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200文字小説集

窓に書いた相合傘(200文字小説)

作者: 日下部良介

雨はいつの間にか雪に変わっていた。


窓辺に近づき空から静かに落ちてくる雪を眺める。


ガラスに息を吹きかけるとホワッと白く曇る。

指で描くのは決まって相合傘。

あたりまえのように自分の名前を書く。

隣に君の名前を書こうとしたら指が止まった。

すぐに手のひらで消す。

昨日、喧嘩したばかりだ。


窓を開けると冷たい空気が頬を包み込む。


ノックの音。

ドアを開けると君がいた。


ごめんね…

私が悪かったわ。


僕は思わず君を抱きしめる。


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― 新着の感想 ―
[一言]  いい雰囲気ですね。  喧嘩の原因はなんだったのかなぁ、まぁ、犬も食わない、って類でしょうかね? でも、やっぱり、怖いですよね?喧嘩してる間って、怖いですよね?  そんなことが感じられる雰囲…
[良い点] いいですね。200文字でラブストーリーが書けるんですね
[一言] 相合傘なんて、懐かしいわ。とても、雰囲気のある短編ですね。 ありがとうございました。
2010/09/28 15:14 退会済み
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