表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/29

柚月:1

もう一人のヒロインの登場です。

常盤高校一年三組東雲柚月。全国ベスト4のバスケ部に所属していて一年生にして既にエースの地位をものにしている。しかし、それすらも彼女の特徴の一つでしかない。バスケ部は今日は休みで柚月は家に帰るところだった。いつもであれば両隣には長門緋奈と千葉恵里佳という親友二人が居るが、今日は二人とも部活があるのでいない。しかし、忘れ物がないか確認していると後ろから人の気配を感じた。後ろを振り返るとそこには隣のクラスに所属する浅野大河という少年が立っていた。この少年は学校一のイケメンと噂され学校内で知らない者はいないといわれていた。最も、柚月もアイドル顔負けの美少女として有名なのだが・・・。柚月が何のようかと聞いてみると、目の前の少年は覚悟を決めたような顔をして

 「柚月さん、俺と付き合ってください。」

 と言ってきた。しかし、柚月は学校一のイケメンに告白されたというのに顔は晴れていなかった。実際にこの少年と話した事などほんの数回しかない。それなのに告白したということはほぼ百パーセント柚月の容姿に惹かれたということだ。

 「ごめんなさい。」

 今週に入ってからこの言葉を既に三回は使った。好きでも何でもなんでもない人と付き合う気は微塵も無いからだ。しかし、振られた当人はその返事に愕然としたようだった。

 「どうして?他に好きな人でもいるの?」

 「そんな人はまだいないけど好きでも何でもない人と付き合う気はありません!!」

 少し語気が荒くなってしまったが柚月は気にせず教室を出て行った。告白されて時間をとらされた所為で電車に間に合うかギリギリになっていたのだ。時計を見て柚月は人通りの少ない裏道を通る事にした。そっちの方が近いからだ。この行動が柚月を後に運命だったのだと喜ばせる事になる。

すいません!ファンタジーというか、バトルはもう少し後です。予定では七話程後になります。そのうちの何話かはかなり短くなりそうです(^_^;)

次は勇の視点です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ