事件を解決する授業をするとはなかなか面白いな。
フライドファたちが入学してからまだ数日しかたっていなかったのに学校で殺人事件が起きてしまった。なんとも言えないものだ。
そして校長に呼ばれた火外留先生は校長室にあったソファに座り校長はその向かいにあった校長が座る席に座り隣にはいつ現れたのかはわからないが副校長が立っていた。
ちなみに校長は男しかし副校長は女だった。
「さて火外留先生、間もなく警察の方々が来るので対応よろしくお願いします」
「了解しました。それはそうとしてわしに何の用ですかな?」
「ああ、そうだったね、じゃあ副校長先生頼めるかい?」
「はい、わかりました」
すると副校長は一歩前に出て火外留先生に手に持っていた書類を渡し火外留先生はそれを見てはっとした。
「校長本気ですか?こんなこと政府にばれたらあなただけでなく担任の先生の首も飛びますよ!」
「ハッハッハッハ。笑えるな。まさか火外留先生がそんなことを言うとはな意外だったがしっかりとした理由があるんだよ。実は君も知っての通りこの学校にはスパイが何人かいてねそのせいで前の三年生がぐちゃぐちゃになってな。おかげで先生も何人も減ってしまったのだよ。その問題を解決すべく私は入学式でスパイがいることを言ったのだがまさかこうなるとは。そして私と副校長で考え流先生のクラスにこの殺人事件?の謎を解いてもらおうと思っているんだよ。いいや解いてもらう。もちろん流先生には言ってるから問題ないよ」
「そうでしたか、ですが本当にあなたは何を考えているのですか?校長!」
「フッ。君はこの学校の古参だが私のほうが一応上司だぞ?立場をわきまえろ火外留先生?」
そう校長が言うと火外留先生はビクッと体を震わせた。
「申し訳ありませんでした校長先生。まぁ殺人事件調査というか推理力は必要だと思うのでまぁ目を瞑っておきましょう。では私は警察の方々を案内しなくちゃいけないので失礼します」
「ああ、いってこい」
火外留先生が行くと校長は回転する椅子をくるっと回し窓の外を見た。
「いや~さすがはこの学校の古参先生、あの噂は本当だったようだな」
校長は黄昏?手には火外留先生の教員資料があった。
一方フライドファとプロシットは自分のクラスに入り二人ともなぜ殺されていたのかを考察した。
フライドファのクラスを見てみよう。
「う~ん、謎だな」
「なにが謎なの?」
「うわっ!」
フライドファの前に突然現れたのは牙宮さんだった。
「って牙宮。何の用だ?」
「なんでドライなの?ひどくない?まぁいいけどそういえば何を考えてたの?」
「秘密だ。これは言ってはいけないことだからな」
「ふ~ん、ま、いいか。そうそう、聞いた?」
「何をだ?」
牙宮の目を見ていなかったフライドファは牙宮の不意な「聞いた?」という言葉を聞くと牙宮の目をじっと見た。
なぜそういうことになったのかというと「聞いた?」といったときのイントネーションは本当に大変な時に言うイントネーションだった。それがわかるのはスパイだった。
「目が怖い。え~っと実は学校で殺人事件が起きたんだって」
「ああ、それかそれなら知ってるぞ」
「ふ~ん、そうだったんだ。じゃあいっか」
そんなことを告げ牙宮は自分の席に戻っていった。
それから5分後この一年C組の先生である流先生がやってきた。
流先生は数学の担任で今日の一時間目の授業は数学だった。
そして流先生が音頭を取り朝の会が始まりほどなくして先生の話になった。
「はい、えーっと今日の一時間目の授業は数学の予定だったが総合にする。やることは君たちも知っての通りこの学校で起きた殺人事件の調査だ。一応警察の方も来ているから何か知りたいことがあったら話すといい。そうそう、これは強制じゃないから血生臭いのがいやだったら教室で自習でもいいぞ」
そう先生が告げ朝の会が終わると生徒たちは各々考え結果を出した。そして一時間目が始まる5分前生徒の半数は殺人事件を調べるため外へ、ほかの生徒は血が怖いや警察怖い、などの理由でクラスに残った。
外に行った生徒の中にフライドファはもちろん含まれていた。
一方流先生はクラスで自習メンバーの指導をしていた。
一方外では警察の人と火外留先生が一年C組の生徒の半数を前にして話をしていた。
「えーっと私は警察です。一応刑事です。名前は言いません。えー、皆さんには危険な行為はせずに推理してみましょう。ではスタート」
警察の人は棒読みで告げゲームの開始を告げるように言うと生徒たちはワーッと走っていき殺人現場の第三校舎の下や近くの草むらをいじった。ちなみに手にはしっかり手袋をし指紋がつかないようにしている。それとマスクもつけていた。
一方フライドファは学校近くにあるビルの屋上に人がいるのを察知した。そのビルがあるのは学校から10分歩いたところだ。結構近いのかもしれないが学校から見えるのはすごい。
一方フライドファがみた屋上にいた人は…
「アッハッハッハ。どうやら私のことを見ている人がいますよ。ねぇ同族?」
「そうだな、あの事件が解明されたら少し面倒だがどうするんだ?」
「んっ!話聞いてましたか?私はあそこにいる少年に私たちの居場所がばれたのを言っただけですがなんであの事件になるんですか?」
「いや、あいつ普通の人とは違う気がするから行っただけだぞ」
「そうでしたか、まぁいいでしょう。さっきの言葉は聞かなかったことにしてあの子の対象はどうしますか?」
「そうだな様子見でいいだろう」
「そうですね。」
ビルの屋上にいた人たちは二人とも服の上から美容院や床屋などで着るテルテル坊主のぴらぴらを羽織っていた。
そのあとその人たちはジャンプして去っていった。
おそらくスパイやなんか普通じゃない組織の人だろう。
さっきビルのところにいた男女は後々フライドファたちとかかわることになる。
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どうも、作者です。最後に出てきたビルの上にいた人たちはこの事件が解決されたとき何かを起こします。ぜひともその時までお待ちあれ!See you!