4つ巴
紅「まだまだ、私のターン!!そして「令和」になって1発目!!」
「え~。面倒。」
「なんで、こんなことになるのよ。それに弱すぎるでしょ。」
そう、日を改めて、転移したら、再び面倒な展開が待ち構えていた。
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「さぁ。行くわよ。」
「なら、この間の転移で、江戸時代ぐらいと分かったから、
剣道着と模造刀でも挿していこうかな。」
「あっ。そうか。前回はそこに気が付かなかったよ。
確か倉に錫杖があったから、それを持ってこよーっと。」
「なら、俺は十手を二本取り出して来るか。」
「私はロングスカートとシャツにしようかしら。」
「「「ワンピースがいい。」」」
そう言って各自準備をする。
各自が準備が整った段階で、
紅葉は鍵を刺して、ドアを開けて一歩踏み出す。
その瞬間紅葉の腕輪の一つが赤く輝く。
さて、今回はどこにつながったのだろう。
恐る恐る紅葉は覗き込むとそこは、石畳が敷かれた路地だった。
「今回は人里か~。さて、情報を集めようかな。そういえば言葉は?」
「魔素が存在する場所では、話言葉がイメージに変換されるから、心配ないよ。
それに、情報収集の必要はないよ。この前の小屋から、
いくつか私用の魔法具を持ってきたから。」
そう言って、六花は武具の書かれ紙とネックレスのようなものを取り出し、
紙を地面に置き、ネックレスを垂らすように持ち、何かを始めた。
「うん?」
「どうしたの。」
「4つ反応がある。槍、籠手、混、刀かな?でも、うん?」
「はっきりしないな。」
「争っているのかな?反応がいまいち。」
「とりあえず。反応がある近い場所に行かね~。」
「そうしましょうか。」
そう言って、近くだった籠手の反応のある場所に到着する。
「「「ここ~?」」」
「うわ~。」
そこは道場だった。
「なんとなくだが争っている理由が分かった気がする。」
「だよね~。」
「派閥争いね。」
よくわかっていない3つ子以外はため息をつきつつ道場の入り口を開けた。
ーばっ、ばっー
「あ~。俺、外で待っていたい。」
「私も~。」
そこはむさい男たちが、型の練習をしていた。
暑苦しい絵面に六花と流治は引いた。
「むっ。何用だ。」
「ここにある。流派に伝わる武器を渡してもらおうか。」
「紅葉それじゃあ押し込み強盗のセリフよ。」
「だって、こんなくずどもにはあれは勿体ないもの。」
紅葉は、先ほどの少しみた型で、ここにいる人間が、
あまりにも低レベルであることが分かり、がっかりした。
「小癪な。なら我らを倒して見せよ。」
「は~。いいわ、全員できなさい。」
「小娘がなめおって!!」
そういって、紅葉につかみかかろうとするが、
「はぁ~。破!!」
ここは魔素の濃い世界。紅葉の放った拳は炎を纏い、熱風により、
すべてを吹き飛ばした。
「じゃあ、これは返してもらうわ。」
伸びている、道場の面々を見もせず、紅葉は床の間にあった籠手を回収する。
「さて、次は?」
「多分槍かな?」
そう言って、風間家の面々は次の武具の道場に向かった。
「「「わ~!!あれ、おいしそう。」」」
「待って。お金がないわ。」
「あそれなら大丈夫。多分これが使えるから。」
そう言って、六花は懐から硬貨をだした。
「1000年も前のが使えるか?」
「む~。ならあそこの武器屋で、これをインゴットにしたものを売ろう?」
「妥当だな。」
「紅葉姉。」
「わかったわよ。」
そう言って、紅葉は金、銀、銅のインゴットを作り、
みんなで武器屋に入り、お金を手に入れる。
質の良いインゴットだったため、当初の金額より倍額になり、
六花はご機嫌だった。
「「「おいしいね~!」」」
三つ子もおいしいものが食べれて幸せのようだ。
「「「「おい!そこのお前ら!」」」」
広場についたところで、4方から、呼ばれる。
どうやら、各道場の猛者のようだ。
さっきの籠手の道場もいるので、師範クラスをどこからか呼んできたようだ。
他の道場は籠手の道場が簡単にやられたことを耳にして、
我が道場にと引き込みをと考えたようだ。
「「「「我らの師範になってください。」」」」
「だって、紅葉姉。」
「え~。面倒。」
「なんで、こんなことになるのよ。それに弱すぎるでしょ。」
そう、全体的に弱すぎる。武具の力でブーストされるとはいえ、
指導書や目録がないと質の向上は望めない。
そこに受け継げば強くなれる武具とくれば、おのずと質は落ちる。
悪循環で1000年の間に落ちるところまで落ちていた。
「はぁ。逆に考えればこいつらをここで倒せばいいんだろう。」
「そうね。そうすれば道場は空ね。」
「はぁ。一緒で片づけてやるよ。来な。」
「「「「チビガキに用はね~。」」」」
そういって、全員が流治にとびかかるが、
次の瞬間見失い、全員が後頭部に強烈な衝撃を受け沈む。
「ザコが。安心しろ峰打ちだ。」
「「「おおお!」」」
三つ子と周囲で見ていた人たちが流治に拍手をする。
「え~。ないわ~。それで風間家最弱とかないわ~。」
幸代、六花、紅葉は流治の速さに驚く。
「行くぞ。」
そう言って、踵を返し流治は歩きだした。
紅「とうとう、信兄の「の」の字も出てこなくなった。」




