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二日目から災難だな。とりあえず頑張れよ

 入学式の翌日、二人は午前6時に起き朝食の準備をし6時半ごろに朝食を食べ終わると7時半までのんびり過ごしそこから制服に着替え午前7時50分から57分ごろ鍵をかけ学校に向かった。


「なぁ睡六、今日の天気って晴れだよな」


「何を言ってるの雷水今日は快晴よ」


「あ、そうか快晴か」


「それがどうかしたの?」


「いや快晴なのになんだか嫌な予感がしてな。あまり大きな声では言えなんだがスパイの予感的な感じかな?」


「ふ~ん。私は何も感じないけど強いて言うなら血の匂いがするぐらいだけど」


「オイオイ血って。それは本当か?」


「ええ。そうだけどどうかしたの?」


 そう、プロシットは血の匂いがわかるのだ。最低一㎞離れていてもわかるのだ。その異能からつけられるであろう二つ名は『感血の姫』。だがこの二つ名少ししょぼそうなのでプロシットはプロシットと呼んでおこう。

 それはさておきなぜフライドファが焦ったのか?その理由は明白、血の匂いがする方角にあるのは学校。そう、何か事件があったのだ。え?ほかの住宅街じゃない?と思うだろうがそれだとすぐに警察が来てここら辺は大騒ぎになる。まあ学校も同じだがフライドファたちが通っている学校には警察関係者がいるのでわざわざ呼ぶ必要がない。それと医者もいるためけがしたらすぐ直してくれるので緊急時以外警察や消防に連絡は入れないのだ。

 と、言うわけでその結論が出された。

 フライドファはそのことをプロシットに伝えるとプロシットはさっき以上に血の感じを探し、探し終えるとフライドファの手をつかみ学校の第三校門まで走っていきそこで人だかりができているのを見つけた。

 



二人はそこに入っていくと入学式であったマッチョ先生と遭遇した。マッチョ先生は二人をにらんだ。なぜか知らないが睨んだ。二人はマッチョ先生がやっていたサイドチェストをしマッチョ先生のにらみを止めさせプロシットが満面の笑みで何があったのか聞いた。


「先生、いったい何があったんですか?」


「ん?ああ、実は昔の生徒が死んでいたんだよ。ほらあそこ」


 マッチョ先生は第三校舎の屋上あたりを指さすとそこには首をつっているスーツを着た男性の姿が……。

 その姿を見た二人は「なんでこんなところに学校関係者じゃない人がいるんだろう?」と思うがその他の人は「え、しっ死んでる。キャ~!」か「うぇ~」(地上天の川)や「あ、」(失禁)。などと言った驚きや吐き気などだろう。

 なぜ二人が違うのかって二人は人の死に目に会ってきたんだよ。言い方は悪いが二人はもう、この光景に慣れてしまったんだ。

 

「あれは死んでいるんですか?」



「そうだよ。幸い、住所を特定するものが入っていたから助かったよ。え~っと。彼は廣銀 伝ノ涯。この学校の卒業生で今は会社員をしていたらしいよ。独身だがお金はたくさんあったらしく暮らしには不自由なかったらしいんだ。なのになんで死んじゃうのかな?あ、ごめんねこんな話をしちゃって。あと学校は通常通りやるけど第三校舎は使えないから」


「あ、はい分かりました」


 プロシットがそんなことを告げフライドファと一緒にクラスのある第一校舎に行った。


「ねぇ雷水、あれどう見ても殺人だよね?」


「ああ、あれは殺しだ。自殺に見せかけたトリックさ。片方の足に包帯がまかれていたし近くにはその人の割れたメガネが落ちていたしな」


「ふ~ん細かいところまで見てるじゃん」


「そりゃあな。それにしてもなんでこの学校で殺されているんだ?俺たちは探偵じゃないが調べてみる価値はありそうだな」


「そうだね、じゃあ早速準備をって無理じゃない?学校始まったばっかだしさ」


「それもそうか、じゃあ家で考察してみるか」


「そうしよう」


 一見のんきに聞こえるこの会話、しかし、事件の謎を解き明かす重要な話をしているのです。重要度は人それぞれですが。

 


                  *

 一方二人が事件現場から去った後事務の先生と雷水のクラス、一年C組の担任流先生が事件現場にやってきた。


「まさか、こんなことが起こるとは予想できたやつはおるか?」


「そんなの不可能ですよ火外留(かがる)先生」


「ほう?そうかのう?」


「ええそうです」


「そうか、じゃがこれは自殺ではないな」


「そのようですね」


 流先生と一緒にやってきたのは事務の先生火外留(かがる) 超太(ちょうた)先生だった。

 火外留先生も雷水たちと同じく殺人だとにらんでいるらしく少し不愉快そうだった。


「まったく、なぜわしらの学校に死体を捨てるかのう?ま、こやつは卒業生なんだがな」


「本当にそうですよ。まったく困ったものです。さてどうしますか?先生」


「簡単なことじゃ死体を降ろせばわかる。頼めるかな?」


「「「ハイお任せください」」」


 火外留先生が言うと三人の先生がやってきてフワフワマットを持ってきて死体のちょうど真下に置いた。

 すると火外留先生は着ていた服の内ポケットから鋼のブーメランを取り出し死体がついているひもめがけて投げた。 

 するとそれは見事に死体にあたり紐が切れてフワフワマットに死体が落ちたのだった。

 一方火外留先生は戻ってくるブーメランを鍋を運ぶときに使う手袋?でブーメランを受け取った。


「うむ、少し切れ味が落ちているな。そろそろ新しいのにするかのう?」


「ふっ。何言ってるんですか?まだ使えると思いますよ。それはひもなどは切れても人を切ることはできないブーメランですよね?ということはまだ平気なんじゃないですか?」


「いいや平気じゃないぞ。5年前はこのブーメランは今より少し早く帰ってきたぞざっと0.5秒くらい早く」


「そうですか、それより死体の確認しますよ」


「ほいほい。あまり老人を急がせるな流先生」


「はぁ~」


 流先生と火外留先生は死体を確認している。なぜこの人は死んだのか?とかではなくどういう状態化を見ている。


「ふむ、やはり他殺か」


「どうやらそのようですね、腹に小さな穴が開いて心臓が貫かれていますから。しかし、背中から刃は出ていない、となると手の込んだ犯行のようですね。警察呼びますか?」


「その必要はありませんよ。こちらですでに呼んでいるので」


「「「「「校長先生!」」」」」


 やってきたのは校長だった。この校長警察をあまり呼びたくないと時々言ってるんだが今回だけは違った。


「そりゃあいくら私とて元生徒が殺されたなら警察を呼ぶしかありませんもの。さて皆さん。もう少しで警察の方がお見えになりますので遺体にブルーシートをかけておいてください。あ、新品ですよ」


「はい分かりました」


 そう告げたのは流先生だった。


「そうそう火外留先生ちょっとこっちに来てください」


「あ、はい」


 火外留先生は校長先生に連れられ校長室へと行った。


ほどなくして警察が来ることになるんだが警察が言い放つ結果とは…

__________________________________________

 さて大変な感じになっていますね。いったいどうなってしまうのやら?楽しい学園生活を送れるのでしょうか?二人は、

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