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終末から始まる物語  作者: 風間流治
深淵を覗くと
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穴を抜けた先・・・

その日、流治はパソコン部の部活が終わり、

六花とともに帰宅しようと、学校から駅のバス停への

坂を下っていた。


周囲には同級生の何人かが、部活の片づけを済ませて、

同様に帰宅の途についていた。


それは偶然だったのか、必然だったのか。

その日、その場にいた人物は以下の通りだった。


増田 智哉:頭脳明晰・運動神経抜群。野球部

田沼 和也:義理人情にあつく、力が強い。野球部

風見 隆二:風間家の遠縁の家系。頭が良く。またムードメーカ。野球部

葵 舞  :お嬢様。日本舞踊などに造詣がある。吹奏楽部

佐藤 香織:頭脳明晰。楽器の演奏も得意とする。吹奏楽部

今川 基直:今川家の分家。現在は昇格して、本家筋に。テニス部

鈴本 鉄平:旅館経営者の子供。規律を重んじるタイプ。テニス部

浜口 正幸:柔道を得意とし、若干脳筋 パソコン部

国枝 照宗:背が高く、お調子者 バレー部

楠 恵梨香:泣き虫だが、心優しい バスケ部


そう、各人が以下の職業にたいして、適正があったのだ。


増田 智哉:勇者

田沼 和也:重騎士

風見 隆二:守護騎士

葵 舞  :女帝

佐藤 香織:魔導師

今川 基直:賢者

鈴本 鉄平:弓兵

浜口 正幸:武道家

国枝 照宗:槍術士

楠 恵梨香:魔獣使い


それは必然だったの偶然だったのか、

力が強いものが一同に会していた。


そして、それは起きた。

学校から駅までの途中に高架用の少し曲がったトンネルがあった。

そのトンネルは薄暗い電灯がついているものの、

入口から出口が見ずらいものになっていた。


だから、12人は気づかなかった。

自分たちが、異世界をつなげるゲートをくぐったこと・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まず、最初にゲートをくぐったのは野球部の3人だった。


「ここは・・・どこだ?」


そこは、神社の社の中のような場所だった。

目の前に、衣冠単の装束を来た数人の神官らしき人物と、

羽織をまとい、胡床に座った5名ほどの偉そうな人物が座っていた。


「うぷっ。ちょっと!増君!へっ?」


次に女の子3人が前に気づかず、前の3人にぶつかった。


「うわっと。」


続いた、国枝、浜口、鈴本の3人が、走ってきて、

いつもと違う地面との感触に倒れそうになる。

そして、


「「「げっ!」」」


最近よく裏の家業で引っ張りまわされる3人は

また、何か変なことに巻き込まれたと、苦い顔を浮かべた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日の夕方、各家の親は大騒ぎになった。

自分の息子が帰らないからである。


ただ、その中で、今川と、風見、風間の3家の家庭はちょっと事情がことなった。

なぜなら、帰ってこないのは何か怪異に巻き込まれたからだと想定ができるが、

如何せん、どんな術を使っても居場所が特定できないのである。


そんな時、ある手紙が、各家と学校に届けられた。


「今、ゲームやファンタジー小説のような世界にいます。

 なんでも危機的状況のようですので、黙って帰るわけにいきません。

 帰れるようになったら、また連絡します。」


そんな手紙だった。学校と各家族は何かのいたずらかと思ったが、

今川と、風見、風間の3家は神妙な顔をしているのを見て、

他の9家族と学校側はのっぴきならない何かを感じ、次回の連絡を待つことで、

その場は解散となった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー風見家ー


「紅葉、信幸。この手紙を各家庭と学校に送ったのはあなたたちね。

 流治たちはどこにいるの?」


「確かに各家庭と学校に送ったのは俺たちだが、居場所は知らん。

 部屋の前に、手紙と一緒にメモが貼ってあって、配布をお願いするむねと、

 いざとなれば六花のキーで、帰ってくることが書いてあっただけだもの。」


「そう。ということは、キーで一時的につないで、

 手紙とメモを放り込んだってとこね。

 一体どこにいるのかしら。」


「流治たちがいるんだから、大丈夫でしょう。」


「だといいんだけれど。」

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