さでしゃがんで、オレからすり抜けた。
で…
「ヤダ‼︎キモい‼︎あっちいって‼︎もう帰る‼︎ごめんだけど、じゃまた‼︎」
と、家に入ってしまった。
…
ヤダ?
キモい?
…
あっちいって?
…
頭を抱えた。
やらかしました…
もしかして奈留…オレのこと、生理的にムリなんじゃね⁉︎
あの避け方…
めっちゃ素早かったな。
いつもは、ほぼほぼスローモーションなんですか?ってくらいのんびりしてるくせに…
…
落ち込んだオレは、とりあえず落ち込みまくって、その後奈留にごめんなさいの連絡をした。
たぶん…別れようって返事がくるのだろう。
だって、生理的にムリだって奈留も自分ではっきりわかってしまったのだから。
数分後、奈留から返事がきた。
で…
(謝るのは、こっちだよ。狙われたわたしが悪い)
ってきたんだよね…
狙われた…って。
…
オレたちは、これからどうすればいいのか…
(もし、また狙われたらどうする?)
(時と場合によっては、生きてかえれないかもね)
…
(生理的にムリってこと?)
(あたりまえ)
…
あたりまえ…なんだ?
(別れる?)
(なにと?)
(オレと)
(なんで?)
(だって生理的にムリなんでしょ?)
(えっ、友也って虫なのっ⁉︎)
…意味がわからない。
(いや、さっき…キスしようとしてめっちゃ避けたでしょ)
それからすぐに奈留が息を切らしてオレの部屋にやってきた。
「キッ…キッ」
「なに?鳥かよ?」
「友也…キスってなに⁈」
「え…それはくちびるとくちびるを…」
「違くて、キスしようとしたって言ったよね⁉︎誤爆してたよ。だれと浮気したの?」
…
「いや、奈留だろ…」
「うそ、いつ⁈」
「さっき、玄関のところで」
…
「えっ?そうなの?全然気づかなかった。ごめん…」
「いや、めっちゃ避けたじゃん⁈」
「ん?虫がきたから逃げたんだよ?トンボが迫ってきたじゃん。気づかなかったの?」
…
トンボって…
「え、じゃあ…あれはオレを避けたんじゃないの⁉︎」
「まさか…むしろずっと待って…あ、ううん。なんでもない」
…
ちょっとあかくなった奈留。
「オレ…虫じゃなくてよかったー。奈留、キスしていいですか?」
まっかな顔の奈留が頷いた。
そして…
「はい」
と、返事をして可愛らしい顔をオレに向けた。
さっきは、絶望的な避け方をされたが、今はこんなにもかわいい奈留。
そんな奈留を抱きしめて、オレは言ってやった。
「避けたのがオレじゃなくてよかった」
って。
それから虫がいないか安全確認をして、奈留にキスをした。
「もう一回してもいい?」
「うん」
かわいい。
何度みても、かわいい。
チュチュチュ〜♡
もう一回といいつつ、何回もしてしまった♡
キスは、なるべく虫がいないところでしようと心に誓うのでありました。
おしまい♡




