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第1章 死!?
ホームで司は、一人の可愛らしい少女を見つける。
少女が、ホームから線路に飛び降りるのを見ていた司は、少女を助けようと線路に入ったのだが・・・
電車が来る何分前になる音がした。
僕は、操り人形のようにふらふらと電車の乗り口が来るであろう所に、歩いていった。
後は、電車が着て止まるのを待つだけだった。電車はまだかと横に目をやると、
そこには可愛らしい少女がたっていた。かなりホームぎりぎりの所に。
その少女の後ろからは、見事に少女の服と会わない電車が来ていた。その時、僕は、本能的にその少女がしようとしていることを悟った。僕はかばんを投げ出し、その少女のもとに走った。
僕の本能は、まだいかれてはないらしい少女は練習でもしていたかのように飛び降りたのだった。
僕もホームから飛び出し、線路に下りた後その少女をホームに掬い上げ、自分もホームに戻ろうとした時
真横から暴れ牛が、僕に突進し僕をホームに跳ね上げたのだった。跳ね上げられてからの記憶はない。
ただ、ひとつだけ。
助けた少女が少しばかり喜んだような顔で、
「ようこそ」
といったような気がした。