それぞれの結果
六「とりあえず。6章エピローグです。」
紅「ぎ、ぎりぎりでしたね。」
『はぁ~。しくじったな~。』
『嫉妬』はそう言って、起き上がる。
<そうよな。まさか空間と空間のつながりを『無くされる』とはな。>
横にいる榊も悔しそうに口にする。
『でっ。どんな感じよ。』
<あ奴が最後に言った通り、空間をつなげることは難しいな。ただだ。>
『なんだ。』
<あ奴はこうも言った。言霊の力を消すことは難しいとも。>
『なるほどな。空間をつなげられなくとも。干渉はできるかもしれないと。』
<今は無理だが、時間をかければな。>
『そもそも。あんな力を持っているのに。なぜ俺らを消さなかったんだ。』
<さあな。我と同じで、空間にしか干渉できないのではないか?>
『まぁ。時間はあるし、考えてみるか。』
<ああ。この空間から。目にものを見せてやろうぞ。>
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幸代が流に話しかける。
「流。あなた。」
「流は寝ているよ。」
「じゃあ、誰なの!」
「俺は、流からはエンデと呼ばれている。」
「そのエンデさんは何をしたの?」
「そう。険呑な顔をしなさんな。説明は後でするよ。
それより、今川夫妻を抑えないとね。
信兄、お願いできる?」
「あ、ああ。」
信幸は符を出し、今川夫妻に貼っていく。
それを確認するとエンデは口を開いた。
「さて、何をしたか?だっけ。空間と空間の接続をなかったことにした。
ってとこかな。」
「っ。そんなことをすれば!」
六花が叫ぶが、エンデは落ち着いた様子で返す。
「行き場を失った異界の力が爆発する?」
「なっ。じゃあ、どうして?」
「爆発してないだろ?俺がやったのは異空間を構成していたものを
通常空間にはなかったことにした。と考えてもらえばいいかな。」
「そんな。高等なこと流はできない!」
「俺はできる。」
「あなたは何なの!」
「さぁ。何だろな。俺も知りたい。だが、これだけは覚えていてほしい。
俺はあんたたちを大事に思っている。だから、あんまり無理はしないでくれ。
さて、俺はまた、この体で眠るとしよう。じゃあな。」
「まっ。」
六花がまだ質問しようとするが、エンデが挨拶をすると、
流治の体は力が抜けたように、倒れる。
「おっと。」
その流治の体を正幸が受け止める。
「だれでもいいさ。俺はさっきの奴に流の片鱗を感じた。
戦っているときもそしてさっきも。
それだけで十分だ。俺らを思ってくれるなら。それで。」
「そうね。」
「むぅう。」
納得いかないといった顔の六花の頭を紅葉はくしゃくしゃとなでた。
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「さて、今川の当主よ。何か言い分はあるかな?」
「いいえ。ございません。」
神主の服を着た男性の前で、今川の当主は悔しそうに首を垂れる。
「普通なら、主のような罪人は二度と悪さができぬよう。
死罪にするところだが・・・。なぜか主は術者の力を失ったようだ。」
その言葉を聞いて、今川の当主は驚愕の顔をして、面を上げた。
「なんだ。自らのことなのに知らなんだ。まあ、よい。というこでだ。
術者だったという記憶を消され、自ら子を殺したことを悔やみながら、
生きるがよい。それが何よりの罰となろう。」
「いやだ。やめろ。やめてくれーーー!」
今川の当主は叫ぶが、衛兵と思われる男たちに連れてかれた。
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「さてっと。俺の知りたい情報はどうすれば手に入る。
時と空間の知識は手に入れた。世界とそれを救う方法はどうすれば手に入る。
彼女やあの人達を失わないようにするにはどうすればいい。」
エンデは流の中で得るべき情報の条件を思考し始めた。
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「レイ君にいつになったら会えるかな?」
大きな窓の外を見ながら、少女はそうつぶやいた。
六「この後は不定期になる予定です。」
紅「応援よろしくお願いします!」




