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プロローグ ~願いの終わり~

第一話です。といってもプロローグですが(^。^;)

多分いつも一話分は少なめになると思います。よろしくお願いします!

~プロローグ 願いの終わり~

 「うおおおお」

 誰もいないはずの夜の廃工場から人が発したとは思えないような叫び声が響いた。そこには、つい15分ほど前までは20人ほどの少年少女達がいた。彼等はこの国で"能力者”と呼ばれている。しかし、そこにはたった二人しかいなくなっていた。片方は漆黒のロングコートを纏い顔の半分を覆うゴーグルが掛けられている。それは電子機器なのかレンズの真ん中あたりが赤く点滅していた。もう片方は、動物を象ったような仮面を掛けている。身長は190cmほどある。

 「やっぱり、一筋縄ではいかないね。俺と違って君は強い。最も、君より'エスペランサ´の方が何十倍も、何百倍も強いけどね。大和君。」

 そんな風にゴーグルの少年が言うと、背の高い少年は

 「うるさい!」

 と怒りを露わにしながらゴーグルの少年に向かって走り出した。しかし、その近くに何故か小学校一年生位の少女がいたことに大和と呼ばれた少年は気がついていなかった。









タッタッタッとどこからか足音が響いている。音の発信源は小柄ですっきりした体躯を持つ少年だった。そのすっきりした体には漆黒のロングコートが、顔にはその半分以上を覆うゴーグルが掛けられている。

 「間に合ってくれ。」

 しかし、その願いは叶えられなかった。少年が見たのは少年と同じロングコートを着た少年が倒れている光景だった。

 「`エスペランサ´か・・・。」

 倒れている少年が声を上げた。

 「`ゴースト’大丈夫か!」

 `エスペランサ’と呼ばれた少年は倒れている少年に駆け寄った。

 「`エスペランサ’後は頼んだ・・・。」

 そして、`ゴースト´と呼ばれた少年は死んだ。

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