第二話 4人の戦士
「うああああ!」
「ひゃあああ!」
俺と心美と魚はずっと、底へと落ちていった。
あんな光に輪っかが出るのは予想外だった。
俺と心美はどうなってしまうのだろうか、と落ちながら考えた。
完全に死ぬかと思い、気を失ってしまった。
「あ、あれ?」
「ここは?」
「分からない」
目が覚めた時、ここは見も知らない洞窟だった。
さっき、夜を明かそうとしてた洞窟ではない、なぜかというと、洞窟の端っこに所々と青い宝石みたいのがある。
「一体、ここはどこなんだ?」
「分からないけど、近くに水があって助かったね」
俺は心美の方を見ると大きく、光り輝いていて、その光は青色だった。なぜ青色に輝くのだろうって思ったけど、多分宝石のせいだなと適当に判断し、探索することにした。
「あー、疲れたー」
「わ、私もー」
さすがに何時間も歩いていると足が痛いな。
ちょうどいい穴を見つけ火を起こし、魚を焼いていた。
「1匹ずつ食べよ」
「うん!」
相変わらず元気がいいなこいつ、そうこうしてるうちに魚を食べ終えてしまった。
「あー、お腹いっぱい!」
「魚1匹でこんなにお腹いっぱいになるとは思えんな」
大きい魚だし、鮭以上はあるかもな、よく運べたな、俺。
ひと息ついた時、大きな鳴き声が聞こえた。
がああああっと言う声が聞こえて、慌てて穴の出口を見つめた。
「なんだ?」
「こ、怖いよ〜」
心美は驚いて俺の腕にしがみついた。
「ちょっと見に行ってくる」
俺は怖がっている心美の手を離し、声がした方向へとゆっくり歩いた。
「え?なに……これ……」
そこには、無残に散らかった犬のような死体があった。
「ど、どうだった?」
心配そうに心美が着いてきていた。
「見ない方がいい」
「う、うん」
俺は心美の目に手をかぶせた。
流石にこんなの見せられないな、こんなの見せたら正気で居られないかもしれんな、心美は犬が大好きで、いじめられてる子犬などがいるとどんな相手でも立ち向かおうとするので、こんなのは見せられない。
「ここから、離れよ」
「うん、ところで何があったの?」
「いや、なんもなかったよ」
安心した心美はホッと息を漏らした。
死体だらけの場所の逆方向を歩いていた。
「歩きすぎで疲れた」
「私も〜!」
歩きすぎで体力奪われるのは後から大変になりそうなので、そこら辺の隅っこに焚き火をした。
すると、上から砂がサラサラっと落ちてきた。
「ん?なんか、上にいるのかな?」
そんなことを思い、上を見上げた。そこには、ムカデが穴から大量に出てきた。明らかに、3メートルはあるムカデが気持ち悪い。
「きゃぁぁぁ!」
「心美!」
やばい!と思った俺は心美の前に立ちムカデと向かい合った。
ぐぁぁぁ!
そんな、気味悪い雄叫びみたいのを上げて一直線に俺に飛びついた。ここまでかと思い目を閉じた。
と、その時だった。
「大丈夫か?」
「え?」
ゆっくり目を開けると見知らぬ4人が俺達の前に立っていた。
「あなた達は?」
「まずはムカデ倒してからお話しましょうね♪」
その人はすごく綺麗な人で若くて髪は金髪で腰のラインとしっかりして、なんやら杖も持っている。
まさか、と思った瞬間。
「上級魔法!ファイアートルネード!」
女の人がそんなこと言うと杖の先っぽからの水晶みたいのから炎が出てきてムカデの周りを包み込むように時計回りに周り、その炎が晴れるとムカデは灰となっていた。
「あなた達は一体どこでここはどこなんだ?」




