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攻撃魔術が使えないけど人生謳歌目指して頑張ります  作者: 猫屋敷 狐狸
第一章 そして少女は走り出す【幼少期編】
15/21

一章外伝【サクラの刀語り-①】

サクラが刀を手に入れるまでのストーリーです。


「うーん使いづらい。」

ショートソードを2年程小太刀の様に使い続けてきたが、やはり使い勝手がしっくりこないことに悩んでいた。

「やっぱ刀が欲しいな。前世ではロストテクノロジーとか言われてたけど、切れ味だけなら当時以上のものを作成可能なんだっけか。この世界にはアダマンタイトやらヒヒイロカネみたいな、ロマンたっぷりの金属があるんだしぶっ飛んだ刀作れるんじゃないのか?」

ぶつぶつ呟きながら屋敷の中庭で行われている、

メイド'sの模擬戦を見学する。

「主様、刀でしたら確か神東亜皇國にて作られているはずです。形状は片刃で刀身に反りがあるものですか?」

「それ!手に入れることってできる?」

「しっかりとした作りの物はなかなか市場にも出回らないと聞いた事があります。

アカネが確か神東亜皇國出身でしたよね?もしかしたら何か心当たりがあるかもしれません」

「そうだね。ちょうどいい時間だしお茶の時間にしよう。」

「承知しました。では声をかけてきますね。」

早速アンドレアがみんなに声をかけ始めた。


(それにしてもみんな強くなったなぁ…年長組のアンドレア・マリー・セラフィは2年でゴールドランク冒険者に到達したし、他の子達もメキメキと強くなってる。戦闘能力が生まれつき高い獣人族が早く成長するのは分かるけど、人族であるシャルロッテ・ナタリー・ローラも負けず劣らずの成長を見せているのは…何故?

特にローラ、君元伯爵令嬢だよね?動き方…めっちゃクノイチなんだけど…最近索敵・探知スキルにすら反応しないんだけど…怖っ。

年長組3人で掛かられると本気で苦戦を強いられるし…いやはやうちのメンバーは頼もしいねぇ。)

そんな事を考えているとメンバー全員がガゼボに集合した。


「誘ったのは私だけどさ。みんな仕事は大丈夫なの?」

「優秀な部下を育てておりますので問題ございません。」

「えぇ。部下達からは「幹部達だけずるい!」とのクレームが入っておりますが上司特権を行使しております。悔しければ我々を倒してみろと。」

「主様との憩いの時間より優先すべき案件など握りつぶします。欲しくば勝ち取れでございます。」


(…だいぶ過激に育ったなみんな。まぁ御恩と奉公の精神が強いと思えば…過激な武士…首置いてけで有名な某侍を思い出すな。)


「ま、まぁ仕事が回るならいいや。

とりあえず問題はなさそうだね。

そうだ、アカネに聞きたいことが」

「はい!なんでしょうか?何なりとお申し付けください。」

「生まれ故郷の神東亜皇國に刀って武器があるらしいんだけど、なんか心当たりない?」

お茶菓子としてミルクレープやスコーンを食べながら会話が進んでいく。

「少しなら知っています。たしか本家が元締めになって作成していたはずです。実家は分家の中でもかなり小さい分家だったので…それ以上は…。あ、でもミスリル・オリハルコン・アダマンタイト・ヒヒイロカネなどの超希少な素材を持ち込んだ上で、本人の力量を試す試験に合格したら無償で作ってくれる、という噂を聞いた事があります。

試験内容は頑固な偏屈ジジイの本家当主が決めるらしいので、相当キツイとのことですが…」

「めっちゃ情報あるな。ありがとう。

じゃあ明日から鉱石発掘に出かけてくるから、2〜3日留守にするよ。」

すると、開発技術担当のセラフィが待ってましたと言わんばかりに立ち上がる。

「主様!そう言う事でしたら、こちらの通信魔道具をお使いください!」

そう言ってイヤリング型の魔道具を取り出した。

「まだ試作途中ですので、主人様の設計した超長距離でのマルチチャンネルにアクセスとは行きませんが…基地局の施策が難しく…」

(絶世美女のハイエルフ・ロリがしょぼんとすると本当に可愛いな。)

「いや問題ない。このイヤリングとその魔石水晶が通信するんだろう?」

「そうです!基本的にそのイヤリングは充魔なしでも100時間以上稼働しますが、この水晶からの連絡を受け取ると同時に余剰魔力を蓄積し充電する仕組みになっています。その為理論上有効範囲である半径2000km以内であれば、魔力が尽きることはありません!」

(うわぁーお…とんでもないのを作ったな。)

「今後は基地局を各所に作成する事で複数の電話通信が可能となります。また、我々のロマンである衛星を作り上げる事ができたら、世界の文明は大きく前進するのです!我々が!世界の!!最前線になり得るのです!!!」

そうセラフィが言い放つと同時に全員がスタンディングオベーションを送った。

(怖っ…誰だ口笛吹いてるの…アカネ貴様か。あとでその狐尻尾をモフモフしてやる。)

「んんっ…主様からの視線が…濡れてしまいますわ」

「よし、放置。

というわけだから素材が入ったら神東亜皇國にさらっと行ってくるよ。幸いエアボードがあるし、私のスキルと魔術を併用すれば、3時間程度で着くでしょう。」

エアボードとは前世で見たアニメに出てきた風に乗るボードを再現した。

(あの作品好きだったんだよなぁ…アネモネェェェ!いかんいかん著作権に引っかかる。)

「私も行ってもよろしいですか?」

「アカネ来るの?大丈夫?」

彼女にとっては苦い思い出の多い地だろう。

「問題ございませんわ。道案内程度はさせてくださいまし。」

(徐々に言葉が京都風になってきてる…皇國の方言なのかな…)

「わかった。よろしく頼むよ。

じゃあ今日もあともう少しだけ仕事頑張ろうか。」

「「「「「「「はい」」」」」」」

「しゃぁぁぁぁんなろぉぉぉぉ!」

(なんか聞こえたな…)


後日聞いた話だと二人のデートという事で姉妹全員から模擬戦を挑まれたのだそう。まぁ怪我だけは気をつけて。


刀はロマン。衛星はロマン。

ロマンこそ人生である。

↑いずれこの作品でも「ロマンって結局何よ?」ってのに触れます。完全な持論ですが。


最近暑くなってきて、ヘアアイロンを使用すると洗顔後なのに汗が噴き出てきてマジで困ります。なんかおすすめのアイテムないですか?卓上扇風機使うしかないのか…

あと前髪が上手くカールしない…何故だ…

美容師からは「ひゅーやってヒョイだよ。ヒューヒョイ。わかんない?センスねぇー」って煽られました。ヒューヒョイってなんだよ。反転術式レベルの難しさで笑ってます。


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