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蔵。。暴走するオヤジ?!

ーオヤジ視点ー


蔵。


最近、お師匠様は俺よりタヌキに詳しい。

昨日は、遂に二人きりで買い物へ出かけたくらいだ。


そのお師匠様から今晩、呼び出され頼まれたのは。


なんと『蔵を作れ』と言うモノ。


タヌキの『酒』はどうやら、蔵があればもっと沢山、良い物を作れるらしい。

それ以外にも、食材の為の蔵がいると。



「でも、お師匠様。

たった二人暮らしで、そんな食材が沢山いるのでしょうか?」


師匠の答えは、馬鹿!だった。

食べ物は、作る人の心が篭るモノ。

人数じゃない!と。


今日は、巨竜螢雷を倒して疲労感が強い。

出来れば、明日に…。と言う俺に師匠が差し出したモノは昨日の『ドブロク』。


飲めと言われ、飲む。


師匠に逆らえば碌な事がないのは、経験上良く知ってる。


昨日より熟成が進んで更に濃厚な味わいに。


美味い。



ゴクゴクと喉を鳴らして飲み干すと。

身体の底から力が湧いてくる。


「やっぱりね。

あのパパラヌは、時折爆発的な魔力を出すんだよ。

測定しない種類の魔力だね。


アンタを想う気持ちがソレを増強してると言うわけ」



俺は半分くらい聞いてなかった。


何故なら。外へ出たからだ。


魔力を手のひらに集める。

暖かな魔力を…。


あっという間に、蔵が二つ並んで建つ。

まだまだ溢れる力が湧いてくる。


思う存分、力を奮った俺は翌日の買い物に同行する事を師匠に取り付けて(少し呆れ顔なのは.何故だ?)その夜は、早目に休んだ。


『全く…パパラヌ馬鹿になったもんだ。

家をこんなにして。わたしゃ、知らないよ!』


師匠の呟きを聞く事なく、夢の中に…。



ーたぬき視点ー


ケーキ。

名残惜しいケーキへ別れを告げ戻ってきた。

サプライズの大変さを思いながら(ケーキへの未練とも言う!)


翌朝、目が覚めると家の様子が何かおかしい…。

なんだ?!


オヤジに何か!!!


いや、寝てた。

イビキをかいてるオヤジの姿は、かなりヤバい。


お嫁さん…来てくれるかな。。。


は!!


家の外が何かおかしいぞ??



なんだこりゃ!!

お隣さんは、お金持ちか?


蔵の家って。

そりゃ何かで見たことがあった気がするけど、現実で見たのは初めてだ。


おっきいな。


一つの蔵で、なん家族住めるかな?


あ!!!


あったには、『宮廷のお庭』が!!

こんな緑溢れる場所に、更にお庭とか。

金持ちのする事って無駄が多いよな。


振り返って、家の異変に気づいたぞ??

二階が出来た?


いや。

いち、に、さん…。


ええー!!!


塔なの?


は!分かったぞ!

オヤジは家をマンション化して家賃収入を。


なるほど。

やっぱり、家庭を作るには安定的経済力なのか。



やるな、オヤジ!!


「タヌキ、気に入ったか?」

オヤジよ。


その忍び足やめてくれーー、正直数センチはういたよ、俺。


「もちろん!

オヤジよ。もう入る人は決まってるのか?」


「もちろん!!」


なんと。

まさかのやり手?!


「さぁ、上の階から見てくれ!!」


最上階は展望施設。


「これで退屈しないだろ?

安全性の為にも森を観察する施設が必要で…

聞いてないな。

そんなに望遠貝(ボウエンカイ)が珍しいのか?


遠くまで貝の持つ魔力で見える仕組みさ。

さあ、次の階へ行くよ!」


豪華な部屋が続くよ。


特に二階。

一部屋全部が、何も無いんだ。


あるのは、片隅に毛布だけ。


まるで巣穴みたいな毛布の山に潜りたい気持ちがグルグルするーー!!

あー。俺…ダメかも。

頭に血がのぼってた、倒れ…なかった?


「パパラヌ。

大丈夫かい?この部屋はアンタの部屋らしいよ。

ほら見なさい。パパラヌは誤解してたろ?

お前さんは、説明が圧倒的に足りない。


パパラヌよ。

外の蔵は酒と漬物のため。

庭は、遊び場。


パパラヌの為に作ったんだよ。

それで気に入ったか?と聞いた訳さ」



俺。

急いで毛布へ潜りに行ったよ。


だって。男一匹。

嬉し涙なんて…。恥ずかしいだろ。



リリはお酒を倍増しようとしてた。

ま、いいけど。

『レシピ』は渡したから。


だって。


オヤジのリリを見る目は、家族を見る目だと気付いたんだ。



なるほど。

だから、あんなに付き合ってない!!って否定したんだな。


でも。嬉しい1日は困った事態で終わる。


「何を買いに行くのかな?

俺も一緒でいいだろ?」



オヤジの執拗な質問を躱す技術が欲しい!!

今、そう思ってるよ…俺、


でも。

家が大きくなったから、パーティー会場の確保は出来たな…。



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