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終末から始まる物語  作者: 風間流治
繋がる絆
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強欲と色欲と

紅葉「ラスト前のだよね」

六花「どうだろう」

流治「To be continued みたいな話があるかも。」

「さて、秋姉大詰めだよ。」


「そうね。あと回収できていないのは、弓矢、大楯、扇の三つね。」


「そう!どれも、とある大国の都に反応があったは。」


「ではちゃっちゃと行って回収しますか。」


「今回は俺も行くぞ。気分転換にな。」


「「「しゅっぱ~つ。」」」


紅葉は鍵を刺して、ドアを開けて一歩踏み出す。

その瞬間紅葉の腕輪の一つが赤く輝く。

前々回と同様、石畳が敷かれた路地だった。


「さて、どこから行こうか?」


「あれ?姫さん?マーリンさま?」


「「えっ?」」


そこにはザ・エルフといった美男子が弓矢を背負って立っていた。


「やっぱり、お二人じゃないですか。懐かしい気配がすると思ってたんですよ。」


「ルーシー?」


「そうです。立ち話も何なんで、近くの酒場に行きません?おごりますよ。」


そういって、紅葉達8人をつれて酒場へと案内する。


「いやー。千年ぶりですか?こっちの世界かわらないでしょう。」


「そうね。ところで、なぜあなたは人の姿をしているの?」


「魔力が高いせいですかね。しばらくは、人やエルフに使われていたんですけど、

 人形を作って憑依ができるのではないかと考えて、

魔力との親和性の高い木を見つけては、

 人形を作って憑依を繰り返したんです。

 すると今では人と変わらない姿を見せることができるまでになったんです。」


「なるほど、能力と発想によってそんな姿を手に入れたのね。」


「いや~。それにしても姫もそうですが、女性の方は皆お美しい。」


「あなたのそれはもう病気ね。ところで、」


「えぇ。わかっています。この国にある扇と大楯ですね。調査はしていました。

 私たちは仲間ですし、それに彼らもこの国に使われるのは

かわいそうですしね。」


「というと。」


「この国はもうかれこれ、500年は王が変わっていません。」


「悪魔ね?」


「えぇ。『色欲』と『強欲』です。

各言う、私も『色欲』に操られそうになりましたが、

直接は会わなかったのと、運が良かった関係で、

こうして情報提供できるわけです。」


「2柱とは厄介ね。」


「『色欲』、異性なら洗脳を同性なら同化を行い操ることに特化した悪魔ね。

 『強欲』、武器や魔力など相手の所持するものを

何でも奪うことのできる悪魔だったかしら。」


「いや~。姫の今生の母上ですか?博識ですね~。」


「情報は力になるのよ。」


「ははは。覚えておきましょう。」


「にしても厄介な2柱ね。タリスマン持ちでないと謁見すらできない。」


「持ってなかったっけ?」


「神社で買ったお守りは?」


「「「これ~?」」」


「そうそう。」


「流治とお母さんと理沙たちはそれでいいけど。秋姉と信兄は?」


「私は一応十字架のペンダントを下げているわ。」


「俺は身代わり用の符がある。」


「六花こそ持っているのか?」


「一応、この腕輪が守ってくれると思うけど・・・。」


「六花は潜入は難しいか。」


「なら、母さんと理沙たちとこの町の食い物でも見て回っているよ。」


「そうね。潜入なら、少ない方がいいでしょう。」


「だな。」


「決まりね。ユーリー。あとで、路地に入って。腕輪へ。」


「はい。姫様。」


こうして、信幸、紅葉、流治の3人は城への潜入をすることになった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「「うへ~。」」


紅葉と信幸はあまりの悪臭に鼻を抑えた。


「流治はよく平気だな。」


「風の流れを変えている。」


「ずるい。」


城に潜入するにあたり、下水道と紅葉の採掘で宝物庫に潜入することにした。

悪臭に耐え、宝物庫の下まで、掘り進め、潜入を果たすが、

肝心の大楯と扇が見つからない。


「どこにあるんだ?」


「やな予感がするんだが、悪魔の2柱が肌身離さず持っているってことはないか?」


「まさか。ルーシー。反応は?」


<信幸さんの予想通りかと。玉座の間と思われる。城の中央付近から反応が。>


「まじか~。」


「信兄、秋姉。もう一つ言いにくいだが、匂いが漏れているせいか。

騎士が集まっている。」


「うへ~。はぁ~。気合い入れていきますか。」


そう言って、反応のある場所まで3人は強硬突破をする覚悟を決めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーバンッー


大きな扉が蹴られた兵士の衝撃で勢いよく開かれる。


「ふふふ。やはり来ましたか。」


「これじゃあどっちが罪人だかわからねーな。」


二人の悪魔が口を開く。


「はっ。他人を操って何を言いやがる。」


「そうよ。幼い子供まで使って。」


そう、この悪魔の駒として、この城には醜い姿の子供までもいたのだ。


「ははは。いいじゃねえか。俺らの役に立って死ねるんだからよー。」


「そうそう。変わりはいくらでも手に入るもの。それにね。」


『色欲』と思われる女は手に持った扇を一振りする。


「死なないしね。」


先ほど蹴り飛ばされた兵士や廊下で倒れていた兵や子供が立ち上がる


「あんたたちは~。」


「感謝しているのよこんな武器を作ってくれた『マーリン』とかいう賢者には。」


<傲慢だな。そして、許せんな。自らの優越のために人の魂をもてあそぶのは。

 傲慢になっていいのは、絶対的強者が最低な奴をいたぶるときだけだ。

 流治。>


「何?」


<あとは俺にやらせろ。>


「え?」


<アル>


<なんだ?俺にようか?>


<真名「ルシファー」において命ず。強制ソウルシフト「闇の王」>


<な!>


ーブワッー


そして、部屋は闇に包まれた。

紅葉「これで冒頭につながるのね。にしても」

流治「傲慢なんだよ。俺もあいつも。」

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