骨勇者スケットンの受難
歴代最強と呼ばれた勇者スケットンは、ある日突然美女に刺され、その人生に幕を下ろした―――はずだった。
スライムにすら勝てない最弱のスケルトンとして蘇った彼の下に、今代の勇者を名乗る少女ナナシが現れる。
ナナシは周囲の人間の能力をマイナスにしてしまうという特異な体質を持っており、そのせいで仲間がいないぼっち勇者なのだと言う。
しかしその体質は、元がマイナスであるアンデッドにはプラスに作用するようだった。
ナナシがいれば最強に戻れる事を知ったスケットンは、しぶしぶ彼女と行動を共にする事になるのだが「助けを求められたなら助けるのが勇者」という心情で動くナナシのおかげで、色々と面倒ごとに巻き込まれてしまう。
その最たる例が『世界樹引っこ抜き事件』という珍妙な名前の事件だ。各地の世界樹を引っこ抜き、そのせいでこの国はあちこちでアンデッドがうようよと出現するようになっていた。
ナナシは国から依頼され、その調査や、魔剣の回収のために行動しているのだそうだ。
他人に利用されるのが大嫌いなスケットンだがナナシが行くなら仕方ない。
道中は教会騎士、封印されていた魔王の四天王、森の中の村を守るドラゴンゾンビに、吸血鬼の少年。しまいには首無し騎士まで現れて大事になっていく中、スケットンは自分がスケルトンになる元凶と対峙する事に。その男はこの国の異様な現状にも、ナナシの記憶喪失にも深く関わっていた。
人に利用されるのが大嫌いなスケルトン勇者スケットンと、レベルドレイン体質のせいでぼっちな今代勇者ナナシ。これはそんなデコボコの二人が、勇者らしく世界を救って、それぞれの人生を謳歌する物語。
※カクヨムにも掲載しています。
スライムにすら勝てない最弱のスケルトンとして蘇った彼の下に、今代の勇者を名乗る少女ナナシが現れる。
ナナシは周囲の人間の能力をマイナスにしてしまうという特異な体質を持っており、そのせいで仲間がいないぼっち勇者なのだと言う。
しかしその体質は、元がマイナスであるアンデッドにはプラスに作用するようだった。
ナナシがいれば最強に戻れる事を知ったスケットンは、しぶしぶ彼女と行動を共にする事になるのだが「助けを求められたなら助けるのが勇者」という心情で動くナナシのおかげで、色々と面倒ごとに巻き込まれてしまう。
その最たる例が『世界樹引っこ抜き事件』という珍妙な名前の事件だ。各地の世界樹を引っこ抜き、そのせいでこの国はあちこちでアンデッドがうようよと出現するようになっていた。
ナナシは国から依頼され、その調査や、魔剣の回収のために行動しているのだそうだ。
他人に利用されるのが大嫌いなスケットンだがナナシが行くなら仕方ない。
道中は教会騎士、封印されていた魔王の四天王、森の中の村を守るドラゴンゾンビに、吸血鬼の少年。しまいには首無し騎士まで現れて大事になっていく中、スケットンは自分がスケルトンになる元凶と対峙する事に。その男はこの国の異様な現状にも、ナナシの記憶喪失にも深く関わっていた。
人に利用されるのが大嫌いなスケルトン勇者スケットンと、レベルドレイン体質のせいでぼっちな今代勇者ナナシ。これはそんなデコボコの二人が、勇者らしく世界を救って、それぞれの人生を謳歌する物語。
※カクヨムにも掲載しています。
第九十九話「ずいぶんと御大層だな。中に大事なモンでもあるのか?」
2019/03/05 17:41
第百話「いやなー、アレには裏ワザがあるんよ」
2019/03/19 17:35
第百一話「主様、裏切り者の言い訳など聞く必要ありませんわ」
2019/03/30 15:45
(改)
第百二話「あの息をするのが死にそうなくらいしんどい頃に」
2019/04/16 16:27
(改)
第百三話「勇者の癖に慈悲の心がないんですねぇ」
2019/05/05 16:29
(改)
第百四話「そんなもので怖気づくとお思いか」
2019/05/14 22:46
第百五話「言葉でぶん殴って起こしてやれ!」
2019/06/01 12:51
(改)
第百六話「……本当に、救いようのない、馬鹿ですわ」
2019/06/07 12:54
(改)
第百七話「言霊というものをご存じですか」
2019/06/09 21:34
(改)
第百八話「いやぁすまんなぁ、勇者サン達」
2019/07/16 17:33
(改)
第四章 人が望んだ勇者
第百九話「スケルトンのようなアンデッドが気絶するとはレアケースだが」
2019/08/06 17:04
第百十話「あいつ……自分を許せねぇだろうなぁ」
2019/08/20 20:17
(改)
第百十一話「オイコラ、揃って俺を脳筋みたいに言うな」
2019/09/02 07:00
第百十二話「くう! せめてオンリーワンが良かった!」
2019/09/10 17:55
第百十三話「まぁ、憎いとか、恨みとか、そういう目的ではなかったよ」
2019/10/10 19:27
(改)
第百十四話「――――正直よ、そこまで心配されているとは思わなかったわ」
2019/12/07 11:44