河童の願い事?!
少し編集しました。
いつも、お読みいただきありがとうございます。
初めて会ったよ…妖怪!!
え?違うって…。
でもさ、見た目が河童だもの。
レレナーベって似合わないから、改名しよう!!
「あの。
もう少し真剣に聞いてください!!
貴方なら、きっと我々の悩みを叶えられるはずですから」
え?
お嫁さんの事かな。
「いえ。パパラヌと呼ばれる貴方です」
ぎっと見つめる真剣な瞳に、俺もきちんと座る。
たぬきだって、やるときゃやるよ!!
「このお方を召喚してのは、貴方。
貴方の魂に宿る不思議な力が、この方を目覚めさせたのです」
ええーー!!
召喚とかしてないし。
は!!
オヤジか?
まさかの異能持ちなのか…。
『レレナーベよ…歪みに関する事か?』
「はい。
この様な魔獣の出現は、異常なのです。
これは当然、森に限らず川でも同じ事になっております」
歪み…は!!
皿か?皿だな。
河童と言えば『頭の皿』が弱点だものな!
『パパラヌよ。
お前しか、原因は見つけられぬぞ』
お?
珍しくお嫁さんからの頼み事だ!!
ははーん。オヤジに言うのは恥ずかしいからか?
恋する乙女って奴だな。
よーーし!!
そうなりゃ、俺の出番だな。
皿の中身を探すなら、頑張るぞ!!
魔獣が沢山出るのも、皿の中身を狙うからだな。
しかし、河童の皿って確か水のはず。
そうか…水不足で魔獣も沢山ウロウロして余計河童が困るのか?
なるほど…。
困ったな。
単なるたぬきに名案などある訳…あ!!!
そうか。
あれだ。
雨乞いだな。
しかし、雨乞いは、確か…。
無垢なる人がやる決まりだったような。。
たぬきじゃなかった。絶対!!
と、なると一人しかいない。
オヤジ…。
「タヌキよ。
まさかと思うが、俺に頼むのか?」
うんうん。
あ、もちろん俺も手伝うよ!!
振り返ると、オヤジの仲間たちが目に入る。
お手伝いを頼もうとすると、進んで引き受けてくれた!!
祭壇。
御供物。
そして…無垢なる人。
これだけあれば。。
皆んなの協力の下…あっという間に完成!!!
後は、オヤジに白無垢を着せて。と!
よしよし、完成。
どうした?オヤジの変な顔。
そうか、恥ずかしいんだな。
やっぱり、無垢なる人は違うよ。
しかし。。よく似合うよ。
確か、巫女は真っ白な装束で、角隠しとか言う、魔物封じを被って。。。
俺の記憶は間違いなし!!だ。
何か違和感をちょぴり感じるけど、オヤジの初々しさがあれば、バッチリだな!!
オヤジの隣に座って俺も一緒にお祈りする。
「河童の皿にも、魔獣にも水を下さい。
出来れば、美味しい鯛もお願いします!!」と。
ゴロゴロゴロ…。
オヤジ!!!!
雷だよ。
これなら大丈夫!!
そう思って目を開ければ…??
ん?
雷じゃないるじゃん!!
目の前にいる変な生き物のお腹の音じゃん!!!
ピンチーーー!!
ぎゃぁ! た、食べられちゃうよ!!!!
『パパラヌよ。
これが、お主の呼び出した『川の主』よ。
頼み事をするがいい』
ええ!
泥の塊が雨乞いの救い主なの?
振り返ると、オヤジはまだお祈りしてる。
熱心過ぎるよ。
このドロドロに気付かない程とは…。
(無垢って、素晴らしいな。
だからこそ、救い主が現れたのかな?)
ゴロゴロゴロ…。
よし!!
オヤジに代わって俺が頼むか…。
「救い主様。
水は、母なる命の要。
河童も、魔獣も、人間も。
皆んなの元に等しくお恵みをお願いします!!」
ピカッ!!!!!
閃光が救い主から溢れて、目が開けられない。
お願い事が多過ぎてドン引きだったかな。
ちょぴり不安になると。。。
『パパラヌ。
お前の願いは叶ったわ。
これでレレナーベも救われただろう』
お嫁さんの喜びの声にうきうきと目を開けると。
アレ?
違う場所に来ちゃった??
ココどこ?




