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人生初のフレンド

ここからはカルマ視点で進んでいきます。

なので前回は彼とか少年とか使ってましたが

今回から俺になります

相変わらず書くのがド素人なのは……うん…

俺はとある普通の陰キャの学生である。特に友達もできずに高校受験が終わりパソコンでゲームをしていた。


そして今、ゲーム内で剣士カルマとして存在しているのだ!


普通に考えて起きていることの理解が追いつかない。滅茶苦茶だ。でもアカウント作ったからにはゲームを楽しむ。それがエンジョイ勢ゲーマーの性だ。MMOだしフレンドできることを祈りながらゲームを進めるとしよう。


そして俺は最初の街、アグテイルに向けて出発した。道中は草原が広がっている。思ったのはメチャ絶景だ。これが現実だったら国立公園に指定されてそうなくらいにね。そういや戦闘のチュートリアルとかないんかな?とか思いながら進んでいると…

「シャー!!!」

なんかカラスっぽいモンスターが現れた。

初戦闘か!ワクワクするぜとか思いながら初期武器の剣でモンスターに斬りかかった。

「ヒャァァァ……」

一撃で倒した。序盤だから敵も弱い。っていうか超楽しい。弱い敵を一撃で葬るのはストレス発散効果にもなる。そしてドSじみた感情で周りのモンスターをどんどん倒していった。それから暫く経って…

「デッデテーーーー」

レベルアップしたみたいだ。なんかレベルアップの音がダサいことはさておき、レベルアップしたことにより、スキルポイントが貰えた。それを振り分けることによりステータスが上がったり技を覚えたりするらしい。俺自身がゲーム世界に入り込む以外はよくあるMMOみたいだ。ゲームに入り込むことは普通におかしいが…


そして敵を倒しながら進んでいき、街の入り口も見えてきた。レベルも4に上がり、街に一直線に向かってたその時。

「ウギャーーー」

誰かが襲われてるような声がした。俺はその声がした方向へと向かっていった。そしたら誰かが熊っぽいモンスターに襲われていた。ゲームでも2mくらいある熊は普通に怖い。リアルだし。それでも俺は助太刀に入ることにした。俺は熊に斬りかかった。しかしすかさず熊は俺の斬撃を受け流し、引っ掻いてきた。

「いっっっったぁっっ」

マジで痛かった。これゲームで受けたダメージは、ゲーム内ではちゃんと痛みとして反映されるらしい。っていうかHPの半分くらい持ってかれた。こんなん最序盤で貰っていいダメージじゃないって。すかさず熊のモンスターは俺を引っ掻いてきた。俺は剣で防いだが、力が強すぎて、押し込まれそうだった。しかし

「ストレートブロウ!!」

襲われていた人が飛び道具を熊のモンスターの目に命中させた。その隙を見逃さず俺は、熊のモンスターの口を剣で貫き、なんとか討伐した。


「いやー助けてくれて有難うございますー」

襲われた人は感謝を私に述べた。すっげぇ軽いノリで。まあゲームだからいいけど…。

「僕、デュアルっていうんだ。ヨロシク。 君は?」

「あ、俺はカルマっていうものですぅ。」

自己紹介されたので俺もすかさずしたのだが、俺はゲーム内でも人と喋るのは苦手らしい。

「いやー、こういう新感覚のゲーム始めてだから、慣れてなくてねぇー。危うく街に着く前にゲームオーバーになりそうだったよー。」

そりゃあこんなゲーム他にないんだから、普通は慣れないだろう。

「君も、アグテイルに?」

デュアルは俺に聞いた。

「え?あ、うん。」

俺はコミュ障マシマシな感じで返答した。慣れてないんだ、人と喋るの。

「じゃあ一緒に行こーよ!」

デュアルは明るい人感マシマシで俺に言った。そして、そんな明るいデュアルは俺にこう言った。

「記念だし、僕とフレンドにならない?」

「!?????」

一瞬心臓が止まった。呼吸も止まった。この俺にフレンドの誘い!??

「も、もちろん。む、むしろなってください!」

すんげぇ情けない声で返答した。現実でも友達ができたことがない俺に始めてのフレンドができた。

「じゃあ、これからヨロシクー!」

そして俺とデュアルはフレンドになった。2人は喋りながらアグテイルに向かっていった。

「カルマくーん。もしかして緊張してる?そんな緊張せんでいいんだよ力抜いてこー!」

「俺、人との関わり慣れてなくてどうすればいいのか…分かんないの…」

「テキトーでいいんだよこういうの、気楽に行かないと!」

マジで明るすぎてヤバイ。ただ、これで少しは人との心の壁を感じることは少なくなりそうかもしれない。

「カルマくんって剣使いなんだー。僕ブーメラン使いだから援護射撃とか裏方って感じで好きなんだー!」

独特な感性を持っていた。裏方が好きって人見たことないんだけど。

「そうそう、アグテイルにはギルドがあるらしいんだけど、そこで一緒にパーティー組もうぜ!」

「え、いいの?」

「いいんだよ、ゲームは楽しむことが一番だし。ビギナーどうし強くなろうぜぇ!」

俺は始めて知ったかもしれない。友達になった人と喋る楽しさを。孤独感の解放ってこんな感じなんだ……

「そういやカルマくん。スキルちゃんと振ってるー?」

「そういやまだ振ってないけど…」

「ギルドではスキルの振り直しもできるらしいから、試しにスキル振っちゃおうよー」

そうして俺はデュアルに言われるがままスキルポイントを振り、疾風斬りという技を習得した。

「ちょっと試し斬りしてみなよー」

という訳で近くにいたクソザコカラスに使ってみた。

「疾風斬り!!」

「シュパッ」

カラスはワンパンされた。使った感じ疾風斬りは素早く敵を斬る技らしい。大技じゃないから普段使いもできそうだしいい技を覚えた気がした。

「んじゃ、カルマくんが強くなった感じだし、そろそろアグテイルに行こっか一緒に!」

「うん!」

会話は全部受け身になっていたが、それでも、リア友ができたので楽しかった。現実でのコミュ障の脱却も行けるんじゃないかという淡い期待を抱きながら、俺とデュアルはアグテイルの街に到着して、ギルドに向かった。

カルマLv1→5   疾風斬り習得

現在のステータス

HP 50

BP 28

攻撃 72

防御 38

魔力 0

素早さ 51

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