例の施設へ行く準備
プロシットとフライドファは家である施設にガルスロナなどの常人ではない者たちが侵入したということを聞いた。そのため二人は何があったのかを調べるべくリビングにあるテーブルにパソコンや地図などを広げカーテンを閉めネットのセキュリティーを極にして調べている。
「ねぇ雷水、そっちは入れた?」
「ああ、入れたぞ。セキュリティー甘いな。それか壊された後だからか?」
「さぁね、そんなの知らないよ。位置はわかった?」
プロシットとフライドファは眼鏡をかけパソコンをいじっていた。
「こっちだとわからないな。お前のほうで頼めるか?」
「はいは~い。わかったよ」
プロシットはパソコンを使いその施設を探している。
「ないな~どこにあるんだろう?もしかしてこの国じゃないのかな?全世界で試してみようっと」
全世界でやったため北方に施設を見つけた。
「あった!ここだ。」
「そこか?遠いな。仕方ない。飛行機とっていくか」
「そうだね」
フライドファはスマホで飛行機の予約をしてそのあとパソコンを閉じ地下室に向かった。
「雷水?どこ行くの?」
「地下室」
「え?まって、ということは武器持っていくの?」
「ああ、」
「まって空港で止められない?」
「そうか、平気だぞ。僕たちが持ってる武器って検査機をすり抜けることができるからさ」
「そいえばそうだったね」
二人は楽しそうに話をし行く準備をしそろそろ出るかと思った途端来客の知らせがあった。
「こんな時にだれだ?」
フライドファはモニターを見た。そこにいた人は牙宮だった。
「げ、牙宮か」
「「げ」って言わないの。そうだ、報告しておくことが一つある。牙宮さんに私たちが一緒に暮らしてるって言った。両親も一緒にって言っておいたから問題ない。」
「睡六」
「なに?」
「なんでそんなことを言ったんだ?」
「いや、あの子なんとなく私たちが一緒に住んでることに気が付いてたし。ほかの人に言われても困るじゃん?だから言ったの」
「わかった。とりあえず俺が出る」
「お願いね~」
フライドファは精神統一をし玄関に向かい扉を開けた。
「は~い、あ、牙宮。どうしたんですか?」
「やっぱり一緒に住んでるんだ。いいねフライドファ」
「よくないでしょ?で、何の用?」
「えっとねなんだっけ?そうだそうだ、さっき先生から電話があったんだけど明日学校休みだって。ふたりは知らないでしょ?先生の連絡先」
牙宮はそれを知らせるためにわざわざ二人の家に来たのだ。学級委員ですか?あなたとツッコみたくなります。
「ないな、ありがとうな牙宮」
「ど、どういたしまして。それで?これからどこか行くの?いい服着てるじゃん」
疑いの目をし上目遣いでフライドファを見た。
「ああ、すこし殲滅………いいや親せきに会いに行くんだ」
「壊滅?え、なにそれ?」
いつもの癖か知らないがフライドファがそんなことを言ってしまったせいで牙宮に疑われてしまった。これは失態である。それに秘密を知られたからには生きては帰さないというスパイやエージェントなどのお決まりのせいで腰につけていたホルスターから拳銃を抜こうとしてしまった。今まさに安全ピンを抜いて………
「何言ってるの?雷水、ごめんね牙宮さん親戚の家にゴミがたくさんあってそれを殲滅しに行くということだよ。」
「そうなんだ、大変だねがんばってね。じゃああたしは帰るね」
「うん、またね~」
プロシットはにっこりスマイルで手を振りながら玄関扉を閉めた。
そのあとフライドファが持っていた拳銃を奪い彼の額につけた。その際殺さないように安全ピンを付けた。
「癖なのか知らないけど「殲滅」って言葉使わないで?」
「すまん。だがな、人の拳銃を抜くなら俺が攻撃するというのを考えておけ」
「え?ああ、やられた。」
プロシットの腹に拳銃があたっていた。
「フ、だが俺の額に拳銃をあてる能力がついたのについては褒めてやる。あ、こんなことやってる場合じゃないな。おい行くぞスリシク」
「そうだねサンウォス」
二人はそう告げ荷物を持ち空港に向かった。もちろん家の鍵を閉めて。ついでに言うなら侵入したものをミンチにする装置やとらえる装置を起動し。
しばらくして二人は空港に着いた。
「広いねやっぱり空港」
「だな、僕チケット取ってくる」
「いってら~」
フライドファ予約した飛行機のチケットを受け取りに行ってる間プロシットは空港にあったソファに座った。
「ミススリシク初めまして。国際組織アンデラゲ儀のエージェントです。」
「ふ~ん。それで?国際組織アンデラゲ儀の人が私に何の用かな?」
プロシットは不思議な組織のエージェントを名乗る人と話していた。
「実はこれからあなた方が向かうところにある施設へ入るための鍵を渡しておきます。これは私の上司からです。」
プロシットはエージェントを名乗る男に施設に入るための鍵とやらを受け取った。
「あなたの上司ってもしかして私たちと同じスパイじゃないの?こんな高価なものを私に渡すなんてどういう神経してるのかしら?」
「フッ、なんとでも言うがよい私の上司はそんなことで屈しないのだ。ではまた会おう。」
国際組織アンデラゲ儀の職員はソファから立ち上がり去っていった。
それと入れ違う感じでフライドファがやってきた。
フライドファとプロシットは飛行機に乗り北へと向かった。北に着くと大変な事態になっていた。
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いった通り雷水サイドでお届けしました。次回は別の国に行きます。さぁどうなるのでしょか?次はではまた~




