映画で楽しんだのか。いいじゃないか。
フライドファとプロシットは何にもしゃべらないで家に帰り玄関ドアを開けて閉めると………
「「ふぁ~~~~」
「同じこと言うなよ。プロシット」
「同じ言葉を返してあげます。雷水」
「はぁ~。で、お前はどう思う?」
「どう思うってどれのこと?」
プロシットとフライドファは靴を脱ぎしっかりと手を洗いながら会話をしていた。
「そりゃあガルスロナとかの話だ。あいつらはこの銀ができる前のことを知っていた。と、いうことはだ。ガルスロナがいる組織の中に前の世界から生きてるやつや前の世界を知っているやつがいるかもしれないということについてだ。」
「そう、そうだね。私はもし前の世界を知ってるやつがいても表には出てこないと思うよ。だってさ、そんなやつが前線に来ると思う?ないよね普通」
「そうだな。あ、そいえば明日は普通に授業があるらしいぞ。準備しとかないとな」
「急に何?とりあえず準備はするけど………。そういえば雷水、まだ時間あるけどどこか行く?」
睡六はかわいい感じに言い………言わなかった。どうつけだのかというといつも通りの声と顔で告げた。
「どこってどこに行くんだ?」
「そうだね、映画とかどう?」
そのときプロシットの顔がにこっとしたのは気のせいだろうか?
「映画か。いいな。で、どんな映画見る?」
「う~んとね。面白いやつ!」
「面白いやつか。じゃああれ見るか。最近公開したアニメのやつ」
「!いいね!それじゃあ映画館に行こう!」
「そうしよう!」
フライドファとプロシットは映画を見るべく歩いて映画館に行った。しかし、横並びではなく10メートル離れた距離で向かった。それは同級生にあったとき「あれ何で二人でいるの?」と言われる危険性があるからだ。
歩くこと20分二人は5階建ての映画館に着いた。中に入ると人はほとんどおらず(それもそのはずだって平日の昼過ぎだからだ。)
「遅い~!もしかしてのんびり来たでしょ?」
「そうだな、のんびり来たな。でもいいだろ?のんびり来ても」
「まぁそかも。ってそれより早く映画見に行こ!」
「そうだな」
フライドファとプロシットはカウンターに行き映画のチケットを二枚とジュース二つ、ポップコーン二つを買い入場開始までの時間二人は空いていた椅子に座りくだらないことを話した。
「そういえば雷水、ここに来るときなんか私たちと同じ仕事をしている組織らしき人から連絡があってね。来週北緯60.000度、東経100.000度あたりに来いとあったんだけどどうする?」
「そりゃあ行くに決まってるだろ?だって僕たちと同じ仕事をしてる組織だろ?」
「まぁそうだね。もし敵対勢力だったら潰せばいいだけだしね」
「そうだな」
周りから聞いていると少し怖い会話だが当の二人からすると普通の会話だった。
そして映画の時間が来て二人はスタッフの方にチケットを渡し半券を受け取ると二人は見たい映画が上映するところに行き取った座席に座ると映画が始まるまで待った。もちろん二人は携帯電話の電源を切っている。
「間もなく映画が始まりますので携帯電話の電源を切ってください」
そう、アナウンスが入りそのあとすぐに映画が始まった。
映画は最初キャラクターのちょっとした説明から入りいきなりギャグがあり中盤はちゃんとした話で最後のほうは次回に続く流れになっていた。映画は2時間30分モノで見てた人は全員楽しんでいたようだ。
そして見ていた観客が全員帰りフライドファとプロシットだけになると二人は立ち上がった。
「面白かったね、雷水!」
「そうだな、超面白かった!じゃあグッズ買って帰るか。」
「うん!そうしよう!」
そして二人はグッズを買って家に帰ったのだった。
ガルスロナが所属している組織に帰るとある命令が下されガルスロナとガルスロナレベルのやつ二人と一般兵がどこかに向かった。
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前回ガルスロナサイドでやると言っておいてフライドファサイドになりました。すみません。それは置いておいて一般人ではない雷水と睡六が楽しそうなことをしましたね。いいですね映画。私も見たいです。二人と一緒に。魔他地火異悪亜伊師間所兎!(←「また次回お会いしましょう」です。)




